『ラジオNIKKEI賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ラジオNIKKEI賞」の
穴馬探しをお届けします。

いよいよ、今週から
福島・中京開催がスタート。

ラジオNIKKEI賞は
開幕週の6月30日(日)に
福島芝1800mで行われる
3歳限定のG3重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えしましょう。

【ポイント1】
牝馬が大苦戦中

→近10年(中山開催の
2011年除く/2008年~)の
当レースの牡牝別の成績は
下記のとおり。このように
牝馬が大苦戦しています。

牡馬  複勝率22% 10.9.10.106
牝馬  複勝率 6% 0.1.0.17

このようにかなり牝馬が
苦戦しています。この
レースは3歳戦のワリに
流れがやや厳しめでタフな
素養が求められますから、
牝馬ではそもそも苦しく
なる面が多いのでしょう。

今年は牝馬がソコソコの
人気を背負って出てくる
予定ですが、当欄では
推奨しない予定です。

【ポイント2】
「ニブい血統」の
穴一発に要注意

→当レースは、3歳戦の
ワリに流れが厳しめ。
ゆえに、血統的にも
組成内にタフな素養を
備えた馬が、穴をあける
ケースが目につきます。

2010年以降の当レースで
5番人気以下で好走した
穴馬12頭の「父」を診て
ください。(カッコ数字)は
人気順。

10年3着馬(06)ザカリヤ
12年3着馬(16)オペラハウス
13年1着馬(08)ステイゴールド
13年2着馬(14)スタチューオブリバティ
13年3着馬(08)アドマイヤムーン
14年1着馬(05)マツリダゴッホ
14年3着馬(07)スズカフェニックス
15年3着馬(12)ゴスホークケン
16年2着馬(09)ネオユニヴァース
17年2着馬(08)ステイゴールド
17年3着馬(09)ブレイクランアウト
18年3着馬(09)バゴ

このように、キレ・
瞬発力をウリとしている
「鋭いタイプ」の血統の
馬は皆無。

普通の芝のレースでは
あまり出番が無さそうな
ダート血統やパワー血統、
スタミナに長けた血統など
「ニブめの血統」の馬の
好走が多く目につきます。

出走馬の血統を診る際は、
各馬の配合のニブさを
勘案したいレースです。

【ポイント3】
「トップハンデ馬」は
さほど信用できない

→毎年記しているテーマ。
昨年はトップハンデ馬が
勝ちましたが、それでも
近年トータルの結果や
当傾向が持つ「意味」で
鑑みると、まだ当傾向は
「有効」と診ますので
あえて今年も記します。

2010年以降の当レースの
トップハンデ馬の成績を
診てください。
(11年は中山開催のため
除く)

10年 8着 57キロ ガルボ   13番人気
12年11着 56キロ サンレイレ 3番人気
12年12着 56キロ サブジェク 4番人気
13年 4着 56キロ フラムドグ 3番人気
13年 5着 56キロ シャイニー 6番人気
13年15着 56キロ ガイヤース 1番人気
14年11着 56キロ ショウナン 4番人気
15年 1着 56.5キロ アンビシ 1番人気
16年 5着 57キロ ブラックス 2番人気
17年 6着 57キロ サトノクロ 1番人気
18年 1着 56キロ メイショウ 2番人気
18年 7着 56キロ ケイティク 6番人気

このように(2.0.0.10)。
ハンデキャッパーが
「出走馬の中で最も強い」と
認めた馬の成績とはとても
思えないほど、不振です。

そもそも、当レースで
56キロ以上のハンデを
背負った馬は、下記の
ように今ひとつです。
(中山開催の2011年を
除く近10年/2008年~)

56キロ超  複勝率19% 3.1.1.21
55キロ   複勝率36% 1.5.2.14
54キロ   複勝率22% 5.1.2.29
53キロ以下 複勝率13% 1.3.5.59

3歳トップホースは、この
時期は「夏休み」の最中。
ですから、当レースに出て
くる3歳馬=トップ級でなく
どうしても出走メンバーは
「ドングリの背比べ」と
なります。

ゆえにラジオNIKKEI賞の
出走馬の力量差はあまり
ない、ということ。

にもかかわらず、少しの
実績の違いに目をつけて
各馬のハンデを設定し、
「ハンデ重賞」として
無理矢理?成立させようと
しているため、ハンデ差が
結果に響きやすくなって
いて、トップハンデ馬を
はじめとした「重めの
ハンデの馬」が苦しんで
いるのでしょう。

しかし、検討材料が
少なめの3歳限定重賞ゆえ
ファンはどうしても
「ハンデ差」に注目します。
ハンデを背負わされた馬の
馬券が、当レースでは
よく売れるのです。

実際に、上記12頭の
トップハンデ馬のうち
9頭が、4番人気以内の
人気に推されていました。

つまり当レースにおける
トップハンデ馬=人気に
推されているのにあまり
好走しない=狙ってトクな
ことが無いのです。

昨年は2番人気の
トップハンデ馬が
勝ってしまいましたが
当欄はあえて今年も、
「トップハンデの人気馬を
消して妙味を探る」策を
とりたいと思っています。

【ポイント4】
前走「条件戦」出走馬に
注目?

→近10年(中山開催の
2012年除く/2008年~)の
当レースの前走クラス別の
成績を診てください。

前走「500万・1000万」=
条件クラスのレースを
走ってきた馬が近10年で
なんと13頭も、馬券圏に
好走しています。

500万  複勝率15% 2.3.3.46
1000万  複勝率28% 3.0.2.13
オープン 複勝率30% 3.5.2.23
重賞   複勝率15% 2.2.3.40

つまり馬券圏に走る馬の
約半分は「条件戦」組、
ということ。

複勝率で診ても、上記の
ように前走「重賞」組は
前走「1000万」組を
大きく下回っていますし、
前走「500万」組とも
同アベレージです。

条件戦経由馬が、重賞を
使ってきた馬に対して
ほとんど格負けしない
レースである点は認識して
おく必要があります。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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