『関屋記念2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「関屋記念」の
穴馬探しをお届けします。
関屋記念は、
8月11日(日)に
新潟で行われる
芝1600mのG3重賞です。
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
中京記念組を狙うなら…
→サマーマイルシリーズが
始まった2012年以降、
関屋記念における
「直前の中京記念で
1・2・3着だった馬」は
なんと、下記のように
(0.1.0.11)。
12年 フラガ 中京記1着 → 関屋記×
12年 ショウ 中京記2着 → 関屋記×
12年 トライ 中京記3着 → 関屋記×
13年 フラガ 中京記1着 → 関屋記10着
13年 ミッキ 中京記2着 → 関屋記11着
13年 リルダ 中京記3着 → 関屋記×
14年 サダム 中京記1着 → 関屋記×
14年 ミッキ 中京記2着 → 関屋記 8着
14年 マジェ 中京記3着 → 関屋記12着
15年 スマー 中京記1着 → 関屋記11着
15年 アルマ 中京記2着 → 関屋記 4着
15年 ダロー 中京記3着 → 関屋記 8着
16年 ガリバ 中京記1着 → 関屋記×
16年 ピーク 中京記2着 → 関屋記11着
16年 ケント 中京記3着 → 関屋記 9着
17年 ウイン 中京記1着 → 関屋記 2着
17年 ピーク 中京記2着 → 関屋記×
17年 ブラッ 中京記3着 → 関屋記15着
18年 グレー 中京記1着 → 関屋記×
18年 ロジク 中京記2着 → 関屋記×
18年 リライ 中京記3着 → 関屋記 6着
×=不出走
酷暑期のタフな中京記念で
力を振り絞って好走して
サマーマイルシリーズの
ポイントを獲得した馬が、
(シリーズ制覇の)色気を
出して、激走直後なのに
わずか中2週で関屋記念へ
出てきてポイント上積みを
はかろうとしてもなかなか
コンディション的に厳しい、
ということ。
また、同じ左回りマイルでも
中京記念と関屋記念では
「好走するために求められる
素養」が大きく異なることも
当現象の要因の一つでしょう。
ただ、今年は中京記念の
1・2・3着馬が、1頭も
出走しない事になりました。
そして同じ中京記念組でも
「4着以下に凡走した馬」は
狙えます。2012年以降、
下記7頭が馬券圏内に好走。
12年 エーシ 中京記14着 → 関屋記2着(5人気)
14年 クラレ 中京記 8着 → 関屋記1着(4人気)
11年 サトノ 中京記 7着 → 関屋記3着(6人気)
15年 レッド 中京記 8着 → 関屋記1着(2人気)
16年 ダノン 中京記 5着 → 関屋記2着(7人気)
17年 ダノン 中京記 5着 → 関屋記3着(5人気)
18年 ワント 中京記 5着 → 関屋記2着(2人気)
今回の関屋記念へ向けて
余力と、適性的な可能性を
残してきた「4着以下に
凡走した馬」のほうが
狙える、というワケです。
しかも、直前の中京記念で
負けてきた馬→今回は
人気を落としがちですから
穴狙いの一手としても
効果的です。
中京記念負け組が平然と
巻き返すのが関屋記念、
なのです。
【ポイント2】
前走からの斤量増減に注目
→近15年の当レースの
前走からの斤量増減別の
成績は下記のとおり。
このように、前走から
斤量増の馬がかなり
低調です。
前走から斤量減 複勝率24% 12.3.6.66
前走と同じ斤量 複勝率21% 3.9.6.69
前走から斤量増 複勝率 9% 0.3.3.61
【ポイント3】
「穴」をあける資格が
有るか、無いかの
判断基準は…
→2012年から
サマーマイルシリーズに
組み込まれた関屋記念。
2012年以降、6頭の
「6番人気以下」の穴馬が
馬券に絡んでいますが、
6頭すべて、それまでに
重賞勝ちがある、または
重賞orオープンで2回以上、
連対実績のある馬でした。
つまり、オープンに
「上がりたて」のような
馬が穴をあけないレース、
というワケです。穴を
探す時も「実績重視」が
効きやすいレースです。
夏のレースにしては
メンバーがソコソコ揃う
ことが、当現象の要因と
診ています。
【ポイント4】
穴は「非サンデー系」が
提供するレース
→近10年の関屋記念で
5番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」11頭の
父の血統系統を診てください。
09年3着馬 ★ 13番人気
10年1着馬 ★ 6番人気
10年3着馬 ★ 10番人気
12年2着馬 ★ 5番人気
12年3着馬 ★ 8番人気
14年3着馬 ★ 6番人気
15年2着馬 ☆ 6番人気
15年3着馬 ★ 9番人気
16年2着馬 ★ 7番人気
17年1着馬 ★ 7番人気
17年3着馬 ★ 5番人気
18年2着馬 ☆ 5番人気
☆ 父がサンデー系
★ 父が非サンデー系
何と何と、このように
12頭中10頭が、父が
「非サンデー系」です。
サンデー全盛のこの
ご時世に、です。
また上記近10年以前の
2006年も、2007年も、
2008年も、穴を空けたのは
全て非サンデー馬でした。
このように、関屋記念=
「非サンデー系」の馬に
注目すべきレース。
昨年こそサンデー系の
ワンツースリーでしたが
人気馬での決着でしたし
2着ワントゥワンは
ディープ産駒とはいえ
母父ファルブラヴの
鈍重母系馬。
もともと、スピードが
出る野芝=「非サンデーの
パワー血統」の馬がハバを
利かせやすいものです。
それでもヌルい展開が多い
下級条件の新潟マイル戦は
(野芝適性があまり関係なく
なるため)父サンデー系の
馬が強いのですが、強い
オープンの馬が集って
下級条件のレースよりは
タイトに流れるうえに、
前で運ぶ馬が粘り切る
タフなレースになりがちな
関屋記念は、野芝適性が
普通に問われ、スピードを
維持する馬力が相当必要に
なるため、パワー血統の
非サンデー系の好走が
増えるのでしょう。
以上を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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