『馬群に沈む単勝1倍台の馬を見つける方法を伝授』田中洋平

 

日刊スポーツの競馬サイト、

極ウマプレミアムで連載している「テクニカル6」というコラムですが、

2019年のスプリンターズSの週からリニューアルしました。

 

 

そしてリニューアルした具体的な内容は、

2019年6月に秀和システムさんから出版した、

テクニカル6バージョンαの馬連へ展開する馬券作戦を採用。

 

『日刊コンピテクニカル6バージョンα』

↑アマゾンに飛びます

 

パターン1の場合、

コンピ4~6位→コンピ4~14位の馬連27点がメイン。

 

高配当狙いなので馬連27点でも十分楽しめますが、

多点買いが気になる人は、

軸馬(コンピ4~6位)の3頭を1~2頭に減らせばOKです。

 

1頭軸 → 10点

2頭軸 → 19点

3頭軸 → 27点

 

馬連なら上記のような買い目点数になります。

 

この辺はお好みで取捨選択されてください。

 

さて、このようにリニューアル初日で注目されている中、

土曜日の中山11レース茨城新聞杯で、馬連6010円を的中。

 

なんとか格好は付いたと、個人的にすごく安心した土曜日でしたが、

「ん?」と疑問を感じた人も多いと思います。

 

それは混戦のパターン1なのに単勝1倍台の1番人気がいること。

 

◆9月28日(土)

中1,14, ダウラギリ(1.4倍)3着
中4,10, スリーミュージアム
中10,5, レッドサイオン
阪1,9,*フラーレン(1.7倍)4着
阪6,7, セントウル
阪7,2, ナムラシェパード
阪12,7, ペプチドバンブー

 

◆9月29日(日)

中10,9, タイセイアベニール
阪5,14, エルスネル
阪6,12, ヘルメット

 

土曜日の中山1Rダウラギリと、

阪神1Rフラーレンが、単勝1倍台でした。

 

では次に土曜日分のコンピ指数値とオッズの関係を見てみましょう。

 

場 R 馬名 コンピ オッズ
中 1 14 ダウラギリ 86 1.4
中 4 10 スリーミュージアム 77 2.7
中10 5 レッドサイオン 79 4.5
阪 1 9 *フラーレン 78 1.7
阪 6 7 セントウル 70 2.4
阪 7 2 ナムラシェパード 73 3.2
阪12 7 ペプチドバンブー 71 4.5

 

注目は阪神1レースのフラーレンで、

コンピ指数値が78しかないのにオッズは1.7倍。

 

中山10レースのレッドサイオンが、

指数値79で単勝オッズ4.5倍なのを考えると、

フラーレンは明らかに過剰人気ですね。

 

そして結果は4着に敗退。

 

これがパターン6だった場合、

過剰に人気していても好走する確率が高いですが、

混戦のパターン1ですからね。

 

スタート前から「なんか怪しいな?」と疑うことができます。

 

では次に単勝1倍台の馬の、テクニカル6パターン別の成績をご覧ください。

 

R印2 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
Pat6 96- 58- 27- 32/ 213 45.1% 72.3% 85.0% 72 91
Pat5 453- 182- 94- 161/ 890 50.9% 71.3% 81.9% 81 89
Pat4 545- 212- 114- 182/1053 51.8% 71.9% 82.7% 83 90
Pat3 223- 82- 64- 113/ 482 46.3% 63.3% 76.6% 75 85
Pat2 123- 53- 17- 75/ 268 45.9% 65.7% 72.0% 75 80
Pat1 48- 24- 18- 31/ 121 39.7% 59.5% 74.4% 69 84

 

 

パターン6の勝率がデータの偏りで落ち込んでいますが、

連対率、複勝率をみれば高い数値であることが、分かると思います。

 

このように勝率、連対率、複勝率を全体的にみて、

パターン別の成績を比べると、明らかにパターン1が悪いことが分かります。

 

そう、パターン1の大本命馬は飛びやすいのです。

 

これって応用すれば、常勝馬券術を作れそうではありませんか?

 

では最後に、パターン1で1番人気が単勝1倍台のレースの、

人気順位別の成績を載せておきます。

 

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 48- 24- 18- 31/ 121 39.7% 59.5% 74.4% 69 84
2番人気 14- 15- 20- 72/ 121 11.6% 24.0% 40.5% 73 82
3番人気 11- 13- 15- 82/ 121 9.1% 19.8% 32.2% 82 76
4番人気 9- 14- 11- 87/ 121 7.4% 19.0% 28.1% 73 76
5番人気 10- 9- 7- 95/ 121 8.3% 15.7% 21.5% 116 72
6番人気 10- 9- 14- 88/ 121 8.3% 15.7% 27.3% 162 96
7番人気 6- 13- 8- 94/ 121 5.0% 15.7% 22.3% 90 109
8番人気 2- 6- 12- 100/ 120 1.7% 6.7% 16.7% 57 89
9番人気 4- 5- 4- 105/ 118 3.4% 7.6% 11.0% 99 68
10番人気 2- 3- 5- 105/ 115 1.7% 4.3% 8.7% 54 92
11番人気 1- 2- 3- 108/ 114 0.9% 2.6% 5.3% 35 48
12番人気 1- 3- 1- 104/ 109 0.9% 3.7% 4.6% 61 46
13番人気 2- 1- 2- 95/ 100 2.0% 3.0% 5.0% 246 64
14番人気 0- 0- 0- 94/ 94 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
15番人気 0- 1- 0- 83/ 84 0.0% 1.2% 1.2% 0 70
16番人気 1- 1- 1- 62/ 65 1.5% 3.1% 4.6% 388 107
17番人気 1- 1- 0- 17/ 19 5.3% 10.5% 10.5% 1121 310
18番人気 0- 0- 0- 18/ 18 0.0% 0.0% 0.0% 0 0

 

ちなみに5~18番人気の馬だけを買うと以下の通り。

 

◆集計結果
該当レース数 : 121 レース
的中レース数 : 40 レース
平均買い目数 : 10.9 点
レース的中率 : 33.1 %
回収率    : 115.0 %

最高獲得配当 : 25260 円
最低獲得配当 : 910 円
平均獲得配当 : 3791 円

 

5~18番人気の馬をうまく削れば、

もっと利益が出来るかと思います。

 

上手く応用して、オリジナル馬券術に昇華させてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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