『ジャパンカップ2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ジャパンC」の
穴馬探しをお届けします。

ジャパンCは
11月24日(日)に
東京芝2400mで行われる、
お馴染みの国際G1です。

ついに、外国馬の参戦が
ゼロになった今年の
ジャパンC。

「世界に通じる馬づくり」を
キャッチフレーズに始まった
レースですから、世界に
通じる馬だらけになった今、
その使命は終えたのかも
しれません。

それよりも気になるのは
今年の日本馬の手薄さです。
近1年のG1勝ち馬が不在。
重賞未勝利馬も多数出走。
この週に、この条件で
当レースを施行する事の
意義が問われかねません。

ボヤいてばかりでも
仕方ありませんので(笑)
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
トニービン持ちの馬、
父キングマンボ系の馬を
要マーク?

→府中といえばトニービン。
もうかなり前から使われて
いる「競馬格言」ですが
ジャパンCでは、まだまだ
この格言が健在です。

ジャパンC=いかにも
「東京らしさ」が色濃い
レースゆえ、この傾向が
現れやすいのでしょうか。

2011年以降の近8年でも
下記10頭の「組成内に
トニービンの血を持って
いた馬」が馬券圏に好走。
つまり、毎年1頭以上は
今だに「トニービン馬」が
好走しているのです。

11年2着 トーセン(6番人気)父父トニービン
11年3着 ジャガ (14番人気)父父トニービン
12年3着 ルーラ-(2番人気)母父トニービン
13年3着 トーセ (11番人気)父父トニービン
14年2着 ジャスタ(3番人気)父母父トニービン
15年3着 ラブリー(1番人気)母母父トニービン
16年3着 シュヴァ(6番人気)父母父トニービン
17年1着 シュヴァ(5番人気)父母父トニービン
18年2着 キセキ (4番人気)父母父トニービン
18年3着 スワ-ヴ(2番人気)父母父トニービン

また、父キングマンボ系の
馬も高確率で好走中です。

キングカメハメハ産駒+
ルーラ-シップ産駒+
ロードカナロア産駒が
当レースで(2.2.2.8)。
じつに複勝率43%!
ディープ産駒の同30%を
大きく上回ります。
こちらが、これからの
当レースの「トレンド」に
なる可能性は大きそう。

【ポイント2】
ジャパンCの「穴」には
パターンがある

→近10年のジャパンCで
4番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」14頭の
履歴を診てください。
(カッコ数字)は人気順。

09年3着 レッドディ(6)◎3歳馬
10年1着 ローズキン(4)◎3歳馬
10年3着 ヴィクトワ(8) 前走凱旋門賞
11年2着 トーセンジ(6)☆前走秋天1着
11年3着 ジャガー (14)★前走秋天9着
13年2着 デニムアン(7)◎3歳馬
13年3着 トーセン (11)★前走秋天11着
14年1着 エピファネ(4)★前走秋天6着
14年3着 スピルバー(6)☆前走秋天1着
15年1着 ショウナン(4)★前走秋天4着
15年2着 ラストイン(7)★前走秋天12着
16年2着 サウンズオ(5)▲前走京都大賞典4着
16年3着 シュヴァル(6)▲前走アル共1着
17年1着 シュヴァル(5)▲前走京都大賞典3着
18年2着 キセキ  (4)★前走秋天3着

●=3歳馬
★=前走の秋天で
  3着以下に敗れた馬
☆=前走の秋天で勝ったのに
  今回の人気が無かった馬
▲=前走2400m超のG2で
  掲示板圏に好走した馬

前走で凱旋門賞を使った
2010年3着馬を除くと
近10年の当レースで
穴をあけた全ての馬が
何れかの印に該当します。

◎=3歳馬。すっかり
晩秋のこの時期に
3歳馬がまだ牡55キロ、
牝53キロで走れる斤量利は
あまりに大きすぎます。

★=秋天凡走馬の巻返しが
多いのも当レースの特徴。
ジャパンCは国内最高額の
賞金設定ゆえ?金が少し
安い秋天で叩き台に徹し、
次走ジャパンCで本気の
勝負に出る馬が最近は多く、
そんな馬が目論見どおりに
よく好走しています。
秋天に休明けで出走して
凡走→ジャパンCで前進の
パターンに要注意。

近年は▲パターンの馬の
台頭も目立ちます。秋天は
パスして、類似距離条件の
G2を叩いてソコソコには
走ってきたうえで、ココに
目イチ勝負を挑んでくる
パターン。

なお、☆パターンの馬は
今年はいません。

ですので今年は
●★▲パターン該当馬=
ジャパンCの穴有資格馬と
なりますが、今年の
出走予定馬15頭を
印別に分類しますと…。

●3歳馬…1頭
★秋天非連対馬…4頭
▲2400m超G2好走馬…5頭

15頭→10頭に絞れましたが
この中には3番人気以内が
濃厚なワグネリアン・
ユーキャンスマイルが
含まれていますので
その2頭を除いた8頭が
今年の穴の有資格馬と
なりそうです。

【ポイント3】
内枠優勢

→近10年の枠別成績を
診てください。内枠優勢。

1~3枠 複勝率29% 7.3.6.42
4・5枠 複勝率10% 1.3.0.36
6~8枠 複勝率14% 2.4.4.62

秋開催の8週目でかなり
踏み固められたうえに
芝の状態自体も悪くない
「いい道」が芝コースの
内目に現れていることが
多いためか、このように
内枠の好走が目立ちます。

【ポイント4】
馬よりも人のほうが
国際化

→外国馬はすっかり来なく
なった当レースですが
外国人ジョッキーは年々、
当レースで台頭するように
なっています。近10年の
好走馬30頭中、14頭が
外国人ジョッキー騎乗。
昨年・一昨年は各2頭の
外国人ジョッキー騎乗馬が
馬券に絡みました。

賞金がものすごく高い
ガチンコのレースゆえ、
少しでも脈が有る馬は
外国人ジョッキーに
できるだけ依頼する流れに
なっている、という
ことなのでしょう。

【ポイント5】
とにかく牝馬が
よく走る

→近10年の当レースの
牡牝別成績は下記のとおり。
とにかく牝馬が走ります。

牝   複勝率38% 6.2.1.15
牡セン 複勝率14% 4.8.9.125

牝馬ならではの
瞬発力やキレが活きやすい
流れになる年が多いこと、
エリザベス女王杯に全く
目もくれずジャパンCに
回ってくる牝馬はそもそも
実力的にココに入っても
脈ありの馬が多い点などが
牝馬善戦の要因でしょう。

【ポイント6】
近3年は逃げ馬が
馬券に絡んでいる

→最終週に馬場が堅くなり
内々・前々が残りやすく
なるのが最近の秋の東京。
それを如実に現している
当現象と言えましょう。

近3年は、下記のように
逃げた馬が残っています。
いずれも強い馬でしたが
東京芝2400m戦ですから
この現象は特筆事項と
診るべきでしょう。
今年も、逃げそうな馬は
馬券に絡めておくべきと
診ています。

16年逃げた馬 キタサン 1着
17年逃げた馬 キタサン 1着
18年逃げた馬 キセキ  1着

【ポイント7】
じつは「関西カップ」?

→ジャパンCといいながら、
実は当レースは関西馬の
天下。実質関西カップ?の
様相を呈しています。

近10年の東西別成績は
下記のとおり。関西馬が
ほぼトリプルスコアで
圧勝しています。
ガチンコ中のガチンコの
地力比べということで
地力に優る関西馬が
普通に優位に立っている、
ということでしょうか。

関西馬 複勝率29% 9.9.8.65
関東馬 複勝率11% 1.1.2.32

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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