『中京日経賞2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中京日経賞」の
穴馬探しをお届けします。

中京日経賞は
12月14日(土)の
中京最終レースとして
行われる2勝クラス戦です。

普段から週末に行われる
平地3重賞の展望を
お届けしている当欄ですが、
平地3重賞が施行されない週は
さらに別レースも取り上げて
展望をお届けしています。

次週末施行の平地重賞は
ターコイズS、
朝日杯FSの2クラのみ。

そこで今週は
土曜の中京最終レース・
「中京日経賞」の展望も
お伝えします。

さて、当レースの舞台は
中京芝1400mですが
今回は、この冬の、
つまり先々週+先週の
中京芝1400m戦に関する
要注目のデータを2つ、
お伝えすることにします。

【ポイント1】
外枠の馬が
全く来ていない

→先々週+先週の
中京芝1400m戦の
全5クラの枠別成績を
診てください。

1・2枠 複勝率25% 2.1.1.12
3・4枠 複勝率20% 2.2.0.16
5・6枠 複勝率33% 1.2.3.14
7・8枠 複勝率 4% 0.0.1.23

このように7・8枠馬が
ほとんど来ていません。
7・8枠馬が(0.0.1.23)。
唯一3着に好走した馬も
「人気馬」でした。

じつは同じ中京短距離の
「芝1200m」でも全く
同じ傾向が出ています。

先々週+先週の
中京芝1200m戦の
全3クラの枠別成績を
診てください。

1・2枠 複勝率25% 3.0.0.9
3・4枠 複勝率25% 0.1.2.9
5・6枠 複勝率17% 0.2.0.10
7・8枠 複勝率 6% 0.1.0.16

このように?ちらも
7・8枠馬が壊滅状態。
唯一2着に好走した馬も
やはり「人気馬」でした。

つまり、今冬の中京の
芝の短距離レースでは
7・8枠=「死に枠」に
なっているのです。

中京の芝の短距離は
基本的には外枠不利では
ありません。中京独特の
芝の損傷の進みかたや、
コーナーの外側に少し
バンクがあるトラックの
構造等が要因と当欄でも
何度か記してきましたが
にもかかわらず、今冬の
中京芝の短距離レースは
外枠が全然ダメ。

差しが結構効いている
馬場状況にもかかわらず
この枠傾向ですから
なんとも不思議ですが、
今冬の芝の状況などが
要因なのでしょう。

ともあれ、本来なら
外枠不利でない当舞台で
(いつもと異なる)この
傾向が出ているからこそ
引き続き注視したいと
考えています。内から
差せる馬にはちょっと
注目したいところ。

【ポイント2】
距離スペシャリストが
強い

→先々週+先週の
中京芝1400m戦の
全5クラの前走距離別の
成績を診てください。

前走から距離延長 複勝率14% 1.1.0.12
前走と同距離  複勝率28% 3.3.2.21
前走から距離短縮 複勝率16% 0.1.2.16

このように距離延長組も
距離短縮組も成績不振。
前走でも1400m戦を
使っていたいわば千四の
スペシャリスト的な馬、
前走でこの距離の流れに
慣れてきた馬のほうが
好成績が残せています。

日曜9Rのトロシュナの
ように、人気馬でも
「初の1400m」への
対応に苦しむケースが
少なくない当舞台。
直近の距離経験がバカに
できない、いかにも
1400mらしいコースが
中京芝1400mなのです。

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。