『ホープフルS2019の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ホープフルS」の
穴馬探しをお届けします。

ホープフルSは
12月28日(土)に
中山芝2000mで行われる
2歳限定のG1レースです。

G1に昇格して、今年が
まだ3年目の当レース。

それ以前(G2施行時)とは
レースの格が異なるため
以前のレース結果などは
あまり参考にできません。

そこで今回は、G1に
昇格して近2年「のみ」の
当レースで現れている
いくつかの傾向について、
あえてお伝えします。

なお、このレースは
「有馬記念の12月28日の
固定開催」を強く希望する
地元馬主協会への配慮=
代替案の意味で12月28日に
G1として施行されている
そうですが、来年は暦の
都合で、有馬記念前日の
12月26日(土)に行われる
ことが決定しています。

【ポイント1】
G1格上げによって
関西馬の活躍が急増

→G1格上げによる
ホープフルS最大の変化は
おそらくコレでしょう。

まず、G1格上げ前の
2009年~2016年までの
8年間の東西所属別・成績を
診てください。

関西馬 3.1.2.28 複勝率18%
関東馬 5.7.6.61 複勝率23%

このように地元・関東馬が
リードしています。

次に、G1格上げ後の
近2年の東西所属別・成績を
診てください。

関西馬 2.2.1.16 複勝率24%
関東馬 0.0.1.08 複勝率11%

違いは一目瞭然でしょう。
一気に形成逆転。
関西馬の成績が良好です。

このようにG1格上げ後は
「東西の力関係」が完全に
変わっているのです。

G1格上げ前は、地元の
関東馬による「弥生賞・
皐月賞へのチャレンジ戦」の
様相で、しかも関東馬が
結果も出していたレース。

しかし、賞金も格も
上がれば関西馬のヤル気は
やはり変わってきます(笑)。
「弱い関東馬も数多く走る
高額賞金レース」と化した
G1ホープフルS=関西馬に
とっては絶好の草刈り場。

きっちり仕上げて、
きっちり名と実を取りに
来て、きっちり結果を出す
関西馬が増えた=近2年の
関西馬がこれだけ数多く
好走しているのでしょう。

しかも、関西馬の場合は
地元阪神で同じG1格の
「朝日杯FS」が前々週に
行われたにもかかわらず
そこを見送り、あえて
遠征リスクがある中山に
持ってくるのですから、
勝負気配も高くて当然と
いえば当然です。また
関東馬と比べて「中山の
2000mに適性が高そうな
馬を見極めて遠征させて
いる」馬が関西馬に多い
点も大きいのでしょう。

ともあれ、このレースは
関西馬の評価を一律で
1ポイントプラスする
くらいで丁度いいのでは
ないでしょうか。

【ポイント2】
大きく荒れなく
なっている

→G1への格上げによって
必然の話ではありますが
メンバーレベルが上がり、
実力馬が人気どおりに走る
ケースが増え、その結果、
平穏な結果に落ち着く事が
増えています。

実際に、G1格上げ前の
2009年~2016年の
8年間で、6番人気以下の
穴馬は9頭馬券に絡んで
いました。1年に1頭超の
ペース。しかし近2年の
6番人気以下の馬券絡みは
1頭のみです。

【ポイント3】
「脚質=ペース次第」の
結果が出ているが…

→G1格上げ後、近2年の
ペースは対照的です。
2017年は速めの流れ。
2018年はスローペース。

そして、その2年の
好走馬の脚質も対照的。
2017年はズブズブの
差し追込み決着となり、
2018年は逆に先行した
馬が上位独占しました。

要は非常に分かりやすい
「ペース次第」の結果が
出ているワケですが、
じつはG1格上げ以前は
ペースにあまり関係なく
「差し決着」が多いのが
大きな特徴でした。

しかし、昨年は珍しく
先行決着。スローで
流れたといっても
前半が37.8秒という、
オープン特別&G2で
施行されていた時にも
そう無かった極端な
スローペースに落ちた事で
そのような先行馬独占の
傾向が現れたのでしょう。

また、G1ですから昨年の
ように「すごく強い馬」も
出てきますが、昨年のように
それが好位で「ニラみ」を
利かせるような形になれば
他馬は下手に動けませんし
流れはどうしても緩やかに
なります。

今の中山の馬場状態、
そして今回のメンバーを
鑑みたうえで、この点は
見極めたいところです。

【ポイント4】
今冬の中山芝2000mの
血統的な特徴は…

→4週の開催を終了した
今冬の中山競馬。ここで、
今冬の芝2000m限定の
種牡馬成績を診ておきます。
今冬の出走数「5」以上の
種牡馬限定です。

ディープインパクト 複勝率40% 1.1.0.3
スクリーンヒーロー 複勝率40% 1.1.0.3
ハ-ビンジャー   複勝率25% 0.0.2.6
ハーツクライ    複勝率20% 1.0.0.4
ゴールドシップ   複勝率10% 0.1.0.9
オルフェーヴル   複勝率 0% 0.0.0.9
トーセンホマレボシ 複勝率 0% 0.0.0.6

このように、要パワーの
冬馬場は本来合うハズの
ハ-ビンジャー産駒や
オルフェーヴル産駒らが
軒並み不振。ともに、
「ソコソコ人気」の馬も
何頭か出走していたにも
かかわらず、です。
それだけ今の中山の芝が
さほどパワーを要さない
馬場になっているという
コトなのかもしれません。

「1800~2500m」で
括った種牡馬成績も記して
おきます。こちらは今冬の
出走数「8」以上の種牡馬。
ルーラ-シップ産駒の好調が
光ります。

ルーラ-シップ   複勝率60% 4.2.0.4
スクリーンヒーロー 複勝率38% 2.1.0.5
キズナ       複勝率38% 1.1.1.5
ディープインパクト 複勝率33% 2.3.1.12
ハ-ツクライ    複勝率15% 2.0.0.11
ゴールドシップ   複勝率13% 0.1.1.14
ハ-ビンジャー   複勝率13% 0.0.2.13
オルフェーヴル   複勝率 6% 0.1.0.16
トーセンホマレボシ 複勝率 0% 0.0.0.8

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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