『シンザン記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「シンザン記念」の
穴馬探しをお届けします。

次週末の中央競馬は
11日(土)12日(日)13日(月祝)の
3日間開催となります。

シンザン記念は
1月12日(日)に行われる
明け3歳馬による重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
パワー血統天下になるか?
今開催の京都の芝

→先週から開幕した
冬の京都開催ですが、
時計がけっこう掛かり、
外からの差しもかなり
届いていました。ここ
2年と比べてもタフな
馬場の印象です。

そんな馬場ですので
血統面でも特徴的な
傾向が出ていました。
芝のレースで、やたら
パワー色の濃い血統の
馬が走っていたのです。

5日の福寿草特別で
ダ-ト血統として
おなじみタピット産駒の
ブービー人気馬が2着に
快走したのはいかにも
象徴的な事象でしたが、
マイル戦に限っても
その傾向は顕著でした。

5日の5R未勝利戦は
ルーラ-シップ×
ネオユニヴァ-ス、
ヴィクトワ-ルピサ×
モアザンレディという
完全パワー馬2頭が
人気薄でダブル好走。
京都金杯でも3着に
ダイワメジャー産駒が
激走(14番人気)。
翌6日の新春Sでも
ダイワメジャー産駒で
母父トニ-ビンという
パワーに満ちあふれた
穴馬が勝ちきり、2着は
米血馬で3着はまたもや
ヴィクトワ-ルピサ産駒。

完全パワー血統を狙え。
今開催の京都芝レースの
キーワードになるのでは
ないでしょうか。

【ポイント2】
前走マイル~1800mに
出走していた馬が強い

→近10年の当レースの
前走・距離別成績は
下記のとおり。今回と
同距離の1600mや
1800mに出走してきた
馬の成績が優秀です。

1200m 複勝率 5%  0.0.1.21
1400m 複勝率 9%  0.1.1.21
1600m 複勝率28%  9.7.6.57
1800m 複勝率36%  1.2.1.7
2000m 複勝率11%  0.0.1.8

シンザン記念の毎年の流れ、
当舞台のトラック形態から、
直近戦で「テンから飛ばす
短距離の激しい流れ」では
なく「道中で溜めるマイルや
1800mの流れ」を経験して
きたほうが、当レースへは
有効ということでしょうか。

ともあれこれほど顕著な
アベレージの差がついて
いますから、当ポイントは
今年も重視したいと考えて
います。

【ポイント3】
じつは牝馬有利?

→当レースの近10年の
牡牝別成績を診てください。
下記のとおり牝馬優勢です。

牝    複勝率28% 2.2.1.13
牡セン  複勝率20% 8.8.9.101

明け3歳「牡馬」の場合、
ホープフルS、朝日杯FSが
行われたばかり。しかも
来週に京成杯もあります。

いっぽう、牝馬は来週に
フェアリーSこそ行われる
ものの12月の阪神JFから
少し間隔が空いています。
牡馬のように、12月に
2歳牝馬G1が2つ行われた
ワケでもありません。

つまり、明け3歳馬の
牡牝別のローテーションの
違いを鑑みると、牝馬の
ほうが「シンザン記念に
高素質馬が集いやすい」
日程と言えます。ゆえに、
前述のような牝馬優勢の
成績が現れているのでは
ないでしょうか。

一昨年のアーモンドアイは
まさにその「極み」でした。

【ポイント4】
けっこう逃げ残れる
レースだが

→近10年の当レースで
「逃げた馬」は下記の
とおり(2.1.2.5)と
かなり堅調。その時々の
馬場状態や展開にあまり
関係なく、当レースに
限ると逃げた馬が圏内に
残っています。差し優勢の
馬場に変わった18年も
カシアスが粘り込み成功。
今年はさらに差し馬場に
なりましたが、果たして
どうでしょうか。

10年 シャイン 2着 9番人気
11年 シゲルソ 12着 4番人気
12年 シゲルア 5着 6番人気
13年 エーシン 1着 1番人気
14年 ミッキー 1着 1番人気
15年 レンイン 5着 4番人気
16年 シゲルノ 3着 11番人気
17年 メイショ 9着 9番人気
18年 カシアス 3着 4番人気
19年 コパノマ 10着 12番人気

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。