『フェアリーステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フェアリーS」の
穴馬探しをお届けします。

次週末の中央競馬は
11日(土)12日(日)13日(月祝)の
3日間開催となります。

フェアリーSは
1月13日(月祝)に行われる
3歳牝馬限定のG3重賞です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
荒れるフェアリーS

→昔から「荒れる金杯」と
よく言われていましたが
最近の1月競馬では金杯は
さほど荒れず、代わりに?
このフェアリーSがよく
荒れます。ここ10年の
「人気順」別成績を診て
ください。

1番人気   複勝率40% 2.1.1.6
2番人気   複勝率40% 1.1.2.6
3番人気   複勝率40% 3.0.1.6
4番人気   複勝率20% 0.1.1.8
5番人気   複勝率30% 0.1.2.7
6番人気   複勝率10% 0.1.0.9
7番人気   複勝率40% 0.1.3.6
8~10番人気 複勝率17% 2.3.0.25
11番人気以下 複勝率 5% 2.1.0.57

近10年で7番人気以下の
穴馬が12頭も馬券に絡み、
1・2・3番人気馬が全て
複勝率50%割れ。さすがに
このような現象が現れている
重賞は珍しいでしょう。
中穴狙い、ヒモ荒れ狙いが
かなり有効なレースです。

重賞とはいっても殆どの
出走馬が500万在籍ゆえ
メンバーは低調。しかも
トリッキーな中山マイルが
舞台で、毎年フルゲート。
短距離志向がかなり強い
「適性外」の馬も出走して
きます。つまり考えれば
考えるほど荒れ要素の多い
レース、ということ。
ですから荒れるのです。

普段は本命党という方も
このレースに限っては
少し「遊び心」を持って
臨まれるといいのでは
ないでしょうか?

【ポイント2】
中間の報道量に注意

→今年の当レースは
2勝馬が4頭出走。その
4頭は無条件で出走が
可ですが、残り12頭は
1勝馬の中で「抽選」を
くぐり抜けてきた馬が
出走します。

ゆえに1勝馬については
どの馬が出走してくるか
全く分からないため、
中間の報道量は少なめ。
その分、2勝馬4頭の
報道量が多くなります。

ですので新聞報道などを
普通に診ていると
どうしても「2勝馬」の
印象が強くなりがち。
馬券も売れます。

しかし実際には、
1勝馬と2勝馬でそれほど
極端な力差はありません。
つまり、1勝馬に妙味が
ついているケースが多い
レースなのです。気になる
1勝馬がいれば、そちらを
重視するほうが妙手の
レースと言えます。

【ポイント3】
「芝1500m以上」で
好走した実績を持つ馬が
強いレース

→タイトルどおり。
ここ10年の当レースで
好走した30頭中28頭が、
フェアリーSまでに
「芝1500m以上の距離で
3着以内に好走した実績」を
持っている馬でした。

ですので、逆に
「芝1500m以上の
距離での好走実積」を
全く持っていなかった
馬は、近年の当レースで
あまり走れていません。
たとえば2015年は
2番人気・4番人気馬が
揃って圏外に散りましたし
2017年も2番人気馬が
12着に、大敗しています。

前述のように短距離志向が
強めの馬もソコソコ出て
きますが、タフな質の
レースですのでそういった
馬はどうしても厳しくなる、
というコト。「最低限の
距離経験」は欲しいレース、
なのです。

【ポイント4】
ミスプロが「穴」を
つれてくるレース

→近5年の当レースで
「6番人気以下」で
馬券圏に好走した8頭の
血統を診てください。

15年1着 ノット 父 ☆  11番人気  
15年2着 ローデ       8番人気
16年2着 ダイワ 母父○  10番人気
16年3着 ダイワ 父 ☆   7番人気  
17年1着 ライジ 母父☆  10番人気    
17年3着 モリト       7番人気
18年2着 スカー 母父○   6番人気
18年3着 レッド 母父○   7番人気

○=ミスプロ系
(キングマンボ以外)。
☆=ミスプロ系
(キングマンボ以外)。

上記のように8頭のうち
6頭に印が付きました。

フェアリーSは、いまの
時期の3歳牝馬にタフな
流れ&舞台での一戦。
ソコソコには流れます。
そんな当レースで好走する
ためには一定のスピード&
それを維持する礎となる
パワーが必要。ダートの
前傾ラップ戦でも平気で
走れるような血が有効に
なってきます。ゆえに、
まさにそのようなレースに
強いミスプロの血を太めに
持っている馬が、やや力で
見劣っていても好走できて
いるという事なのでしょう。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。