『共同通信杯2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「共同通信杯」の
穴馬探しをお届けします。

 共同通信杯は
2月16日(日)に行われる
注目の3歳限定重賞です。

さっそく
当レースのポイントを
 お伝えしましょう。

なお、2017年は
6番人気エトルディーニュを
会員様に単独推奨しました。
 結果は2着。

2018年は
6番人気のオウケンムーンを
会員様に単独推奨しました。
 結果は1着。

そして、昨年2019年は
3番人気ダノンキングリーを
会員様に単独推奨しました。
 結果は1着。

ここ3年、当欄での
単独推奨馬がすべて
連対しており、当欄で
展開した予想プロセスが
正解だったと言えますので
 この3年で用いた予想法も
 あえて引き続き用いつつ、
 話を進めていきます。

 【ポイント1】
 「1番人気の関西馬」が
連敗中

→タイトルどおり。
 「1番人気の関西馬」が
下記のとおり08年から
 なんと7連敗中です。

07年 フサイチホウ 1着 1番人気 関西馬
08年 サダムイダテ 5着 1番人気 関西馬
09年  ※東
10年  ※東
11年 ダノンバラー 9着 1番人気 関西馬
12年 ディープブリ 2着 1番人気 関西馬
13年 ラウンドワー 4着 1番人気 関西馬
14年  ※東
15年  ※東
16年  ※東
17年 ムーヴザワ- 3着 1番人気 関西馬
18年 グレイル   7着 1番人気 関西馬
19年 アドマイヤマ 2着 1番人気 関西馬
———————————–
20年 関西馬が1番人気濃厚

※東=1番人気馬が関東馬だった年

 要は、1番人気に推される
 ような関西馬の「正しい
評価」を、レース前に
 ファンやマスコミがあまり
 できていないケースが
結構ある一戦ということ。

 今年も、1番人気は
関西馬が担いそうです。
 果たしてどうなりますか。

 【ポイント2】
マイル以下の距離経験しか
 ない馬では苦しい

→当レースの隠れたキモ。
2010年以降の当レースに
出走した全ての馬のうち
「それまでに1600m以下の
距離しか経験が無かった」
18頭の、共同通信杯での
成績を診てください。

10年 カシマストロ   8着
10年 ガナール     9着
10年 ナシュワンヒ   10着
10年 ロジスプリン   11着
10年 リザルヴ     13着
11年 サトノオー    6着
11年 ニジブルーム   7着
12年 アーカイブ    9着
14年 ショウナンワ   8着
14年 シングンジョ   11着
15年 アンビシャス   3着
16年 ファイアクリ   5着
17年 タイセイスタ   4着
17年 サイバーエレ   11着
19年 ダノンキング   1着
19年 アドマイヤマ   2着
19年 フォッサマグ   4着
19年 ゲバラ      5着

このように(1.1.1.15)と
振るいません。

 昨年は1・2・4・5着を
 このタイプの馬が占め、
ダノンキングリ-は
推奨馬として扱いましたが
昨年は7頭だてかつ4頭が
 このタイプというかなり
異質な年でしたので例外と
診ていいでしょう。だから
 こそダノンキングリ-を
 あえて推奨したのでした。

この共同通信杯はスローで
流れるとはいえ、いまの
3歳馬にとってはタフな
本格コース東京1800mが
舞台。しかも、今回が初の
東京出走という馬もいます。
そもそも「距離ぶん以上の
 スタミナ」が備わっている
 ほうがいいとよく言われる
舞台です。

ですので、これまでに
 あえてマイル以下ばかり
選んで使ってきたような
「距離への裏付けが今の
時点で無い」ような馬では
本来そもそも厳しくなる
面があるのです。

 【ポイント3】
 「前走好走馬」が
勝つレース

→近10年の当レースの
勝ち馬10頭の前走着順は
全て「3着以内」でした。

つまり、共同通信杯では
「前走で馬券に絡めて
 いなかった馬が、一気に
今回挽回して勝つ」ことが
考えづらいということ。

 一昨年のオウケンムーンの
 ように「500万」を勝って
 きたばかりの馬でもOKで、
とにかく格よりも目下の
勢いを買った方がいいと
 いう事になります。単系の
馬券をお考えの際は、ぜひ
頭に入れておいてください。

 【ポイント4】
 穴は「先行馬」が
 あけているレース

→これも、共同通信杯の
大きなキモです。

2010年以降に馬券圏に
好走した30頭中21頭が、
4角地点で「5番手」より
前に位置していました。

しかも、その21頭のうち
下記のように半数の10頭が
「4番人気以下」。

11年2着 6番人気 ユニバーサルバンク 4角2番手
11年3着 5番人気 ディープサウンド  4角先頭
13年1着 4番人気 メイケイペガスター 4角2番手
13年3着 9番人気 マイネルストラーノ   4角2番手
15年3着 4番人気 アンビシャス    4角3番手
16年2着 5番人気 イモータル     4角2番手
17年2着 6番人気 エトルディーニュ  4角2番手
18年1着 6番人気 オウケンムーン   4角5番手 
18年3着 10番人気 エイムアンドエン  4角2番手
19年3着 4番人気 クラージュゲリエ  4角4番手 

つまり共同通信杯では
「先行した馬」が馬券に
多く絡み、かつ妙味も
連れてきているのです。

スローからの上がり勝負に
 なりがちな当レース。
 直線の長い東京コースで
末脚を競いあうイメージを
持たれがちですがこの後の
 クラシック本番を見据える
高素質馬たちは「先」を
見据えてココはじっくり
「試しに溜める」ケースが
多いため、仕掛け時は
 どうしても遅めになります。

よって、それと「逆」の
競馬=脚を溜めすぎず
積極的に先行して
位置取りの利を活かして
運んだ馬に好結果が転がり
込みやすいというワケ。

しかも、そのような
「末脚が鋭くない」
イメージが強い先行型の
馬はスケールや将来性・
東京適性などを疑問視され
人気を落とすケースが多く、
 穴の狙い目とも化します。
 先行馬がよく「妙味」を
連れてきているのには、
そういった背景もあります。

ともあれ共同通信杯では
先行タイプの馬に注視して
 ソンはありません。今の
馬場状態では尚更です。

 【ポイント5】
 完成度の遅い馬では
厳しい?

→クラシック本番を
見据える高素質馬たちが
出走するレースとはいえ、
まだ2月中旬に行われる
 レースですから、ここで
好走するには完成度の
高さも欲しいところ。

よって、当レースでは
「3月迄に生まれた馬」と
「4月以降に生まれた馬」で
成績に差がついています。

3月迄に生まれた馬  複勝率30% 9.5.9.54
 4月以降に生まれた馬 複勝率19% 1.5.1.29

もちろん、前者のほうが
成長曲線が速いため総じて
完成度が高く、ココでは
優勢となっているという事。

 今年の登録馬の誕生月は
以下のとおりです。

アジュバント    4月
エン        10月
ココロノトウダイ  2月
コンバットマーチ  3月
サトノインプレッサ 1月
シコウ       3月
シングンバズーカ  3月
スウィートメリナ  4月
ダーリントンホール 3月
ビターエンダー   4月
フィリオアレグロ  2月
マイラプソディ   2月
マートルフィールド 2月

エンは南半球産のため
他馬より半年ほど遅く
生まれています。これは
大きなハンデでしょう。

 以上を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。