『クイーンカップ2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「クイーンC」の
穴馬探しをお届けします。

クイーンCは
2月15日(土)に行われる
3歳牝馬限定のG3重賞です。

さっそく
クイーンCのポイントを
お伝えしましょう。

【ポイント1】
まるで
「クロフネステークス」

→クイーンCでは
父or母父にクロフネの
血を持つ馬が好成績。

父クロフネの馬は
通算で(1.2.1.5)。
母父クロフネの馬は
通算で(2.1.0.2)。
両方を足せば
(3.3.1.7)ですから
なんと複勝率50%!
すごく優秀です。

昨年も、母父クロフネの
クロノジェネシスが勝ち
2着にもクロフネ産駒の
ビーチサンバが入った
「いかにも」の結果と
なりました。

クロフネ自身も
クロフネの産駒も
東京の芝のマイル戦で
大活躍していますが、
当レースも例外では
ないというコト。

今年は、ズバリ該当する
馬の出走は無いですが
クロフネ「関連馬」の
出走があります。結論編の
原稿で会員様にお伝えする
つもりですが、その馬には
1ポイントプラスの評価が
必要でしょう。

【ポイント2】
距離延長馬が大不振

→当レース出走馬の
前走の距離別の成績を
診てください(近10年)。

前走1500m以下 複勝率 4% 0.1.0.22
前走1600m   複勝率24% 8.9.10.87
前走1800m以上 複勝率21% 2.0.1.11

このように、前走距離が
「1500m以下」だった
いわゆる今回距離延長馬が
大不振。

距離分以上のスタミナが
要ると言われる東京の芝。
しかもこのレースの場合、
芝の状態自体タフですし
まだ体もデキていない
3歳早期牝馬による一戦。
前走で短めの距離を使って
いたような短距離志向の
ある馬ではそもそも厳しく
なる面があるのでしょう。

【ポイント3】
関西馬が優勢

→当レース出走全馬の
「東西所属」別の成績を
診てください(近10年)。

関西馬 複勝率32% 3.3.4.21
関東馬 複勝率19% 7.7.7.91

このように、関西馬は
凡走が少なく複勝率で
関東馬をリードして
います。

この時期に、東京の
このレースをわざわざ
使いにくる関西の牝馬=
オークスを見据えての
(コース・輸送に対する)
予行演習的に使ってくる
馬が多いですが、つまり
今からオークスを見据えて
いるほどの、素質の高い
関西牝馬がやってくる、
ということ。

「地元だから使う」馬も
多い関東馬とは、陣営の
意識も馬そのものの素質も
違う事が多く、このような
成績差に現れているという
ことなのでしょう。

【ポイント4】
キャリアが多すぎても
少なすぎても苦しい?

→近10年の当レースの
キャリア別・成績を
診てください。

キャリア1走  複勝率20% 0.1.2.12
キャリア2走  複勝率28% 3.1.3.18
キャリア3走  複勝率32% 4.4.1.19
キャリア4走  複勝率21% 2.3.2.27
キャリア5走  複勝率22% 1.1.2.14
キャリア6走超 複勝率 3% 0.0.1.30

このように、キャリアが
6走超の馬は大不振。この
時期の牝馬ですごく多くの
キャリアを持っている馬=
底が見えており上積みに
乏しいことが多いという
ことなのでしょう。

とはいえキャリア1走馬も
未勝利。2着も1頭だけ。
けっこう苦戦しています。
キャリア1走馬=新馬戦を
勝ってきたばかりですが
その程度のキャリアでは
(素質馬も多数出走する
このレースでは)さすがに
即通用といかないのです。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。