『ファルコンS 2017の穴馬探しPART1』シベリアン

「ファルコンS」の
穴馬探しをお届けします。

 次週の競馬は土・日・月の
3日間開催です。
 土曜→阪神・中京、
 日曜→中山・阪神、
 月曜→中山・中京。

ファルコンSは18日(土)に
中京芝1400mで行われる
3歳のG3重賞です。

 土曜開催ですので
 さっそく、当レースの
 ポイントをご紹介しましょう。

なお、このレースが
「新・中京」の1400mで
行なわれるようになって
今年で6年目。

よって、下記の各ポイントは
前5年のレース結果から
 お伝えしています。

 【ポイント1】
 「短距離のダート戦」での
好走実積に要注目

→当レースでは毎年のように
「ダートの1400m以下で
好走実積がある馬」が下記の
 ように好走しています。

12年 2着 レオンビステ (12番人気) 1.2.1.0
 13年 2着 カシノピカチ (11番人気) 1.0.0.4
 14年 4着 ベルルミエー (7番人気) 0.0.1.0
 16年 3着 シゲルノコギリ(9番人気) 1.0.1.2

 ※いちばん右の着度数=
  それまでのダート1400m以下での成績

 特殊馬場になった一昨年は
好走馬が出ませんでしたが、
 本来の中京芝1400mらしい
「パワーレース」になると、
ダート短距離戦でも走れる
 パワー馬に出番が回ってくる、
ということ。

しかも、上記4頭の人気順を
見れば分かるようにこのテの
 ダート実積馬はあまり人気に
 なりませんから、馬券的にも
要注目の存在と言えます。
 昨年もシゲルノコギリザメが
人気薄で3着に走り配当妙味を
提供しました。

 【ポイント2】
2ケタ馬番の馬が低調

→前5年の枠別成績は下記の
 とおり。2ケタ馬番の馬の
低調ぶりが目につきます。

1ケタ馬番 複勝率24%  3.4.4.34
 2ケタ馬番 複勝率  9%  2.1.1.41

なお、リニューアル当初の
中京の芝短距離は外枠有利の
傾向が顕著に出ていましたが
最近は、その傾向が薄れて
 きています。

 【ポイント3】
 牝馬の好走はゼロ

→タフなレースの質が響いて
 いるのか、牝馬は前5年で
10頭出走して(0.0.0.10)。
 私は今年も、牝馬を推奨扱い
 する予定はありません。

 【ポイント4】
 逃げた馬の好走はゼロ

→これも「タフなレースの
質」が響いているのでしょう。
 当レースで逃げた馬は
前5年全て4着以下に敗退。

ちなみに前5年好走15頭の
 うち11頭が「差し追込」の
脚質でしたが、その時々の
馬場状態に左右される面が
大きいのが中京の芝ですので、
 当日の朝のレースはじっくり
診ておきたいところです。

ちなみに先週の中京の芝は、
 土日を通してみると脚質の
偏りは特にありませんでした。
 先行粘り込みも差しもキマる
馬場。ただ時計は1月開催より
速くなっています。

 【ポイント5】
 「馬力血統」に要注目

→3歳馬にとってはタフな
 ペースで流れる事が多い
当レース。しかも馬場も
 トラックの形態もタフな
中京芝1400mが舞台…。

ゆえに当レースで好走する
 ために血統面で欲しい要素は、
 厳しい展開を踏ん張りきれる
「パワー」です。

 実際に、過去の当レースで
好走した馬の血統を診ても
下記のように「馬力血統」の
馬ばかりといった印象。

 昨年も「父父が、馬力系の
 ネオユニヴァース」の2頭が
 ワンツーしています。

●過去5年の好走馬の血統(父×母父)
12年1着馬 フジキセキ×キングオブキングス
12年2着馬 サクラバクシンオー×タバスコキャット
12年3着馬 ストーミングホーム×グリーンデザート
13年1着馬 クロフネ×サンデーサイレンス
13年2着馬 スタチューオブリバティ×ビロントゥ-ミー
13年3着馬 フジキセキ×カーリアン
14年1着馬 キングカメハメハ×スペシャルウィーク
14年2着馬 ディープインパクト×ダンシングブレ-ヴ
14年3着馬 ネオユニヴァ-ス×ウィズアプルーヴァル
15年1着馬 バゴ×アドマイヤベガ
15年2着馬 スタチューオブリバティ×アグネスタキオン
15年3着馬 キングカメハメハ×グラスワンダー
16年1着馬 アンライバルド×ジェイドロバリー
16年2着馬 トーセンファントム×トウカイテイオー
16年3着馬 スーパーホーネット×タイキブリザード

 ほぼ「ダート種牡馬」の
 スタチューオブリバティの
産駒が2頭も好走する芝の
重賞などなかなかありません。
 特に米血系のダート寄りの
配合馬が、多めに好走して
 いる印象です。

 以上の5点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。