『金鯱賞2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「金鯱賞」の
穴馬探しをお届けします。

金鯱賞は
3月15日(日)に
中京芝2000mで行われる
古馬のG2重賞

2017年からは
G1大阪杯のステップ戦と
しての「新しい役割」を
担うようになりました。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えしますす。

【ポイント1】
後方から速い脚で
差してくるタイプの馬は
少し割引きたいレース

→中京2000m戦のたびに
お伝えしている話です。

中京芝2000m戦=道中の
ラップが上がらないのに
「タテ長の馬群」になる
ケースが非常に多め。

ただ、道中はスローで
流れ続けていますから、
タテ長の馬群の前目に
いる馬も後ろにいる馬も、
勝負どころでの余力量は
じゅうぶんです。

ですから、どの馬も
直線で「同程度の速さの
末脚」を使ってきます。
上がり脚の速さ・鋭さに
あまり差が出ません。

つまり前後の位置取りが
バラバラな状態から、
多くの馬が同程度の速さで
伸びてくる、というコト。

ですので、必然的に
「道中で前にいた馬」が
中京芝2000m戦では
有利となります。そんな
馬が直線でも「ソコソコの
速さの上がり脚」さえ
使えれば、後続差し馬を
振り切ることができます。

実際に、2017年以降の
当レース好走馬9頭のうち
8頭が、4角6番手よりも
前につけていた馬でした。

逆に、極端な後方位置から
鋭脚を使って差しこんでも
頭に届かないことが多め。
実際に、近3年で「4角で
7番手より後ろ」に待機した
うえで、上がり5位以内の
速い脚で差してきた馬は
下記8頭がいましたが
(0.0.1.7)と、連対圏に
全然届いていません。

17年 スズカデヴ 3着 [4角10番手・上がり2位タイ]
17年 ステファノ 6着 [4角12番手・上がり2位タイ]
17年 ヌ-ヴォレ 10着 [4角13番手・上がり2位タイ]
17年 アングライ 12着 [4角13番手・上がり2位タイ]
17年 ヒストリカ 14着 [4角13番手・上がり2位タイ]
18年 デニムアン 7着 [4角7番手・上がり3位]
18年 アクション 9着 [4角9番手・上がり4位]
19年 スズカデヴ 8着 [4角13番手・上がり4位タイ]

このタイプの馬の評価を
一枚下げる作業が、
当レース予想の出発点と
言えるかもしれません。

【ポイント2】
「勝負気配」に要注意

→先日の中山記念と同様、
当レースには「この後の
G1大阪杯が目標」の馬が
多く出走してきます。

しかし、そんな馬は当然、
ココが目イチ仕上げでは
ありません。

逆に「大阪杯では勝負に
なりそうに無いので
ココが一旦目標レース」と
いう馬、あるいは「今回の
結果次第で路線を決める
予定の馬」は、ココに
ソコソコの仕上げで臨んで
きます。

先日の中山記念も
象徴的な結果が出ました。
1・2着は人気通りとして、
中山記念の結果次第で
現役引退かさらに続戦かを
検討する事になっていた
ソウルスターリングが
3着に好走したいっぽう、
調教内容・レース選択・
体つきのどれをとっても
完全叩き台モードだった
インディチャンプが4着に
敗れました。

金鯱賞も、中山記念と
レースの立ち位置は同じ。
今回が目一杯の仕上がりで
ない(この後の大阪杯が
目標の)実力馬たちは
状態的に今回走れるのか?
そのスキをついて大駆けを
目論む伏兵はどの馬か?

その見極めこそが
大切になる一戦です。

【ポイント3】
ヒモ荒れ決着に注意

→過去3年とも
1・2番人気馬が勝ちましたが
2着馬が7・8・5番人気。
典型的な「ヒモ荒れ」と
なりました。

ちなみに7・8番人気で
ヒモ荒れを演出した2頭は
いずれも逃げてソコソコの
上がり脚でまとめて連圏に
踏ん張りきった形でした。

つまり、好位から慎重に
進める上位人気馬の
「前」でレースを進めれば
大きめの穴をあける可能性も
ある、という事になります。

ただ上記【ポイント1】で
触れたように、たとえ
逃げた馬でもラストの
直線で「ソコソコ」の
脚は使える事が好走の
条件とはなります。

【ポイント4】
キングマンボ vs
ディープ vs トニービン

→近3年の好走馬9頭には
血統の偏りが発生中です。
9頭の組成を診てください。

17年1着馬 父キンカメ
17年2着馬
17年3着馬 父キンカメ
18年1着馬 父母父トニービン 
18年2着馬 父ディープ、母父トニービン
18年3着馬 父ディープ
19年1着馬 父ディープ
19年2着馬 父母父トニービン
19年3着馬 父キンカメ

父キングマンボ系が3頭。
ディープ産駒が3頭。
トニービン内包馬が3頭。
この3大組成がハバを
利かせている、当時期に
以降後の当レースです。

総合力に長けたキンカメ、
上がり脚の鋭いディープ、
左回りで好脚を長く使う
トニービンのそれぞれの
良さが活かせている一戦、
ということでしょうか。

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

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