『G1の攻略法を教えます!これは有料レベルかも!?』田中洋平

 

もう10年近く前ですが、こんな馬券術がありました。

 

G1開催日は芝のお手入れをしっかりする。

 

だからG1レースは1枠が有利です。

 

というもの。

 

当時は「へ~そうなのか~」なんて思っていたのですが、

最近ふと思い出して、TARGETで調べてみました。

 

データの期間は2010~2019年の10年間分。

 

検索条件は芝のG1のみです。

 

 

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 31- 27- 31-303/392 7.9% 14.8% 22.7% 112 90
2枠 27- 23- 33-312/395 6.8% 12.7% 21.0% 57 85
3枠 27- 16- 21-337/401 6.7% 10.7% 16.0% 58 57
4枠 25- 32- 20-329/406 6.2% 14.0% 19.0% 54 84
5枠 16- 35- 19-339/409 3.9% 12.5% 17.1% 38 73
6枠 24- 21- 23-342/410 5.9% 11.0% 16.6% 51 59
7枠 27- 25- 35-454/541 5.0% 9.6% 16.1% 48 58
8枠 30- 26- 24-481/561 5.3% 10.0% 14.3% 57 59

 

 

お~!まだ使える感じっぽいデータですね。

 

1枠が回収率100%を超えています。

 

ではこの1枠だけを抜き出して、年単位で見てみましょう。

 

年・年月 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2019年 3- 3- 2-30/38 7.9% 15.8% 21.1% 263 57
2018年 2- 4- 6-27/39 5.1% 15.4% 30.8% 25 109
2017年 4- 4- 0-34/42 9.5% 19.0% 19.0% 47 35
2016年 3- 1- 3-30/37 8.1% 10.8% 18.9% 30 28
2015年 3- 1- 4-31/39 7.7% 10.3% 20.5% 29 102
2014年 5- 3- 2-29/39 12.8% 20.5% 25.6% 74 143
2013年 1- 3- 1-34/39 2.6% 10.3% 12.8% 7 40
2012年 4- 1- 4-31/40 10.0% 12.5% 22.5% 449 140
2011年 3- 5- 4-27/39 7.7% 20.5% 30.8% 86 154
2010年 3- 2- 5-30/40 7.5% 12.5% 25.0% 106 94

 

 

2010~2012年までは良い感じですが、その後はボロボロですね。

 

2013年なんて目も当てられない成績です。

 

10年トータルではプラス回収でも、年単位でチェックしたらイマイチ。

 

というデータも多いので、必ず年単位を確認しましょう。

 

ということでダメでした、

では面白くないので、ここから掘り下げてみましょう。

 

もともと芝のレースは距離ロスのない内枠が有利なのは、揺るぎのない事実です。

 

さらにG1に出走する馬くらいになると、

他馬を怖がるような揉まれ弱いケースも少なくなります。

 

人間と同じで、ある程度は図太くないと、上のクラスには上がれません。

 

だから距離ロスの少ない内枠は、

芝のG1レースでは、必ず有利に働くはず。

 

という仮説を立てることができますよね。

 

そこで1~5番人気の馬だけを抜き出して、

先ほどと同じ枠順別の成績を見てみましょう。

 

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 26- 20- 18- 73/137 19.0% 33.6% 46.7% 91 95
2枠 23- 15- 21- 69/128 18.0% 29.7% 46.1% 100 103
3枠 24- 8- 9- 66/107 22.4% 29.9% 38.3% 162 83
4枠 20- 27- 11- 86/144 13.9% 32.6% 40.3% 74 82
5枠 13- 23- 9- 75/120 10.8% 30.0% 37.5% 54 70
6枠 18- 17- 14- 67/116 15.5% 30.2% 42.2% 80 84
7枠 21- 16- 17- 89/143 14.7% 25.9% 37.8% 61 73
8枠 22- 15- 11- 87/135 16.3% 27.4% 35.6% 85 73

 

 

まったく違う景色が見えてきましたね。

 

能力が高い馬の場合、内枠のアドバンテージをフル活用できる感じでしょう。

 

1~3枠の馬を抜き出すと、成績は以下の通り。

 

馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
73- 43- 48-208/372 19.6% 31.2% 44.1% 115 94

 

 

ではこれを、年単位で見てみましょう。

 

 

年・年月 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2019年 13- 3- 6-22/44 29.5% 36.4% 50.0% 205 104
2018年 2- 4- 6-30/42 4.8% 14.3% 28.6% 24 53
2017年 7- 8- 5-17/37 18.9% 40.5% 54.1% 104 113
2016年 9- 5- 5-24/43 20.9% 32.6% 44.2% 73 73
2015年 9- 2- 2-17/30 30.0% 36.7% 43.3% 213 102
2014年 10- 6- 2-16/34 29.4% 47.1% 52.9% 221 122
2013年 7- 5- 3-22/37 18.9% 32.4% 40.5% 80 97
2012年 5- 3- 6-14/28 17.9% 28.6% 50.0% 108 106
2011年 6- 4- 7-23/40 15.0% 25.0% 42.5% 67 97
2010年 5- 3- 6-23/37 13.5% 21.6% 37.8% 85 88

 

 

1枠のみの時に比べて、かなり成績が安定しましたが、

まだちょっとムラがありますね。

 

そこでもう少しブラッシュアップしてみましょう。

 

前走馬体重 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
400~419kg 0- 0- 0- 3/ 3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
420~439kg 2- 2- 7- 9/ 20 10.0% 20.0% 55.0% 44 102
440~459kg 7- 6- 5- 29/ 47 14.9% 27.7% 38.3% 86 83
460~479kg 19- 7- 9- 59/ 94 20.2% 27.7% 37.2% 153 82
480~499kg 18- 13- 15- 57/103 17.5% 30.1% 44.7% 78 92
500~519kg 13- 11- 9- 35/ 68 19.1% 35.3% 48.5% 119 110
520~539kg 7- 3- 2- 11/ 23 30.4% 43.5% 52.2% 186 118
540~ 4- 0- 1- 0/ 5 80.0% 80.0% 100.0% 252 146

 

 

おなじみの前走馬体重ですが、やはり軽い馬の成績は悪いですね。

 

牡馬、セン馬は460kg以上、

牝馬は440kg以上で絞り込みをしましょう。

 

馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
芝G1 65- 37- 40-183/325 20.0% 31.4% 43.7% 120 95

 

 

少し回収率がアップしました。

 

続いて前走の脚質に注目します。

 

前走脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
逃げ 5- 3- 1- 19/ 28 17.9% 28.6% 32.1% 95 56
先行 23- 10- 18- 45/ 96 24.0% 34.4% 53.1% 150 110
中団 30- 22- 17- 83/152 19.7% 34.2% 45.4% 121 102
後方 6- 1- 3- 31/ 41 14.6% 17.1% 24.4% 76 62
マクリ 0- 1- 1- 3/ 5 0.0% 20.0% 40.0% 0 64

 

 

やはり先頭から好位あたりに付けれる馬は、安定感があります。

 

マクっている馬は、

出遅れから追い上げているケースが多いので、割引です。

 

TARGET定義ではありますが、

前走で逃げ、先行、中団(差し)だった馬だけを抜き出します。

 

馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
58- 35- 36-147/276 21.0% 33.7% 46.7% 128 100

 

 

成績、回収率ともにアップしたので、年単位をチェック。

 

年・年月 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2019年 9- 3- 3-18/33 27.3% 36.4% 45.5% 197 95
2018年 2- 4- 4-20/30 6.7% 20.0% 33.3% 33 62
2017年 7- 6- 4-13/30 23.3% 43.3% 56.7% 128 115
2016年 7- 4- 4-17/32 21.9% 34.4% 46.9% 80 80
2015年 7- 1- 2- 6/16 43.8% 50.0% 62.5% 336 142
2014年 10- 4- 2-13/29 34.5% 48.3% 55.2% 260 128
2013年 4- 4- 2-16/26 15.4% 30.8% 38.5% 78 107
2012年 4- 3- 5-12/24 16.7% 29.2% 50.0% 98 101
2011年 4- 4- 5-14/27 14.8% 29.6% 48.1% 71 110
2010年 4- 2- 5-18/29 13.8% 20.7% 37.9% 79 86

 

 

まー少しは波が無くなりましたが、

毎年プラス回収にはならなかったですね。

 

もっと絞り込めなくもないですが、あまりやると該当馬が極端に少なくなる。

 

この辺のバランスは重要ですからね。

 

ぜひあなたのバランス感覚を使って、

このG1攻略法をオリジナルの馬券術に昇華させてください。

 

TARGETのレース検索を使えば、

今回の検証データを簡単に再現することができますよ。

 

TARGETを使っていない人は、これを機会にチャンレジするようにしましょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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