『ア-リントンカップ2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ア-リントンC」の
穴馬探しをお届けします。

ア-リントンCは
4月18日(土)に
阪神マイルで行われる、
3歳限定重賞です。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

当レースは
一昨年から、春の阪神の
「最終週」に施行週が
スライドされました。

なお、昨年は会員さまに
穴馬トオヤリトセイトを
単独推奨。11番人気で
3着に走ってくれました。

昨年に一応の「結果」が
出たレースですので、
今年も、昨年予想時に
用いたテーマを引き続き
使いつつ話を進めます。

【ポイント1】
以前は極端な「前有利」の
レースだったが…

→3年前まで春の阪神の
開幕週に行われていた
当レース。当時の当欄で
繰り返し記しましたが
いかにも開幕週らしく
極端な前有利の傾向が
毎年、現れていました。
とにかく「前に行った
もの勝ち」のレース。

しかし、開催時期が
7週ずれて「最終週」の
施行になったとたん、
傾向が変わりました。
一昨年は差し追込の
ワンツースリー決着。
昨年は勝った馬こそ
逃げた馬でしたが
2・3着に突っ込んだ
2頭は、共に後方から
最速級の上がり脚で
追い込んだ馬でした。

施行時期変更とともに
傾向が随分と変わった
印象ですが、この時期の
阪神芝が極端な前有利の
傾向になる事はちょっと
考えづらいですし、かつ
正式にG1のトライアルと
なったことでメンバーの
レベルが上がり、それに
伴ってテンのラップも
ここ2年速まりました。

つまり、施行時期や
レースの設定背景が
変わったことで差し馬が
台頭しやすくなった、
ということ。今後もこの
傾向は強まると診ます。

【ポイント2】
賞金不足馬の
勝負気配に注意

→正式にNHKマイルCの
トライアルに指定された
ことで要注目はこの点。

すでにG1出走のための
賞金を有する馬は、この
後のNHKマイルCに向け
このレースを「無理に
取りにいく」必要は全く
ありません。余裕残しの
叩き台モードで臨む事が
むしろ大切。

しかし、現時点でまだ
賞金を有していない馬は
トライアルのココが
「全力投球」となります。

よって今後の当レースは
そのような「本気度の高い
賞金不足馬」たちの台頭が
増えると診たい。

実際に一昨年も
勝ったのは1番人気の
実力馬でしたが2着馬は
1勝クラスを、3着馬に
いたっては未勝利戦を
勝ってきたばかりの馬。
いずれもその時点では
G1出走確実といえない
立場の馬でした。

昨年の1・3着馬も同様。
そして、すでに重賞を
勝っていて賞金をたっぷり
持っていた2番人気馬が
豪快に敗れています。

関東でNHKマイルCの
トライアルレースとして
すでに機能している
NZTは賞金不足馬の
活躍が目立つレースですが、
一昨年までならNZTに出て
いた関西馬が、今後は
こちらのレースに続々と
出てくるワケですから
既にNZTで現われている
「賞金不足馬の台頭が
多い傾向」が、今後の
ア-リントンCでもよく
現われそうと診ます。

【ポイント3】
今年は騎手の
配置に要注意

→今週末から土日での
ジョッキーの場移動が
禁止になります。土日を
同じ競馬場で騎乗する
制限がかけられます。

ですから日曜の皐月賞に
騎乗するジョッキーは
土曜阪神の当レースには
騎乗できません。

当然トップ騎手の多くは
当レースへの騎乗を
あきらめて皐月賞を
選択するワケですが
そんな中、トップ級の
騎手がア-リントンCを
「あえて」選択してきた
場合はやはり注視すべき。

しかも今年の当レースに
騎乗する騎手は、日曜も
阪神で乗る事になりますが、
日曜の重賞アンタレスSに
騎乗しないのに、土曜の
ア-リントンCには乗る
騎手=ア-リントンCへの
本気度が高い騎手とも
言えましょう。今年限定の
イレギュラーな要注目点と
なりそうです。

【ポイント4】
非サンデー系の馬が
健闘

→最終週の施行に移り
馬場がややタフになった
影響なのか、近2年の
好走馬は非サンデー系の馬、
あるいはスタミナ寄りの
サンデー系の馬ですべて
占められているのが特徴。
血の重さがキーになった
印象です。

18年1着 父非サンデー系
18年2着 父非サンデー系
18年3着 父非サンデー系
19年1着 父非サンデー系 
19年2着 父ハーツクライ
19年3着 父ステイゴールド

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。