『福島牝馬ステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「福島牝馬S」の
穴馬探しをお届けします。

福島牝馬Sは
4月25日(土)に
福島芝1800mで行われる、
牝馬限定のG3重賞です。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
前走から距離延長の馬が
ぜんぜん走れないレース

→タイトルどうり。
当レースの隠れたキモです>

近10年(09年~。
新潟開催の11年除く)の
当レースの前走距離別・
成績を診てください。

1600m以下 複勝率 8% 0.0.3.35
1800m  複勝率25% 9.8.5.67
2000m以上 複勝率23% 1.2.2.17

このとおり、前走で
マイル以下の距離を
使っていた馬が
好走できていません。
38頭走って連対ゼロ!

当レースはタフな要素が
何かと多い一戦ゆえに
前走でマイル以下の
距離を使っていたような
「あまりスタミナ寄りに
振れていない馬」では
基本的に厳しい、という
ことなのでしょう。

【ポイント2】
今年はジョッキーの動向に
要注意

→先週末から土日での
ジョッキーの場移動が
禁止になりました。

土日を「同じ競馬場で
騎乗せねばならない」
制限がかけられています。

ですから、日曜の
京都マイラーズCや
東京フローラSに
騎乗するジョッキーは
土曜福島の当レースに
今年は騎乗できません。

例年は、土曜福島→
日曜京都or東京の動きが
多いトップジョッキー。
しかし今年は福島牝馬Sの
騎乗をあきらめて
土日とも京都か東京で
騎乗するジョッキーが
増えるワケですが、
そんなルールの中でも
トップジョッキーが
福島牝馬Sを「あえて」
選択してきた場合は
やはり注視すべきです。

【ポイント3】
グレイソヴリンか?
サドラ-か?

→近年の当レースでは
グレイソヴリン持ちの馬、
ニジンスキー持ちの馬、
サドラ-持ちの馬の
快走が目立ちます。

近5年の好走馬15頭の
「該当状況」を診て
ください。

15年1着馬   ★
15年2着馬  ▼
15年3着馬   ★
16年1着馬
16年2着馬 ◆
16年3着馬 ◆
17年1着馬  ▼★
17年2着馬  ▼
17年3着馬 ◆
18年1着馬 ◆▼
18年2着馬   ★
18年3着馬   ★
19年1着馬   ★
19年2着馬  ▼★
19年3着馬   ★

◆=グレイソヴリン持ち。
▼=サドラ-持ち。
★=ニジンスキー持ち。

このように15頭のうち
14頭が、いずれかの
「該当馬」。サドラ-、
グレイソヴリンまたは
ニジンスキーの血を
持っている馬の好走が
とにかく多いのです。

これほど地力寄りの
筋が多く台頭している
芝の中距離重賞も
珍しいと言えましょう。

元々がパワーコースで
行われる重賞ですし、
小回りトラックゆえ
ペースが上がる地点が
けっこう早めですから
牝馬にとっては展開や
馬場状況に関係なく
かなり「地力と馬力」が
求められるタフな一戦。

ゆえに、サドラ-や
グレイソヴリンや
ニジンスキーといった
「パワー・スタミナとも
長けた血」を持っている
馬の好走が多いのでしょう。

【ポイント4】
4歳馬が不振
過剰人気にも注意

→近10年(09年~。
新潟開催の11年除く)の
馬齢別成績を診てください。

4歳  複勝率13% 2.4.2.54
5歳  複勝率28% 5.6.4.39
6歳上 複勝率21% 3.0.4.26

このように、4歳馬の
成績がかなり低調です。

しかも注視すべきは、
馬券圏に好走した
8頭の4歳馬の大半が
下記のとおり
上位人気だった点です。

09年1着馬 7人気
12年1着馬 1人気
12年3着馬 2人気
15年2着馬 9人気
16年2着馬 1人気
17年2着馬 4人気
18年2着馬 1人気
19年3着馬 2人気

このように8頭のうち
6頭が4番人気以内の
上位人気馬でした。
完全に、4歳馬に全く
旨味ナシの状況です。

G2阪神牝馬Sが先々週に
行われたばかりで、かつ
ローカルのG3ですから
どうしてもメンバーが
手薄になる当レース。

ゆえに、新鮮な印象が
強い4歳馬が、なかば
「押し出される」形で
過剰人気になるケースが
結構多いのですが、しかし
4歳馬はその人気ほどは
走れていないワケです。

【ポイント5】
勝つのは「内枠」の馬?

→近10年(09年~。
新潟開催の11年除く)の
枠別成績を診てください。

1・2枠 複勝率14% 1.2.2.30
3・4枠 複勝率33% 7.3.2.24
5・6枠 複勝率18% 2.3.2.31
7・8枠 複勝率15% 0.2.4.34

7・8枠が未勝利で
連対も2頭だけ。毎年、
この週からBコースに
替わる影響が大きいのか、
外枠が苦戦しています。

ただ、内々で揉まれても
厳しいのが牝馬たち。
ゆえに1・2枠の成績も
あまりよくありません。
「ほどほどの枠」の馬に
利がある印象の一戦です。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。