『フローラステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「フローラS」の
穴馬探しをお届けします。

関東圏の開催は
次週から東京に移ります。
6月28日までの10週開催。

フローラSは、開幕週の
4月26日(日)に
東京芝2000mで行われる
オークストライアルです。

さっそく、フローラSの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
非サンデー系の馬が
穴をあけるレース

→フローラSは
鈍重なタイプが多い
「父が非サンデー系」の
馬が穴を空ける事が多い
レースです。

近5年の当レースで、
5番人気以下で好走した
6頭の父を診てください。

16年3着馬 ディープインパ(サンデー)  13番人気
17年1着馬 ハ-ビンジャー(非サンデー) 12番人気
17年2着馬 ハ-ビンジャー(非サンデー) 10番人気
18年2着馬 ルーラ-シップ(非サンデー) 13番人気
18年3着馬 ハ-ビンジャー(非サンデー) 5番人気
19年3着馬 ダイワメジャー(サンデー)  9番人気

このように
「非サンデー系」が
6頭中4頭を占めます。

フローラSは春の
東京の開幕週に行われる
重賞ですが、長く続く
春競馬の初週という事で、
「芝丈」がかなり長めに
設定されている事が多め。

また、開幕週で路盤も
まだ踏み固められていない
ため、馬場が柔らかくて
重めの少しタフな状況と
なっています。

ゆえに、春の開幕週の
東京の芝は見た目が
鮮やかな緑一色の状態でも
深い芝に対応するための
スタミナ、パワーが必要と
されますので、当レースに
おいても上記のように
スタミナ&パワーに長けた
非サンデー系の馬の好走が
多いのでしょう。

特に、欧州系の筋で
深い芝への対応力に長けた
ハ-ビンジャー産駒の
穴馬の好走が多い点は
「いかにも」の印象です。

昨年の3着馬は
サンデー系でしたが
その中でのパワー番長・
ダイワメジャー産駒が
獲りましたから、やはり
パワーがキーワードと
化している馬場状態と
言えると思います。

【ポイント2】
とにかく毎年、
ヒモか3着が荒れる

→近10年の当レースで
好走した30頭のうち
10頭が「9番人気以下」。
つまり、毎年1頭ずつの
ペースでかなりの穴馬が
馬券に絡んでいます。

しかもその10頭のうち
8頭が「2着か3着」。
つまりヒモ穴や3着穴が
すごく空きやすい一戦、
というワケです。馬券を
購入する際にはヒモ穴や
3着穴を意識したうえで
買い目を組み立てたい
レースと言えます。

【ポイント3】
キャリア2戦以下の馬が
大苦戦

→近10年の当レースに、
キャリア1戦&2戦の馬は
26頭出走していましたが
なんと(1.0.0.26)。
複勝率たった4%。

実戦経験が浅い馬=
未知の魅力に満ちる馬と
いうことで、どうしても
過剰人気を集めますが
前述したように、この
フローラSは馬場的に
タフな要素が多い一戦。
ゆえに実戦経験の不足が
響きやすいという事では
ないでしょうか。

そんな理由の詮索は
ともかく、ここまで
極端な傾向が出て
いるからには、素直に
参考にしたいところです。

【ポイント4】
前走距離を要チェック

→フローラSは、前走で
2000mより短めの距離を
使ってきた馬の出走も多い
レースですが、前走で
「マイル以下」の距離を
使ってきた馬が不振です。

近10年の「前走距離別」の
成績を診てください。

前走2000m超  3.3.2.45 複勝率15%
前走1800m   6.6.6.55 複勝率25%
前走1600m以下 1.1.2.42 複勝率 9%

このように、前走で
1600m以下を使ってきた
馬の成績がかなり低調。

前述したように、春の
東京開幕週は馬場が
タフな状況ですので、
そんな馬場で好走する
ためには、パワーも
スタミナも必要。前走で
マイル以下の距離を
使われていたような
「短めの距離に適性が
振れている馬」では
苦しいのでしょう。

【ポイント5】
1勝馬が格好の狙いめ?

→近10年の当レースで
馬券圏に好走した30頭の
うち、下記14頭が
「収得賞金400万円で
フローラSを迎えていた、
当時1勝馬だった馬」
でした。

10年3着馬  2番人気
11年1着馬  9番人気
11年2着馬 15番人気
11年3着馬  3番人気
12年2着馬  2番人気
12年3着馬 18番人気
13年1着馬  1番人気
13年3着馬  9番人気
14年1着馬  4番人気
15年3着馬  3番人気
16年3着馬 13番人気
17年2着馬 10番人気
18年2着馬 13番人気
19年2着馬  2番人気

つまり、フローラSで
馬券に絡む馬の半数は
「400万の1勝馬」と
いうこと。

しかも、要注目は
上記14頭の人気です。
人気薄の穴馬が多数。

収得賞金400万の1勝馬=
当レースでは抽選対象と
なるため週中の報道の
扱いが小さくなること、
1勝馬ということだけで
評価を下げるファンも
少なくないことから、
人気は上がりません。

しかし、そもそも
当レースに出てくる
1勝馬「以外」の馬も、
桜花賞に出なかった
程度のレベルの馬。
収得賞金400万の
1勝馬でも、実際には
余裕で太刀打ちできる、
というワケです。

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。