『京王杯SC2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京王杯スプリングカップ」の
穴馬探しをお届けします。

京王杯スプリングカップは
5月16日(土)に
東京1400mで行われる、
短距離G2。安田記念の
ステップレースです。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
父ミスプロ系 vs
ダンチヒ持ち

→近3年の当レースの
血統には、2つの顕著な
傾向が現れています。
父ミスプロ系の馬と
ダンチヒ持ちの馬が、
やたら走っているのです。

◆父ミスプロ系の馬
 17年 レッドファルクス 1着 2番人気
 18年 ムーンクエイク  1着 4番人気
 19年 タワーオブロンド 1着 1番人気

◆父or母父ダンチヒ系の馬
 18年 キャンベルジュニ 2着 7番人気
 18年 サトノアレス   3着 2番人気
 19年 リナーテ     2着 6番人気

近3年好走馬9頭のうち
じつに6頭が、上記の
どちらかに当てはまる
馬でした。これほど
走っていますので、
要注目の顕著な傾向と
診ていいでしょう。

走破時計が速い近年の
当レース。近2年は
ペースも平均化して
いますので、そんな
タフなスピード戦に
強い両血筋を持つ馬が
台頭しているのでは
ないでしょうか。

【ポイント2】
外枠不利

→このレースの舞台=
東京芝1400mは発馬後、
すぐにコーナーを迎える
忙しいワンターン戦。
外枠馬が内目へ潜り込む
ことが難しい条件です。

また、当レースは
道中スローの団子隊形で
進む事が多いですから
馬同士の「密度」が高く、
外枠馬が内へ潜り込む
スキもなおありません。

ということで当レースは
外枠馬が苦戦中。下記の
ように14番から外の馬の
成績が不振です。

01~05番枠 複勝率16% 2.2.4.41
06~09番枠 複勝率24% 2.3.5.31
10~13番枠 複勝率23% 4.4.1.31
14~18番枠 複勝率12% 2.2.0.29

【ポイント3】
牝馬が苦戦中

→短距離レース=牝馬が
活躍するジャンルですが
当レースに限ると牝馬の
成績は芳しくありません。
近10年の牡牝別の成績は
下記のとおりです。

牡 複勝率19% 9.9.10.118 セン含む
牝 複勝率13% 1.1.0.14

【ポイント4】
1番人気馬が苦戦中

→当レースは1番人気の
成績が良くありません。
近10年の成績はなんと
(2.0.0.8)。

これほど1番人気馬が
振るわないG2重賞も
さすがに珍しいですが、
紛れの起こりやすい
舞台、多頭数、かつ
G1のステップ戦ゆえ
一部実力馬の仕上げが
(この後のG1をニラんで
いるため)甘い事がある
など、人気馬が崩れる
要素が意外に揃っている
ことがその要因なのかも
しれません。

【ポイント5】
穴は「5歳以上」から

→近10年の
馬齢別成績を診てください。
4歳馬が不振です。

4歳  複勝率14% 3.0.3.36
5歳  複勝率24% 4.3.4.34
6歳  複勝率17% 1.4.3.40
7歳上 複勝率19% 2.3.0.22

「若い馬のほうが強い
レース」は多いですが、
このレースでは全く逆。
4歳馬のアベレージが
最も低調です。

しかも馬券圏に好走した
4歳馬6頭のうち4頭が、
4番人気以内の人気馬。

つまり、4歳の穴馬は
あまり走っておらず、
配当に貢献していません。

一部の有力馬たちが
試走モードとはいえ
G1を目指す強靱な
馬が揃う当レース。
人気になるような強い
4歳馬ならともかく、
そうでない4歳馬では
そもそもの実力的に
なかなか厳しいという
ことなのでしょう。

実際に「5番人気以下」の
人気薄で馬券に絡んだ
14頭中、じつに12頭が
5歳以上の馬でした。
穴狙いなら、5歳以上の
馬から見繕うのが良策。

以上を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。