『デアリングタクトは盤石か?オークスの伏兵馬は?』田中洋平
過去10年のオークスを調べると、
ほとんどの年で、単勝1~2番人気のどちらかが連対しています。
2010年
アパパネ(1番人気1着)
2011年
ホエールキャプチャ (2番人気3着)
2012年
ヴィルシーナ(2番人気2着)
2013年
デニムアンドルビー(1番人3着)
2014年
ハープスター (1番人気2着)
ヌーヴォレコルト (2番人気1着)
2015年
ルージュバック(1番人気2着)
2016年
シンハライト(1番人気1着)
チェッキーノ(2番人気2着)
2017年
ソウルスターリング (1番人気1着)
アドマイヤミヤビ(2番人気3着)
2018年
アーモンドアイ (1番人気1着)
ラッキーライラック(2番人気3着)
2019年
ラヴズオンリーユー (1番人気1着)
クロノジェネシス (3番人気3着)
2着内であれば過去10年で8回、
3着内まで範囲を広げれば、過去10年で10回。
パーフェクトです。
あくまでも過去データなので絶対はないですが、
オークスは1~2番人気を軸にすれば、
高い確率で的中できる。
まずはこれをインプットしましょう。
次に前走レースに注目したいと思います。
・桜花賞
1着7頭
2着4頭
3着5頭
・忘れな草賞
1着3頭
・フローラS
1着1頭
2着4頭
3着4頭
・スイートピーS
2着1頭
・皐月賞
3着1頭
過去10年で馬券圏内に入った馬が30頭。
そのうち、前走桜花賞だった馬が16頭と半数を占めます。
かなりの巨大勢力ですが、これは傾向がハッキリ。
桜花賞1~3着馬
26頭出走で13頭が3着以内
複勝率50%
桜花賞4~18着
53頭出走で3頭が3着以内
複勝率6%
桜花賞で馬券圏外に沈んだ馬の逆転は、
かなり難しそうな印象。
費用対効果的にも、
桜花賞4~18着の馬は手が出にくいですね。
桜花賞4~18着だった馬から、
オークスで馬券に絡んだ馬の共通点を、
あえて探すなら、3歳になってから重賞勝ちがあること。
13年 メイショウマンボ オークス1着
報知杯フィリーズレビュー(G2)勝ち
15年 ルージュバック オークス2着
きさらぎ賞(G3)勝ち
17年 アドマイヤミヤビ オークス3着
クイーンS(G3)勝ち
今年出走を予定している馬で該当するのは、
下記の3頭。
5着 ミヤマザクラ
クイーンS(G3)勝ち
6着 サンクテュエール
シンザン記念(G3)勝ち
8着 マルターズディオサ
チューリップ賞(G3)勝ち
もし馬券の予算的に余裕があるのであれば、
末席に加えるのも良いでしょう。
基本は桜花賞1~3着の馬がオススメ。
レシステンシアはNHKマイルCに出走したので、
今年であればデアリングタクトに、スマイルカナの2頭。
ただ桜花賞で人気薄から1~3着になった馬は、
あまりオークスで活躍できていないので、
スマイルカナは押さえという扱いで良いでしょう。
やはり主役はデアリングタクトということになります。
次に勢力が大きいのがフローラS組ですが、
こちらも桜花賞と同じで、1~3着だった馬以外は出番なし。
フローラSで1~3着だった馬は、
28頭出走して、馬券圏内が8頭。
複勝率は29%です。
それに対して、
フローラSで4~18着だった馬は、
18頭出走して3着内が1頭だけ。
複勝率は6%と、ほぼ無視して良い感じですね。
今年は、1着のウインマリリンと、
2着のホウオウピースフルの2頭だけでOKです。
そして次がリステッドの忘れな草賞に
スイートピーSと、経由してきた馬。
このローテーションは前走1着が絶対。
今年の忘れな草賞はウインマイティーで、
スイートピーSはデゼルが勝ちました。
この2頭をマークしておけば良いでしょう。
変則の皐月賞は無視。
ではまとめます。
デアリングタクト(桜花賞)
スマイルカナ(桜花賞)
ウインマリリン(フローラS)
ホウオウピースフル(フローラS)
ウインマイティー(忘れな草賞)
デゼル(スイートピーS)
この6頭の中で1~2番人気の馬が中心。
軸馬にしましょう。
面白いのがノーザンファーム生産馬が1頭もいないことと、
マイネル系の馬が3頭も入っていること。
これはマイネル軍団にとって、久々のビックチャンスかもしれませんね。
そして馬券的に余裕があって追加したり、
スマイルカナあたりと入れ替えるなら、この3頭。
ミヤマザクラ
サンクテュエール
マルターズディオサ
これで過去データ的にはOKとなります。
デアリングタクトに死角があるのか?
伏兵の台頭があるのか?
週末がとても楽しみですね。
ぜひ参考にしてください。
投稿者プロフィール
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田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。
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