『鳴尾記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「鳴尾記念」の
穴馬探しをお届けします。
鳴尾記念は
6月6日(土)に
阪神芝2000mで
行われる伝統のG3。
宝塚記念への
ステップレースとしての
役割も担います。
さっそく鳴尾記念の
ポイントをお伝えします。
なお、鳴尾記念が
現行の「6月の阪神の
開幕週」に移行したのは
2012年から。
よって、下記で紹介する
各傾向データなどは、
2012年から昨年まで
8年ぶんの結果を基に
したものです。
【ポイント1】
小回りコースでの
芝中距離重賞で
連対実績がある馬を狙え
→鳴尾記念の隠れた
ポイントです。下記を
診てください。
12年1着 トゥザグローリ- 連対あり
12年2着 ショウナンイティ 連対あり
12年3着 トーセンラー
13年1着 トウケイへイロー
13年2着 エクスペディション 連対あり
13年3着 ダノンバラード 連対あり
14年1着 エアソミュール
14年2着 アドマイヤタイシ 連対あり
14年3着 フラガラッハ
15年1着 ラブリーデイ 連対あり
15年2着 マジェスティハ-ツ
15年3着 アズマシャトル 連対あり
16年1着 サトノノブレス 連対あり
16年2着 ステファノス 連対あり
16年3着 プランスペスカ
17年1着 ステイインシアトル
17年2着 スマートレイあー 連対あり
17年3着 マイネルフロスト 連対あり
18年1着 ストロングタイタン
18年2着 トリオンフ 連対あり
18年3着 トリコロールブルー
19年1着 メールドグラ-ス
19年2着 ブラックスピネル
19年3着 ステイフ-リッシュ 連対あり
これは、これまで
8年の好走馬24頭の
「小回りコースでの
芝中距離重賞」での
連対実績を示した
ものです。
なお中距離=1800~
2000mとしています。
また小回りコース=
阪神と京都の内回り、
小倉、中山、福島、
札幌、函館です。
このように24頭のうち
半数以上の13頭が
鳴尾記念以前の時点で
「小回りコースでの
芝中距離重賞」で
すでに連対した実績を
持つ馬だったのです。
鳴尾記念が行われる
舞台=内回り・小回りの
阪神芝2000m。しかも
夏開催の開幕日で馬場が
良く、スピードもかなり
出ますから速力に加えて
機動力、さらには速めの
タフな流れを踏ん張りきる
ためのパワーが必要です。
要は「いかにも小回りの
レースらしい要素」が
いっそう色濃く問われる
レースが鳴尾記念、と
いうこと。
ですから鳴尾記念では
小回り芝中距離重賞での
好走実績がストレートに
活きているのでしょう。
【ポイント2】
決して「内枠有利」の
レースではない
→馬場状態が非常に良い
夏の開幕週の施行という
ことで内枠有利と単純に
思ってしまいがちですが
この鳴尾記念は、決して
そうではありません。
むしろ「逆」です。
近8年の枠別成績は
下記のとおり。
1・2枠 複勝率17% 0.1.2.15
3・4枠 複勝率20% 1.0.3.16
5・6枠 複勝率25% 1.2.3.18
7・8枠 複勝率35% 6.5.0.20
このように内枠→外枠に
なるほど成績がハッキリ
良化しています。こんな
重賞も珍しい印象。
夏の阪神の開幕週の
馬場が良いと言っても
内・前が止まらない
単調な作りの馬場には
あまりなっていない点も
内枠苦戦・外枠優勢の
要因の1つでしょうし、
レースを診ていますと
内枠馬がテンに行けず
包まれて苦しむシーンも
しばしば見受けます。
ともあれ、内枠有利と
単純に決めつけるのは危険。
昨年も7枠・8枠・6枠の
ワンツースリーでした。
【ポイント3】
前走「上がり」が
速くなかった馬が勝つ?
→近8年の「前走の
上がり時計の順位」別の
成績は下記のとおり。
前走上がり5位以内 複勝率29%(1.3.4.20)
前走上がり6位以下 複勝率24%(7.4.4.48)
複勝率で診ると
前走の上がりが
「5位以内」の馬と
「6位以下」の馬の
成績は互角なのですが、
5位以内馬の勝利は、
昨年の1番人気馬・
メールドグラ-スの
1頭のみ。
つまり、前走の上がりが
(出走馬中で)あまり
速くなかった馬ばかり、
近年の鳴尾記念で勝って
いるという事なのです。
直線での瞬発力勝負に
なりづらい=上がりの
速さだけではなかなか
好走できない当レースの
性質が色濃く現れていると
言えるかもしれません。
【ポイント4】
距離短縮馬が不振
→当レースの近8年の
前走距離別の成績は
下記のとおりです。
前走から距離延長 複勝率24% 4.3.2.28
前走と同距離 複勝率30% 2.5.5.28
前走から距離短縮 複勝率19% 2.0.1.13
【ポイント1】で
前述したとおり
速い馬場での機動力と
スピードが問われる
レースですから、前走で
2000mよりも長い距離を
使ったうえで、今回距離を
短縮してきた馬では対応が
なかなか厳しいのか、この
ように複勝率が低調です。
【ポイント5】
ステイゴールド産駒vs
キングマンボ系?
→ステイインシアトル、
トリコロールブルー、
ステイフ-リッシュ。
ステイゴールド産駒が
2017・2018・2019年に
馬券圏に連続好走中です。
また、近5年中3年で
父ミスプロ系の馬が
3勝をマーク。うち2勝は
キングマンボ系です。
以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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