『エプソムカップ2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「エプソムC」の
穴馬探しをお届けします。

エプソムCは
6月14日(日)に
東京で行われる
芝1800mのG3重賞です。

さっそく、エプソムCの
ポイントをお伝えします。

【ポイント1】
とにかく4歳馬が
ものすごく強い

→これがエプソムCの
最大のポイントでしょう。
近10年の馬齢別・戦績を
診てください。

4歳  複勝率53% 8.6.2.14 
5歳  複勝率13% 2.2.2.39 
6歳上 複勝率 9% 0.2.6.79

説明の要は無いでしょう。
4歳馬が圧倒的に強い。
強すぎます。これが
エプソムC最大の特徴。

これには理由があります。
直前の安田記念などの
GIに出走したとしても
好勝負になりそうな
「能力のある4歳馬」が、
収得賞金が足りなかったり、
まだ4歳だからと大事を
とったりして、あえて
GIに出ず(or出られず)
このエプソムCに照準を
切り替えて毎年、出て
きます。

そんな実力上位&
昇り調子の4歳馬が
エプソムCには数多く
出てくるため、上記の
ような4歳優勢の傾向が
表れている、という
ことなのでしょう。

昨年も、2頭だけ
出走していた4歳馬の
ワンツーフィニッシュ。
5番人気+7番人気で
馬連5670円でした。
そして、その2頭とは
レイエンダ+サラキア。
素質豊かな4歳馬だったと
いうワケです。

【ポイント2】
意外に頑張っている
「逃げた馬」

→エプソムCの頃になると
馬場も荒れてきますから
差し有利のイメージも
持ってしまいますが、
じつは逆。逃げた馬が
近5年ではなんと4頭も
馬券に絡んでいます。

15年 エイシンヒカリ 1着 2番人気
16年 マイネルミラノ 3着 6番人気
17年 マイネルハニ- 3着 6番人気
19年 サラキア    2着 7番人気

特に近年の東京の芝は、
レースを使い込まれて
内が踏み固められると
そこがかえって走りやすく
なるため、逃げた馬が
むしろ脚を残しやすく
なっているのでしょう

しかも、上記4頭に
1番人気馬は無し。
3頭が6番人気以下。
当レースで妙味を
求めたい場合でも
「逃げそうな馬」は
要チェックなのです。

【ポイント3】
平地追いの馬が優勢

→近5年の当レースで
好走した15頭のうち、
最終追いを「坂路」で
施された馬は4頭だけ。

残り11頭はウッドや
ポリなどの「平地」の
調教コースで最終追いを
施された馬でした。

15頭の「最終追いの
コース」は下記のとおり。

15年1着馬 ウッド
15年2着馬 ウッド
15年3着馬 ポリ
16年1着馬 ウッド
16年2着馬 ウッド
16年3着馬 ウッド
17年1着馬 ウッド
17年2着馬 坂路
17年3着馬 ウッド
18年1着馬 ウッド
18年2着馬 坂路
18年3着馬 坂路
19年1着馬 ウッド
19年2着馬 坂路
19年3着馬 ウッド

また、近5年出走全馬の
最終追いのコース別の
成績は下記のとおり。

平地 複勝率22% 5.2.4.39
坂路 複勝率14% 0.3.1.25

明らかに「平地」組が
優勢です。坂路組は
近5年勝っていません。

大きく括ると、坂路=
スピード&パワーを
重点的に鍛える調教。
平地=スタミナや
折り合いや瞬発力を
総合的に鍛えて整える
調教と言えますが
エプソムCで好走する
ためには前者よりも
後者の要素が必要で、
ゆえに平地組がハバを
利かせているのかも
しれません。。

【ポイント4】
前走「メイS」組が
大不振

→近10年の当レースで
前走メイS出走馬は
何と(2.1.0.23)と
大不振。

メイS=エプソムCへの
「ステップ戦」として
5月に全く同舞台同距離で
行われていますが、にも
かかわらずこの不調ぶり。
メイS組は買うべからず、
とさえ言えるデータです。

メイSを叩かれてから
エプソムCを最大目標に
目指す馬=「ギリギリの
G3レベル」の馬が多く、
他路線経由馬はそれよりも
そもそものレベルが高い
馬も少なくないことが、
メイS組不振の傾向を
生んでいるのだと診ます。

【ポイント5】
中3週以上の馬を
狙いたい

→前述【ポイント4】で
ご紹介したメイS→
当レースは中2週ですが
梅雨のタフな気候時に
中2週は楽とは言えない
ローテ。その点も、
メイS組不振の傾向を
助長しているのかも
しれません。

実際に、近10年の
前走からの間隔別成績は
下記のとおり。
中3週以上の間隔を
取ってきた馬のほうが
断然、好成績です。

中2週以下 複勝率10% 2.3.0.43
中3週以上 複勝率22% 8.7.10.90

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。