『マーメイドステークス2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「マ-メイドS」の
穴馬探しをお届けします。
マ-メイドSは
6月14日(日)に
阪神芝2000mで行われる
牝馬限定のG3重賞です。
さっそくマ-メイドSの
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
道悪濃厚?
→関西地区は今週木曜から
日曜までずっと雨予報。
いよいよ「梅雨入り」が
濃厚となりました。
それでも魔法の馬場・
東京なら分かりませんが
阪神でそれだけ降れば
おそらく、日曜の芝は
道悪になるでしょう。
梅雨時のレースながら
マ-メイドSが道悪で
行われたのは2008年が
最後。泥んこの馬場で
最低人気(!)の
ト-ホウシャインが
後方から突っ込んできて
1着。2着も10番人気の
ピースオブラヴ。馬連は
7万4千円つきました。
ちなみに、その2頭は
ともに母父ロベルト系。
追込+逃げのワンツー。
今と馬場は違いますが、
いずれにせよ道悪なら
道悪血統馬や、極端な
脚質の馬が好走しやすく
なりますから、それらの
馬にも留意して狙い馬を
選択したいところです。
【ポイント2】
「距離延長馬」が
なんと7連勝中
→近10年の出走全馬の
前走「距離別」成績は
下記のとおり。
1600m以下 複勝率18% 0.1.5.27
1800m 複勝率26% 8.6.4.51
2000m 複勝率13% 2.2.0.26
2200m以上 複勝率18% 0.1.1.9
このように、前走で
1800mを使ったうえで
今回、2000mに距離を
延長してきた馬が好調。
特に近7年は該当馬が
なんと7連勝中です。
タフな阪神芝コースゆえ
距離分以上のスタミナが
「器になるイメージも
ありますが、当レースは
毎年流れがそれほど速く
ならないうえに、小回りの
内回りで行われる一戦。
ゆえに直近で1800mを
使ってきたような馬の
機動力・俊敏性のほうが
活きやすいという事かも
しれません。
【ポイント3】
とにかく荒れます
→牝馬同士のレース。
しかもハンデ戦。しかも
これが最重要な事ですが
G1ヴィクトリアマイルの
「直後」に行われるため
メンバーがかなり低調。
つまり「荒れる要素」が
満載のレースということ。
ゆえに、マ-メイドSは
とにかくよく荒れます。
近10年の当レース出走馬の
人気別成績を診てください。
1番人気馬 連対率30% 複勝率40% 2.1.1.6
2番人気馬 連対率20% 複勝率30% 1.1.1.7
3・4番人気馬 連対率10% 複勝率20% 2.0.2.16
5・6番人気馬 連対率 5% 複勝率20% 1.0.3.16
7~10番人気 連対率25% 複勝率30% 4.6.2.28
11番人気以下 連対率 5% 複勝率 7% 0.2.1.41
「7~10番人気」の
アベレージが非常に
高いのが目につきます。
当レース近10年の
3着以内好走馬30頭中、
なんと半分の15頭が
「7番人気以下」。
こんな重賞レースは
なかなかありません。
とにかく荒れている
重賞レースです。
レースによって
堅く狙ったり、一発穴を
狙ったりと臨機応変に
予想する事をモットーと
する当欄ですが、この
マ-メイドSに限っては
人気馬から堅く狙う理由が
全く無いレースと言って
いいでしょう。もちろん
今年も穴狙いです。
ちなみに昨年も
7・10・5番人気の
ワンツースリー決着でした。
【ポイント4】
格がまったく
効かないレース
→近10年の出走馬の
前走「グレード」別の
成績を診てください。
GI 複勝率17% 0.1.2.15
G2 複勝率44% 1.0.3.5
G3 複勝率 9% 0.2.0.21
オープン 複勝率33% 3.2.1.12
3勝クラス下 複勝率20% 6.5.4.61
このように、前走で
G1に出走していた馬が
不振。
前走で3勝クラス以下の
条件戦を使っていた
馬よりもアベレージが
悪いのです!
逆に、前走でオープンや
3勝クラス以下のレースを
使ってきていたいわゆる
「格下馬」が、まったく
格負けせずに走れている
ことがよく分かります。
春競馬のG1レース等で
すでに「ひと勝負」して
きた馬よりも、負担の
少ない格下級のレースで
好走してきた「勢い」を
もって臨んでくる馬の
ほうが、格は下でも、
人気が無くとも狙える
レースと言えましょう。
【ポイント5】
軽ハンデ馬の「激走」に
要注意
→これも上記ポイントの
続きのような話ですが
当レースは軽ハンデ馬が
よく走るのが特徴です。
当レースは2006年から
ハンデ戦になりましたが
それ以降、51キロ以下の
軽ハンデ馬が、11頭も
馬券圏に好走しています。
昨年も51キロ以下の
ワンツー決着でした。
(7・10番人気)
ドングリの背比べ的な
低調メンバー戦ゆえ、
下級条件で好走してきた
ばかりの軽ハンデ馬、
あるいは前走のオーブンで
凡走した軽ハンデ馬が、
その軽いハンデを活かして
好走できるケースが多いと
いうことなのでしょう。
以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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