『NZT 2017の穴馬探しPART1』シベリアン

「ニュージーランドトロフィー」の穴馬探しを
 お届けします。

NZTは4月8日(土)に中山で
行われる3歳マイル重賞です。

 昨年は、ダンツプリウスを
推奨馬としてお伝えしました。
 (1着/2番人気)

 土曜施行のレースですので
 さっそく、当レースの
 ポイントを3つご紹介します。

 【ポイント1】
 前走「オープン好走」馬か、
 前走「500万連対」馬が
穴をあける

→近10年(阪神開催の
11年は除く)の当レースで
5番人気以下で3着以内に
好走した穴馬全12頭の
前走履歴を診て下さい。

07年 1着 トーホウ (11)前走/オープン5着
07年 2着 マイネル (16)前走/オープン5着
07年 3着 ワールドハ(8)前走/オープン5着
08年 1着 サトノプロ(6)前走/500万1着
08年 2着 エーシンフ(5)前走/オープン2着
09年 2着 ティアップ(5)前走/500万1着
10年 3着 レト   (7)前走/オープン3着
13年 3着 ストーミ (12)前走/500万1着
14年 3着 ベルルミエ(8)前走/オープン4着
15年 1着 ヤマカツエ(7)前走/オープン3着
16年 2着 スト-ミ (14)前走/500万2着
16年 3着 エクラミ (12)前走/オープン4着

 (カッコ数字)は人気順

このとおり、近10年の
当レースで穴をあけたのは

●前走オープン(重賞含む)で
 掲示板に好走した馬

●前走500万で連対した馬

このどちらかに限られています。
12頭全馬が、どちらかに該当。

つまり前走の「オープンの
 レース(重賞含む)」で
6着以下に凡走していた馬の
「復活」で穴を狙うよりも、
 上記2パターンの履歴の馬を
狙うほうが穴を取りやすい、
ということになります。

 容易にチェックができる
項目ですので、穴党の方は
特に注目してみてください。

 【ポイント2】
ミスプロ vs ロベルト

→タイトルどおり。
ニュージーランドTは毎年、
 『父 or 母父がミスプロ系、
またはロベルト系の馬』が
多く好走するレースです。

12年1着 カレンブ(1)母父ミスプロ系
12年2着 セイクレ(2)父ミスプロ系、母父ロベルト系
12年3着 ブライト(4)
13年1着 エーシン(2)母父ミスプロ系
13年2着 レッドア(3)
13年3着 ストー (12)父ミスプロ系
14年1着 エーシン(1)
14年2着 レッドア(4)
14年3着 ベルルミ(8)父ミスプロ系
15年1着 ヤマカツ(7)父ミスプロ系、母父ロベルト系
15年2着 グランシ(1)母父ロベルト系
15年3着 アルマワ(2)
16年1着 ダンツプ(2)父ロベルト系
16年2着 ストー (14)父ミスプロ系
16年3着 エクラ (12)

 (カッコ数字)は人気順

このように、近5年の
好走馬15頭のうち9頭が、
どちらかの筋を父or母父に
有していました。

つまり毎年馬券に絡む馬の
 うち2頭はこの血統傾向に
該当する馬、ということに
 なります。芝のマイル重賞と
 してはけっこう多い印象。
 近2年は該当馬のワンツーで
昨年は馬連2万超でした。

ミスプロ、ロベルトといえば
 ダート的なパワーが活きる
 レースで強い馬力筋ですが
当レースは毎年、前半が速く
流れるうえにラストまで
 ラップの落ち込みが少ない
「ダート戦的なラップ」を
刻む事が多いレースですから、
ダートでも凌ぎきれるような
 スピードの持続力&パワーを
備えるミスプロ、ロベルトの
筋が活きやすいのでしょう。

 【ポイント3】
 「差し」が
届きまくるレース

→昨年も差し追込の3頭による
 ワンツースリー決着でしたが、
スローで流れた13年以外の
近5年(12・14・15・16年)に
3着以内に好走した12頭のうち
10頭が、下記のように最初は
中位or後方に待機したうえで
 マクったり、直線で差してきた
馬でした。本当にこのレースは
差しがよく届きます。

12年1着馬  先行 2-3-3
 12年2着馬  差し 10-5-5
 12年3着馬  追込 12-9-11
 14年1着馬  差し 12-11-8
 14年2着馬  差し 10-7-7
 14年3着馬  先行 2-3-3
 15年1着馬  差し 9-9-8
 15年2着馬  追込 16-16-16
 15年3着馬  差し 13-11-10
 16年1着馬  マクリ 8-5-3
 16年2着馬  追込 11-13-15
 16年3着馬  差し 9-9-8

「9-9-8」=2角-3角-4角の通過順

このレースは前述したように
 タフな流れになりますから
最後の直線で(実戦経験の浅い
3歳馬ゆえ)持ち堪えられなく
 なる先行馬が多く、差し追込に
構えた馬たちによる逆転劇が
頻繁に発生します。

しかも、今春の中山の芝は
例年以上に「内目」が悪く
外差しが効きやすい状況。
よって今年は特に当傾向を
気にかけておくべきと診て
 います。

 以上3点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。