『桜花賞 2017の穴馬探しPART2』シベリアン
引き続き「桜花賞」の
穴馬探しです。
PART1では、桜花賞に
存在する2つの「魔の法則」を
お伝えしました。
今回は、他の当レースの
ポイントを記していきます。
【ポイント3】
前走アネモネS組、
前走フィリーズR組が苦戦
→これは有名な傾向ですが、
当レースの「本質」を表す
ハナシでもありますので
念のため記しておきます。
近10年の桜花賞の
前走別成績を診てください。
エルフィンS 複勝率50% 1.1.0.2
クイーンC 複勝率22% 0.3.1.14
チューリップ賞 複勝率39% 8.4.5.27
アネモネS 複勝率 4% 0.0.1.22
フィリーズR 複勝率 5% 1.0.2.52
フラワーC 複勝率15% 0.1.1.11
前走アネモネS組、
前走フィリーズR組の
苦戦ぶりが目につきます。
前者は出走馬のレベルが
低い関東の非重賞レースゆえ、
そこで好戦した実積はあまり
アテにはならないという事。
中山マイルの舞台じたいも
阪神マイルとは性質がかなり
異なります。
また後者は阪神内1400mが
舞台のレースのため、そこで
好走しても(レースの質が
全く違う)桜花賞に通じる
ものが少ない、ということ。
近年の桜花賞は長い直線まで
脚を溜めてから瞬発力とキレを
競うレースになっているため、
フィリーズRとはいっそう
「真逆」のレースと化して
います。よってフィリーズRの
好走実積=むしろ不安材料と
いえるワケです。
昨年のアットザシーサイドの
ように「そもそも1400m戦が
当時は向いていなかった」
馬なのにフィリーズRで好走した
ような馬なら、もちろん一応の
警戒が必要でしょうが…。
【ポイント4】
近年は関東馬不振
→タイトル通り。近10年の
桜花賞の東西所属別・成績を
診てください。
関西馬 複勝率21% 8.8.6.85
関東馬 複勝率11% 2.2.4.63
このように東西別成績は
ちょうど「ダブルスコア」。
明らかに関西馬優勢です。
以前から(春の牝馬にとって
長距離輸送は簡単な事では
ないため)関西の陣営は
桜花賞を、関東の陣営は
オークスを大切にする
傾向がありますが、上記の
アベレージはそれが如実に
現れている印象。
特に、近3年の関東馬は
(0.0.1.18)複勝率5%と
散々です。それ以前に
「関東馬の栗東留学」が
流行っていた頃は関東馬も
時折走っていたのですが…。
【ポイント5】
「最速上がりで勝った実積」が
桜花賞Vへの最低条件
→タイトル通り。近10年の
桜花賞の勝ち馬10頭中9頭が、
桜花賞以前に「最速上がりで
勝った事が最低1度はある」
馬ばかりでした。
07年1着 ダイワスカ なし(準最速はアリ)
08年1着 レジネッタ 2度あり
09年1着 ブエナビス 3度あり
10年1着 アパパネ 1度あり
11年1着 マルセリ- 1度あり
12年1着 ジェンティ 1度あり
13年1着 アユサン 1度あり
14年1着 ハ-プスタ 3度あり
15年1着 レッツゴー 1度あり
16年1着 ジュエラー 1度あり
【ポイント3】でも
記しましたが近年の桜花賞は
道中があまり速く流れず
ラストの長い直線まで脚を
溜めてから瞬発力とキレを
競うレースに変わったため、
桜花賞以前にそのような走り
=最速上がりを自身が使い、
しかも勝ちきった「実積」が
活きやすくなっている、と
いうこと。
今年も当項目「該当馬」から
推奨馬を選択します。
以上5点を鑑みた上で、
今年の推奨馬をPART3で
会員様にお伝えします。
PART3・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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