『関屋記念2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「関屋記念」の
穴馬探しをお届けします。

関屋記念は、
8月16日(日)に
新潟競馬場で行われれる
マイルのG3重賞。
サマーマイルシリーズの
第3戦として組まれている
レースです。

さっそく、関屋記念の
ポイントをお伝えします。

 

 

 

【ポイント1】
「中京記念好走馬」が
あまり好走していない
レースだが…

→サマーマイルシリーズが
始まった2012年以降、
関屋記念における
「直前の中京記念で
1・2・3着だった馬」は
なんと、下記のように
(0.1.0.11)。

2017年の
ウインガニオンが
中京記念1着 →
関屋記念2着に
連続好走したのみです。

 

12年 フラガ 中京記1着 → 関屋記×
12年 ショウ 中京記2着 → 関屋記×
12年 トライ 中京記3着 → 関屋記×
13年 フラガ 中京記1着 → 関屋記10着
13年 ミッキ 中京記2着 → 関屋記11着
13年 リルダ 中京記3着 → 関屋記×
14年 サダム 中京記1着 → 関屋記×
14年 ミッキ 中京記2着 → 関屋記 8着
14年 マジェ 中京記3着 → 関屋記12着
15年 スマー 中京記1着 → 関屋記11着
15年 アルマ 中京記2着 → 関屋記 4着
15年 ダロー 中京記3着 → 関屋記 8着
16年 ガリバ 中京記1着 → 関屋記×
16年 ピーク 中京記2着 → 関屋記11着
16年 ケント 中京記3着 → 関屋記 9着
17年 ウイン 中京記1着 → 関屋記 2着
17年 ピーク 中京記2着 → 関屋記×
17年 ブラッ 中京記3着 → 関屋記15着
18年 グレー 中京記1着 → 関屋記×
18年 ロジク 中京記2着 → 関屋記×
18年 リライ 中京記3着 → 関屋記 6着
19年 グルー 中京記1着 → 関屋記×
19年 クリノ 中京記2着 → 関屋記×
19年 プリモ 中京記3着 → 関屋記×
×=不出走

 

芝の状態も、気候的にも
何かとタフな要素が多い
中京記念で好走して
サマーマイルシリーズの
ポイントを獲得した馬が、
シリーズ制覇を目論んで
(中京記念で激走した
直後なのに)たったの
中2週で関屋記念へコマを
進めてきても、なかなか
コンディション的に厳しい、
ということなのでしょう。

また、全く同じ条件の
「左回りマイル」でも
中京記念と関屋記念では
好走するために必要な
素養が大きく異なる点も
当現象の要因と診ます。

ただ、今年は
中京記念が中京で行われず
阪神で行われました。

しかも今年は米子Sが
サマーマイルシリーズに
新たに指定されたため、
中京記念が従来の
マイルシリーズ開幕戦から
第2戦に?の関屋記念が
第2戦から第3戦に移行して
います。

つまり今年の関屋記念は
昨年までの関屋記念とは
ちょっと違う状況で
行われる関屋記念という
こと。この点をどうヨムか。
今年のカギともなります。

 

 

【ポイント2】
穴は「非サンデー系」が
提供するレース

→近10年の関屋記念で
7番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」6頭の
父の系統を診てください。

 

09年3着馬 父が非サンデー系 13番人気   
10年3着馬 父が非サンデー系 10番人気   
12年3着馬 父が非サンデー系  8番人気
15年3着馬 父が非サンデー系  9番人気
16年2着馬 父が非サンデー系  7番人気
17年1着馬 父が非サンデー系  7番人気

 

何と6頭すべて、
父が非サンデー系です。
サンデー全盛のこの
ご時世に、です。

また上記近10年以前の
2006年も、2007年も、
2008年も穴を空けたのは
非サンデー馬でした。

関屋記念=
「非サンデー系」の馬に
要注目の重賞なのです。

もともとスピードが
出る野芝=非サンデーの
パワー血統馬がハバを
利かせやすいもの。

それでもユルい展開が多い
下級条件の新潟マイル戦は
(野芝適性があまり関係なく
なるため)父サンデー系の
馬が強いのですが、強い
オープンの馬が多数集い、
下級条件のレースよりは
流れるうえに前で運ぶ馬が
粘り切るタフなレースに
なりがちな関屋記念は
野芝適性が普通に問われ、
スピードを維持する馬力が
かなり必要になるため、
パワー血統の非サンデー系が
多く好走しているのでしょう。

 

 

【ポイント3】
外枠強し

 

→近10年の枠別成績は
下記のとおり。外枠が
かなり優勢です。

 

1・2枠 複勝率14% 2.1.2.30
3・4枠 複勝率14% 0.2.3.31
5・6枠 複勝率15% 0.3.3.34
7・8枠 複勝率29% 8.4.2.35

 

 

【ポイント4】
牝馬強し

→夏真っ盛りのレース、
しかもマイルの距離。
牝馬が牡馬と互角以上に
走れる要素が揃います。
ゆえに当レースは牝馬が
伝統的に強い傾向がアリ。
近10年の牡牝別の成績は
下記のとおりです。

 

牝   複勝率26% 2.3.3.23
牡セン 複勝率17% 8.7.7.107 

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。