『開幕週は内枠、最終週は外枠が有利なのかを検証』田中洋平

 

競馬を少しかじった人間なら誰でも知っている、

格言のようなも。

 

開幕週は馬場荒れていないので、距離ロスのない内枠が有利。

 

反対に最終週は、

馬場の内側が荒れているので外枠スタートが有利。

 

これはもちろん馬場が荒れるという概念のある芝のレースだけが対象ですが、

実際はどうなのか?を検証してみたいと思います。

 

まず競馬の番組についてですが、

下記のように開催される日数が決められています。

 

札幌競馬2開催14日

函館競馬2開催12日

福島競馬3開催20日

新潟競馬4開催26日

中山競馬5開催43日

東京競馬5開催45日

中京競馬3開催23日

京都競馬4開催37日

阪神競馬6開催48日

小倉競馬2開催20日

 

上記はあくまでも一例ですが、

このJRAが決めた開催日数に従って開催されるわけです。

 

その中で多いのが8日でワンセットになっているパターン。

 

1回阪神1日目

1回阪神2日目

   ↓

1回阪神8日目

 

ここで終わって、次は京都開催になる。

 

1回京都1日目

1回京都2日目

   ↓

1回京都8日目

 

このあとはローカルの小倉開催などを挟んで、

また阪神競馬場に開催が戻ってくる。

 

2回阪神1日目

2回阪神2日目

   ↓

2回阪神8日目

 

今度は2回目の阪神開催なので「2回」という表記になっています。

 

たまに6日目で終わったり、

なかには12日目まであったりと、

よく分からないと思っていた開催表記ですが、冷静に見れば仕組みは単純。

 

基本は8日目までがワンセットで、

あとは開催すると決められた日数を消化するために、変則パターンがあるだけ。

 

このように覚えておけば良いでしょう。

 

ということで、

ここでは開幕週は1日目、最終週は8日目と定義しますね。

 

まずは開幕週の枠番別の成績を見てみましょう。

 

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 95- 77- 74- 756/1002 9.5% 17.2% 24.6% 80 77
2枠 75- 78- 72- 818/1043 7.2% 14.7% 21.6% 78 70
3枠 71- 76- 85- 856/1088 6.5% 13.5% 21.3% 45 72
4枠 103- 88- 87- 871/1149 9.0% 16.6% 24.2% 82 78
5枠 92- 98- 107- 918/1215 7.6% 15.6% 24.4% 98 89
6枠 89- 105- 93- 984/1271 7.0% 15.3% 22.6% 69 80
7枠 101- 104- 106-1098/1409 7.2% 14.5% 22.1% 57 66
8枠 98- 96- 100-1166/1460 6.7% 13.3% 20.1% 78 65

 

 

他の枠に比べて、1枠の成績が良いことが分かります。

 

やはり開幕週は内枠が有利。

 

これは間違いなさそうです。

 

続いて最終週(8日目)を見てみましょう。

 

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 51- 46- 57- 574/ 728 7.0% 13.3% 21.2% 55 72
2枠 64- 50- 52- 603/ 769 8.3% 14.8% 21.6% 83 66
3枠 57- 61- 59- 632/ 809 7.0% 14.6% 21.9% 58 76
4枠 64- 58- 57- 666/ 845 7.6% 14.4% 21.2% 49 59
5枠 45- 82- 89- 673/ 889 5.1% 14.3% 24.3% 45 74
6枠 67- 79- 65- 717/ 928 7.2% 15.7% 22.7% 69 70
7枠 85- 63- 62- 834/1044 8.1% 14.2% 20.1% 75 66
8枠 82- 77- 73- 846/1078 7.6% 14.7% 21.5% 74 69

 

 

うーん、こちらは特段に8枠が良いわけではなさそう。

 

1枠よりは8枠の方が良い成績ですが、どの枠もフラットなイメージです。

 

では次に1~3番人気の馬だけに限定してみましょう。

 

◆最終週(8日目)1~3番人気の馬のみ

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 35- 24- 26- 82/167 21.0% 35.3% 50.9% 82 79
2枠 36- 25- 21- 82/164 22.0% 37.2% 50.0% 85 78
3枠 41- 29- 26- 80/176 23.3% 39.8% 54.5% 88 90
4枠 47- 35- 25- 91/198 23.7% 41.4% 54.0% 96 84
5枠 28- 44- 39- 80/191 14.7% 37.7% 58.1% 53 90
6枠 41- 33- 27- 90/191 21.5% 38.7% 52.9% 65 77
7枠 59- 22- 26-121/228 25.9% 35.5% 46.9% 92 75
8枠 60- 46- 22-102/230 26.1% 46.1% 55.7% 95 85

 

 

いかがでしょう?

 

それなりの実力を持った1~3番人気の馬だけに限定したら、

最終週の8枠が有利であることが、浮かび上がってきました。

 

このようなデータを見るときにまず気になるのが回収率だと思いますが、

回収率は二の次です。

 

最初に注目しないといけないのは成績面で、ここが他よりも優秀ならOK。

 

そして成績面が優秀だからこそ、

それに合わせて回収率が優秀であればデータ的に100点です。

 

では次に開幕週の1~3番人気の馬だけに限定してみましょう。

 

◆開幕週(1日目)1~3番人気の馬のみ

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
1枠 66- 38- 27- 86/217 30.4% 47.9% 60.4% 114 93
2枠 55- 47- 30-133/265 20.8% 38.5% 49.8% 74 71
3枠 50- 38- 33-103/224 22.3% 39.3% 54.0% 76 81
4枠 75- 45- 43-136/299 25.1% 40.1% 54.5% 82 80
5枠 60- 51- 41-120/272 22.1% 40.8% 55.9% 76 84
6枠 56- 59- 42-112/269 20.8% 42.8% 58.4% 78 88
7枠 69- 60- 49-142/320 21.6% 40.3% 55.6% 80 84
8枠 72- 45- 48-138/303 23.8% 38.6% 54.5% 90 84

 

 

まずは成績面をご覧ください。

 

他の枠に比べて、1枠の成績は優秀です。

 

もうお分かりですね。

 

1枠の好走率が高いから、

それに伴って1枠の回収率も高くなっているわけです。

 

回収率ばかりを追いかけるのではなく、

まずは「馬が好走する」パターンの仮説を立てる。

 

それをTARGETのレース検索で調べる。

仮説が正しいか?は、成績がアップしているかで判断。

 

成績に伴って、回収率がアップしていたら100点満点。

 

ということになります。

 

TARGETを叩く際にこれを意識するだけで、

できあがる馬券術の精度は、大幅にアップするでしょう。

 

これは私の経験から言えることなので、確かですね。

 

また馬券を買うワザとしては、

開幕週(1日目)の芝レースの1枠に1~3番人気が入った時。

 

最終週(8日目)の芝レースの8枠に1~3番人気が入った時。

 

この2つのパターンを狙い撃ちにすることで、

回収期待値を大幅にアップさせることができます。

 

魑魅魍魎が跋扈する勝負の世界で、

無策で馬券を買っているようでは、勝てないのが当たり前。

 

期待値の高い部分を自分でしっかり見定めて、

馬券を買うようにしましょう。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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