『サンデーサイレンスの血が濃い馬は買う必要なし!』田中洋平

 

私の新コンピ馬券術、

断層インパクトが載っている競馬の天才!10月号に、

競馬場の怪奇譚(P97)という連載があります。

 

これが面白くて私は毎号読んでいるのですが、

今回はサンデーサイレンスのクロスについて書かれていました。

 

要約すると、

サンデーの3×3は危ないよ!という話。

 

なるほど、勉強になるなーと思い、

自分でも少し調べてみました。

 

サンデーサイレンスの後継種牡馬は、

ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド、

スペシャルウィーク、アグネスタキオン、フジキセキ、

ネオユニヴァース、マンハッタンカフェ、ゼンノロブロイ、

ダイワメジャーと見慣れた名前が勢ぞろい。

 

そしてサンデーの直仔の世代は種牡馬を引退して、

現在はもうひとつ下の世代になっています。

 

◆ディープインパクト

ディープブリランテ

キズナ

リアルインパクト

ワールドエース

ミッキーアイル

リアルスティール

スピルバーグ

サトノアラジン

 

◆ハーツクライ

ウインバリアシオン

ジャスタウェイ

ワンアンドオンリー

 

◆ステイゴールド

オルフェーヴル

ゴールドシップ

フェノーメノ

 

◆スペシャルウィーク

リーチザクラウン

トーホウジャッカル

 

◆アグネスタキオン

キャプテントゥーレ

ディープスカイ

 

◆フジキセキ

キンシャサノキセキ

ダノンシャンティ

 

◆ネオユニヴァース

ヴィクトワールピサ

アンライバルド

 

◆マンハッタンカフェ

ジョーカプチーノ

ヒルノダムール

 

◆ゼンノロブロイ

ペルーサ

 

◆ダイワメジャー

カレンブラックヒル

コパノリチャード

 

芝のレース系で、

代表っぽい後継種牡馬を書き出してみました。

 

もうサンデーサイレンスはおじちゃんの時代なわけですね。

 

もちろん上記以外にも、

サンデーの孫にあたる種牡馬がたくさんいます。

 

ブラックタイドのキタサンブラックだったり、

ディープだったらトーセンラーなんかも種牡馬入り。

 

書き出したらキリがない感じですね。

 

だから当然、

繁殖牝馬にサンデー系の血が入っていることも

頻繁に起こるわけです。

 

でもさすがに母父がディープインパクトの繁殖牝馬に、

オルフェーヴルを種付けするというダイレクトなケースは稀。

 

 

という表の組み合わせですね。

 

これはあまりない。

 

でも下記のケースは結構あります。

 

 

お母さんの父方はキンカメ系だけど、

母方はサンデー系だったという裏のパターン。

 

サンデーの子供にキンカメを付けている馬なんて、

ゴロゴロといますよね。

 

牡馬ではありますが、

有名どころではドゥラメンテなんかがそう。

 

父キングカメハメハ

母アドマイヤグルーヴ

母父サンデーサイレンス

 

牝馬だったら重賞3勝のディアデラマドレが該当。

 

父キングカメハメハ

母ディアデラノビア

母父サンデーサイレンス

 

例えばディアデラマドレにキズナを付けると、

サンデーサイレンスが父父父と母母父で、

3×3のクロスになるので、けっこう血が濃いわけです。

 

クロスは3×4が理想と言われていますからね。

 

だからディアデラマドレには、

エピファネイアが付けられて4×3になっています。

 

 

こういう感じですね。

 

このケースが、もっとも安パイなのでしょう。

 

そこで今年の2歳馬で、

現時点で2勝以上している馬のクロスを見てみたいと思います。

 

◆サンデークロスなし

ドゥラモンド

ラストリージョ

ソダシ

ショックアクション

ヨカヨカ

ウインアグライア

ヨカヨカ

ブルーバード

リンゴアメ

 

◆サンデー3×4(4×3)

メイケイエール

カイザーノヴァ

 

なんと、11頭中9頭がサンデークロスなし。

 

そして他の2頭も、サンデーの3×4という奇跡の血量。

 

サンデーの3×3という馬はいませんでした。

 

もちろんまだサンプル数が少ないので何とも言えませんが、

サンデーの3×3が人気していたら、切っても面白いかもしれませんね。

 

ぜひ馬券の参考にしてください。

 

投稿者プロフィール

田中洋平
田中洋平
田中洋平(日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家)
かつてはダイニングバーの経営者だったが、現在は競馬研究ひと筋。「競馬最強の法則」の馬券ブラックジャーナルコーナーにおいて、2009年に逃げ穴馬馬券術を紹介。2010年には同誌にて「コンピアナライズを追え」で巻頭でデビューを果たし、2012年にKKベストセラーズより「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」を出版。現在は日刊スポーツ公認のコンピ指数研究家として日刊公式ウェブサイト「極ウマ・プレミアム」にてコラム、テクニカル6を連載中。また重賞特集号として日刊スポーツが発行しているタブロイド紙のコンピ予想も担当している。

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