『セントウルS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「セントウルS」の
穴馬探しをお届けします。
次週末から、秋の
中京競馬が開幕します。
セントウルSは
9月6日(日)に
中京芝1200mで
行われる短距離重賞。
今年は、
例年の阪神でなく
中京で行われます。
さっそく当レースの
ポイントを記します。
【ポイント1】
サマースプリントシリーズの
転戦馬か?
休み明けの実力馬か?
→セントウルSは
G1スプリンターズSの
前哨戦ですが、一方で
サマースプリントシリーズの
最終戦でもあります。
サマースプリントシリーズを
最大目標とする、夏競馬を
転戦してきた「夏馬」。
G1スプリンターズSを
最大目標とする、
休み明けの「実力上位馬」。
セントウルSには、
両方が出てきますが…
果たして
どちらがよく馬券圏に
走っているのか?
どちらを狙うべきか?
下記を診てください。
07年1着馬(11) ●
07年2着馬(7) ●
07年3着馬(1) ○
08年1着馬(3) ●
08年2着馬(11) ●
08年3着馬(9) ○
09年1着馬(5) ●
09年2着馬(1) ○
09年3着馬(11) ●
10年1着馬(4) ●
10年3着馬(5) ●
11年1着馬(2) ●
11年3着馬(1) ○
12年1着馬(6) ●
12年2着馬(1) ○
12年3着馬(12)
13年1着馬(2) ●
13年2着馬(1) ○
13年3着馬(3) ○
14年1着馬(4) ●
14年2着馬(1) ○
14年3着馬(2) ●
15年1着馬(10) ○
15年2着馬(1) ●
15年3着馬(5) ●
16年1着馬(1) ○
16年2着馬(2) ●
16年3着馬(9) ●
17年1着馬(1) ●
17年2着馬(6) ●
17年3着馬(4) ○
18年1着馬(1) ○
18年2着馬(2) ●
18年3着馬(7) ●
19年1着馬(1) ●
19年2着馬(7) ●
19年3着馬(3) ○
上記は
サマースプリントシリーズが
創設された2006年以降の
セントウルSで、馬券圏に
好走した37頭(海外馬は
除く)の履歴です。
●印=前走で
「夏競馬の短距離重賞」を
使われていた馬。
○印=今回が
中10週超の休明けだった馬。
37頭の内訳は…
●印=23頭、○印=13頭。
つまりセントウルS=
「夏の短距離重賞」を
転戦してきた馬(●印)が
休明けの実力馬(○印)を
上回ることが多いレース、
なのです。
特に近6年は、全て
●印の馬が2頭ずつ
馬券に絡んでいます。
また上記●印の好走馬=
人気薄が多いのも特徴。
「夏競馬回りで格下の
馬だから」とバカにされ
人気を落とす→しかし
目下の好調度を活かして
好走することがけっこう
多いワケです。
近年は、9月といっても
「猛暑の続き」のような
天候になる事が多い事も、
当レースが「夏競馬の
延長」のような傾向が
出ている原因なのかも
しれません。
ともあれ、セントウルS=
サマースプリントシリーズの
最終戦としての性格が非常に
色濃いレースと言えます。
【ポイント2】
普段は
関西馬優勢のレースだが…
→基本的にセントウルSは
地元の関西馬が強いレース。
近10年の東西別成績は
下記のとおりです。
関西馬 複勝率21% 9.7.9.95
関東馬 複勝率14% 1.1.1.19
ただ、今年は中京開催。
関東馬にとって、輸送が
比較的ラクな競馬場です。
例年と違う「東西傾向」が
現れるなら今年かも…とも
思っています。
【ポイント3】
最近は「外枠不利」に
変貌した中京芝1200m
→新装当時は外枠からの
差し込みが良く効いた
中京芝1200m戦ですが
近年は「内志向」が強め。
昨年まで5年間トータルの
中京芝1200m全戦での
枠別成績は下記のとおり。
7・8枠の低調ぶりが
際立っています。
1・2枠 複勝率22% 33.24.19.272
3・4枠 複勝率23% 27.29.26.274
5・6枠 複勝率20% 22.26.27.300
7・8枠 複勝率12% 17.21.27.458
この枠現象とともに
明らかに増えたのが
単純なハナシですが
内枠からの「前残り」。
中京芝1200m戦を
予想する際には、まず
その点を頭に入れて
予想作業を始めるべき
でしょう。
【ポイント4】
前走オープン特別組が
非常に買いづらいレース
→近10年の出走馬の
前走別成績を診てください。
★アイビスSD 複勝率33% 1.2.0.6
高松宮記念 複勝率33% 1.1.0.4
★CBC賞 複勝率20% 0.1.1.8
★北九州記念 複勝率20% 5.2.5.48
★函館SS 複勝率50% 0.1.1.2
オープン特別 複勝率 4% 0.0.1.24
準オープン 複勝率 0% 0.0.0.3
★=サマースプリントシリーズ
このように、前走で
サマースプリントシリーズを
使ってきた馬が堅調なのに
対して「オープン特別」を
使ってきた馬は大不振。
オープン特別組の不振=
別掲「京成杯AH」と
共通した傾向ですが、
その京成杯AH原稿でも
触れたように夏ローカルの
オープン特別を使ってきた
ような馬=現状が頭打ちの
馬が多く、オモテ開催に
変わったココではツラい
結果が出ることが多めです。
以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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