『福島牝馬S 2017の穴馬探しPART1』シベリアン

「福島牝馬S」の
穴馬探しをお届けします。

春の福島開催は、早くも
次週に最終週を迎えます。

福島牝馬Sは
4月22日（土）に福島で
行われる牝馬重賞です。

土曜施行のレースですので
さっそく、当レースの
ポイントを3つご紹介します。

【ポイント1】
4歳馬よりも
5歳以上の馬が狙いめ？

→タイトルどおり。
近10年（新潟開催の2011年は
除く／2006年～）の当レースの
馬齢別・成績を診てください。

4歳馬　複勝率14％（4.4.2.60）
5歳馬　複勝率23％（4.6.4.46）
6歳馬　複勝率21％（1.0.3.15）
7歳馬　複勝率20％（1.0.1.8）

説明不要でしょう。
とにかく4歳馬だけが低調。
4歳馬軽視が、予想の
スタートラインとなる
レースと言えます。

昨年も、1番人気だった
シャルールが勝ちきれず。
3番人気のアースライズも
4着に終わりました。

そんな、当レース出走の
4歳馬の過去の顔ぶれを
振り返って強く感じるのが、
4歳馬がイヤに人気になって
いるな、ということ。

ローカル場での牝馬G3。
しかも直前にG2阪神牝馬Sが
行われたばかりで、全体の
メンバーがどうしても手薄に
なるのが当レースです。
ゆえに、フレッシュ感の強い
4歳馬が過剰人気に推されがち。
しかしその人気ほどは走れて
いない…という印象です。

ですのでどうしても4歳馬を
狙いたい場合「過剰人気に
なっていないか」は、大切な
チェックポイントとなります。

当レースで特に好調なのは
5歳馬です。「5歳牝馬」の
春といえば繁殖に入る馬も
少なくありませんが、そんな
中で福島牝馬Sに出てくる
5歳牝馬＝春に現役を退かず、
何らかの目的・意図があって
現役を続行することにした馬。

ゆえに、当レースに出てくる
5歳牝馬＝モチベーションが
高いということで、5歳馬の
成績が良いのかもしれません。

【ポイント2】
できれば5枠よりも
「内」が欲しい

→近10年（新潟開催の2011年は
除く／2006年～）の当レースの
枠別・成績を診てください。

1枠　複勝率21％（1.2.1.15）
2枠　複勝率15％（1.1.1.17）
3枠　複勝率20％（2.0.2.16）
4枠　複勝率30％（5.1.0.14）
5枠　複勝率20％（0.1.3.16）
6枠　複勝率15％（0.3.0.17）
7枠　複勝率15％（1.0.2.17）
8枠　複勝率15％（0.2.1.17）

このように1～5枠の成績に
大差は無いですが、6枠から
外は、少しアベレージが
下がります。勝ち馬の大半は
4枠から「内」の枠でした。

小回り1800mで多頭数。
ですので外枠馬はなかなか
内へ潜り込む機会がなく
コースロスを強いられます。
しかも毎年、この週から
福島は「Bコース」施行に
変わりますから、なおさら
馬場の内々～中側を通って
こられる「内中枠の馬」の
成績が良いのでしょう。

【ポイント3】
父が「非サンデー系」の馬 vs
ゼンノロブロイ産駒

→タイトルどうり。
近5年の好走馬15頭の
「父」を診てください。
（カッコ数字）は人気順

12年1着馬（1）　　●ロベルト系
12年2着馬（4）　　◇
12年3着馬（2）
13年1着馬（1）　　●ロベルト系
13年2着馬（3）　　●グレイソヴリン系
13年3着馬（10）　 ●ブランドフォード系
14年1着馬（5）　　●ミスプロ系
14年2着馬（2）
14年3着馬（16）　 ●グレイソヴリン系
15年1着馬（3）
15年2着馬（9）　　◇
15年3着馬（13）　 ●ミスプロ系
16年1着馬（15）　 ●ミスプロ系
16年2着馬（1）　　◇
16年3着馬（13）

●＝父が「非サンデー系」
◇＝ゼンノロブロイ産駒

このように15頭のうち
●印が8頭。◇印が3頭。
つまり、非サンデー馬と
ゼンノロブロイの産駒で
じつに11頭を占めています。
かなりの高アベレージ。

特に昨年、15番人気で勝った
マコトブリジャールは
父ミスプロ×母父ロベルトと
いう、当レースで馴染み深い
両系統のマッチングという
配合馬でした。

そもそもパワーコースで
行われる重賞ですし、
道中スロー気味で流れても
小回りでペースが上がる
地点も早めですから、牝馬に
とっては展開や馬場状況に
関わらず「地力と馬力」が
相応に求められるレース。

ゆえに、馬力の含有量に
長けた馬が非常に多い
非サンデー系の馬、
小回り1800mの馬力戦に
強いゼンノロブロイ産駒の
好走が多いのでしょう。

なお、上記「近5年」以前の
2010年も、父がパワー系の
ヴァイスリージェント系の
馬がワンツーをキメています。
（2011年は新潟施行）

父が「非サンデー系」または
「ゼンノロブロイ」の馬は
今年も、ワンポイント評価を
アップする予定です。

以上3点を鑑みたうえで、
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。