『みやこS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「みやこS」の
穴馬探しをお届けします。

みやこSは
11月8日(火)に
阪神ダート1800mで
行われるG3重賞。

今年の当レースは
阪神競馬場で行われます。

さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
休み明けの馬が
苦しんでいるレース

 

→みやこSの最大のキモは
コレでしょう。開催場に
関係のない話ですので
今年も取り上げます。

G1のステップ戦として
みやこSが創設されたのが
2010年ですが、創設以降、
昨年までのみやこSに
「中12週超」の休み明けで
出てきた馬は全部で34頭。

その34頭の全成績を
診て下さい。

なお、18年はJBCが
京都で開催されたため
みやこSは休止扱いと
なっています。

 

10年 ワンダ  6着  7番人気 11ケ月ぶり
10年 ダイシ★11着  3番人気 半年ぶり
10年 ナニワ 12着 11番人気 5ケ月半ぶり
11年 ワンダ★ 4着  2番人気 5ケ月半ぶり
11年 シャア  9着 12番人気 4ケ月ぶり 
11年 サクラ 11着 12番人気 中12週
11年 エイシ 14着 13番人気 5ケ月ぶり
11年 ゴルト★ 5着  3番人気 中15週  
12年 ハタノ★10着  2番人気 4ケ月ぶり  
12年 オース 13着 10番人気 4ケ月ぶり
12年 サンラ 14着 13番人気 4ケ月ぶり
12年 ヒラボ 16着  9番人気 5ケ月半ぶり
13年 ローマ★ 3着  1番人気 4ケ月ぶり 
13年 タイム  8着  9番人気 中13週
13年 オーブ 11着 15番人気 5ケ月ぶり  
13年 サトノ 14着 14番人気 中12週
14年 ニホン★ 7着  3番人気 4ケ月半ぶり 
14年 ブライ  8着  7番人気 3ケ月半ぶり
15年 ローマ  3着  4番人気 5ケ月半ぶり
15年 アスカ  4着  8番人気 5ケ月半ぶり
15年 マイネ  9着 10番人気 5ケ月半ぶり
16年 グレン★ 2着  1番人気 中12週
16年 インカ  8着  9番人気 9ケ月半ぶり
16年 マイネ 11着 13番人気 5ケ月半ぶり
17年 ルール  2着  9番人気 4ケ月半ぶり
17年 シャイ  6着 14番人気 4ケ月半ぶり
17年 ローズ  7着  7番人気 中12週
17年 エピカ★ 8着  1番人気 中12週
17年 アスカ 10着  5番人気 5ケ月半ぶり
19年 ウェス  3着  6番人気 6ケ月半ぶり
19年 アナザ  6着  4番人気 5ケ月半ぶり
19年 スマハ★ 9着  2番人気 中15週
19年 メイシ  中止 16番人気 8ケ月半ぶり
19年 インテ★15着  1番人気 4ケ月ぶり

 

上記34頭の成績合計は
なんと(0.2.3.29)。
複勝率14%。

しかも★印付きの
1・2・3番人気が10頭も
いて、この酷さです。

★印付きの
1・2・3番人気10頭の
成績も(0.1.1.8)と
ほぼ壊滅状態。昨年も
1・2番人気馬が何かに
呪われたかのように大敗。

とにかく休明けの馬が
たとえ人気でも
あまり走らないのです。

ダートのオープンは
冬を中心とした短期間に
GIレースが目白押し。
秋・冬の約4ケ月間に
3つ以上のGIに出る馬も
珍しくありません。

ゆえにダートの場合は
芝のG1戦線とは違い、
みやこSなどの各前哨戦に
かなりの余裕残しで出て
くるケースが多いのです。

休み明けの馬が前哨戦の
みやこSで苦戦している
最大の要因はおそらく
コレでしょう。

またダート馬は芝馬に
比べて「休明けを叩いて
少しずつ良くなる馬」が
多いことも、この現象を
助長している面があると
思います。

ともあれ、これほど
休み明けの馬が走って
いませんから休み明けの
馬の評価は理屈抜きで
一枚割り引きたい。
みやこSのポイントです。

 

 

【ポイント2】
ダート重賞なのに
「ベテラン馬」が
あまり強くない

 

→活躍期間が長い
ダートのオープンや
重賞戦線=ベテラン馬が
活躍する分野ですが
このレースは高齢馬が
低調。3・4歳の成績が
優秀です。

全10年の馬齢別の成績を
診てください。

 

3歳  複勝率22% 0.3.1.14
4歳  複勝率28% 6.2.1.23
5歳  複勝率15% 1.3.4.44
6歳上 複勝率17% 2.1.3.29

 

前述したように、この
レースは「先を見据えた
休み明けの馬」があまり
走りませんが、高齢馬ほど
鉄砲で走れなくなる馬が
多いですし、みやこSに
参戦してくる3・4歳馬=
同時期開催のJBCなど
大レース参戦への賞金が
現時点で足りていない、
しかし素質は持っている
ような馬も多いですから、
いわゆる「本気度」でも
「資質」でも、高齢馬を
上回っているケースが
多いという事でしよう。

みやこS=ダート重賞だが
若い馬を優先的に狙いたい
一戦です。

 

 

 

【ポイント3】
前走シリウスSからの
転戦馬が不振

 

→全10年の当レースで
前走シリウスSからの
転戦馬が(0.2.2.21)と
未勝利。複勝率16%と
パッとしません。

シリウスS=ゆったり
流れる阪神2000m戦。
逆に当レースはけっこう
毎年、忙しく流れがち。
そんな流れの違いも
シリウスS経由馬の苦戦に
繋がっている面はあると
思います。

実際にシリウスS経由馬を
含めた「前走で1900mより
長い距離を使ってきた馬」
じたいの当レース成績が
(2.5.5.67)複勝率15%と
良くないことも、その点を
実証していると思います。

ましてや今年は、例年の
京都ダート1800mよりも
さらに展開的に忙しくなる
阪神ダート1800mでの
施行ですから当ポイントは
なおさら留意すべきかも…
とも診ています。

 

 

 

以上3点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。