『東京スポーツ杯2歳S2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「東京スポーツ杯2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

次週末のJRAは
土・日・月の
3日間開催となります。

東京スポーツ杯2歳Sは
11月23日(月・祝)に
東京芝1800mで行われる
2歳のG3重賞。

来年からはG2に
格上げされる予定です。

昨年はコントレイルが
1戦1勝で優勝。

ここから一気に3冠馬へと
登り詰めました。

ただ、この東スポ杯の時の
コントレイルの単オッズは
2.5倍。

ダービーが1.4倍、
菊花賞が1.1倍でしたから
まだ昨年の今ごろは、
美味しいコントレイルが
存在していた、という
ワケです(笑)。

土曜施行ですので
さっそく、当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
前走の「上がり」の
速さに注目

 

→このレースは毎年、
テン~中盤で流れが
大きくユルみます。

しかも舞台は直線の
長い東京。ですから
直線でハイレベルな
瞬発力が必要です。
典型的な「スローからの
上がり勝負」。

ゆえに当レースで
好走するために
何より求められるのは
「速い上がり脚」。

ですので当レースでは
「前走で最速or凖最速の
上がり脚を使った馬」が
よく好走します。

近10年の当レースで
馬券圏に好走した30頭の
「前走の上がりタイム」を
診て下さい。

 

10年1着馬(1)  ★
10年2着馬(3)  凖
10年3着馬(7)  ★
11年1着馬(1)  ★
11年2着馬(10)  ★
11年3着馬(12)  ★
12年1着馬(1)  ★ 
12年2着馬(3)  ★ 
12年3着馬(7)  ★ 
13年1着馬(2)  凖
13年2着馬(4)  ★ 
13年3着馬(5)  ★ 
14年1着馬(2)  凖
14年2着馬(1)  ★ 
14年3着馬(9)  ★ 
15年1着馬(4)  凖
15年2着馬(2)  ★ 
15年3着馬(6)
16年1着馬(2)  ★
16年2着馬(1)  凖 
16年3着馬(9)  ★ 
17年1着馬(1)  凖
17年2着馬(2)  ★
17年3着馬(3)
18年1着馬(1)  凖
18年2着馬(2)
18年3着馬(3)  ★
19年1着馬(1)  ★
19年2着馬(2)  ★
19年3着馬(3)  ★
カッコ数字は人気順

 

このように全30頭中、
じつに27頭が前走で
最速(★印)または
凖最速(凖印)の末脚で
好走していた馬でした。

これほどの」偏り」は
さすがに、かなり極端。
穴馬でこの点を満たして
いる馬が多い点も注目に
値します。

経験の少ない2歳馬に
よるレースですから、
直近レース=前走で
速い上がりで上がって
きた事が、当レースに
おける何よりの武器と
化しているのでしょう。

ともあれ出走各馬の
前走の上がり脚の速さに
要注目です。

 

 

【ポイント2】
要スタミナ馬場で
スタミナ血統に注目?

→例年以上に荒れている
今の東京の芝コース。

先週は芝1800m戦が
4クラ行われましたが
何とハーツクライ産駒が
3勝しました。

 

(土)04R 1着  ハーツクライ産駒 2番人気
(土)10R 1着  ハーツクライ産駒 13番人気
(日)04R 1着  ディープ産駒   1番人気
(日)08R 1着  ハーツクライ産駒 2番人気

 

荒廃した目下の馬場=
「距離ぶん以上の
スタミナ」が必要に
なっている馬場ゆえ、
ハーツクライ産駒が
芝1800m戦で
いつも以上に走って
いる、ということかも
しれません。

東京の芝は今週から
Cコースに替わります。
例年ならこの週から
高速化、先行有利化が
発生したりしますが、
さすがに今の馬場では
それは望めなさそう。

しかも今年の東スポ杯は
3日間開催で馬場を
酷使し続けた3日目の
メーンとして行われます。
馬場は一層、荒れている
ハズです。

今年の当レースに
ハーツクライ産駒の
出走はありませんが
要スタミナ馬場と診て、
その点を満たす血統の
馬をチョイスしたいと
考えています。

 

 

【ポイント3】
毎年1枠馬が異常に強いが
今年はどうか?

 

→近10年の出走馬の
枠別・成績は下記の
とおり。1枠の成績が
際立っています。

 

1枠 複勝率67% 5.0.3.4
2枠 複勝率13% 0.2.0.13
3枠 複勝率27% 1.0.3.11
4枠 複勝率 0% 0.0.0.16
5枠 複勝率19% 0.2.1.13
6枠 複勝率24% 2.0.2.13
7枠 複勝率22% 1.2.1.14
8枠 複勝率29% 1.4.0.12

 

この東スポ杯の日から
東京の芝はCコースに
替わります。

Cコース最初の日に
行われるからなのか、
はたまた開催7週目で
内々が踏み固められて
くるからか、要因は
恐らくどちらかですが
このように1枠馬が
圧倒的なアベレージで
走っています。

ただ、今年の馬場は
前述したように荒廃状態。
この枠の傾向が今年も
「該当するか」はかなり
微妙と診ています。

 

 

【ポイント4】
「逃げた馬」が
14年連続で凡走中

 

→2005年に逃げ切った
フサイチリシャールを
最後に「逃げた馬」は
近14年続けて4着以下に
沈んでいます。

 

05年 フサイチリシ  1着
———————–
06年 トーセンクラ  4着
07年 ダンツキッス  9着
08年 ヒラボクエク  9着
09年 サンディエゴ  4着
10年 ショウナンカ  13着
11年 キープビリー  12着
12年 ロードシュプ  15着
13年 オールステイ  13着 
14年 マイネルシュ  12着
15年 キラージョ-  4着
16年 マイネルエパ  9着
17年 コスモイグナ  6着
18年 トーラスジェ  12着
19年 マイネルデス  6着

 

毎年1枠が強く、
しかも馬場の内を通った
馬に利がある一戦ですが
だからといって、枠を
利して逃げた馬が優勢と
いうワケではありません。

今年は馬場も馬場ゆえ
いつも以上に逃げた馬は
厳しいと診ています。

 

 

【ポイント5】
キャリアが少ない馬が
断然優勢

→近10年の出走馬の
キャリア別・成績は
下記のとおです。
キャリア2戦以下の馬の
好走確率が非常に高く
なっており、ほとんど
トリプルスコアの状況。

 

2走以下 複勝率34% 7.10.7.46
3走以上 複勝率11% 3.0.3.50

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。