『京都2歳S2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「京都2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

京都2歳Sは
11月28日(土)に
今年は阪神芝2000mで
行われる2歳重賞です。

土曜施行ですので
さっそく、今年の
京都2歳Sのポイントを
記します。

 

 

 

【ポイント1】
今年は阪神でのパワー勝負
血統に注意

 

→例年は京都2000mで
行われる当レース。

京都2000mといえば
内回りコースで平坦。
パワー要らずで、
スピードの惰性に
乗った馬がそのまま
前で残るような
かなり単調な舞台です。

しかし、阪神の
芝2000mはちょっと
趣が違います。

たしかに同じ
「内回りコース」ですが
直線に急坂が待ちます。
しかもスタート直後に
いきなりその急坂を
昇っていくレイアウト。
阪神芝2000mはかなり
「パワー」が必要な
舞台なのです。

その特性が色濃く
出ているのが血統です。

昨年+今年の
阪神芝2000m戦での
複勝率「上位」の
種牡馬を診てください。

 

キングズベスト 複勝率50% 1.2.1.4
エピファネイア 複勝率47% 1.4.2.8
ディープインパ 複勝率43% 14.13.15.56
ロードカナロア 複勝率40% 3.4.3.15
キングカメハメ 複勝率39% 5.5.4.22
エイシンフラッ 複勝率38% 4.3.3.16

 

阪神芝2000m戦への
昨年+今年の
産駒出走数が8走以上、
かつ複勝率38%以上の
種牡馬は、上記6頭。

6頭のうちサンデー系は
コース不問の
ディープインパクトだけ!
他5頭は全て非サンデー。

阪神の芝2000mが
いかに、サンデー系の
キレや瞬発力があまり
活きない舞台かが
分かります。

しかもキングズベスト、
エイシンフラッシュ、
ロードカナロア、
キングカメハメハの
4頭は、いずれも
「キングマンボ系」。

キングマンボのパワーや
底力が非常に活きるのが
阪神芝2000m戦という
ことなのでしょう。

ちなみに全く同条件で
「京都?2000mで
データを抽出しても、
「キングマンボ系」は
キングカメハメハ産駒が
複勝率40%と健闘するも
他は軒並み同23%以下と
不振です。

阪神への舞台替わりで
意識しておきたい
ポイントとなります。

 

 

 

【ポイント2】
1番人気馬が
まったく崩れない

 

→ここからは施行場に
関連性の薄いテーマ。
1番人気の馬は、
オープン特別時を含めた
近10年で(5.2.2.1)、
じつに複勝率90%。

内回り京都2000mで
行われているとはいえ
少頭数なので紛れが少なく、
1番人気馬が実力どおりに
走れることが多めです。

今年は舞台が阪神に
替わりましたが、この
1番人気馬が堅い傾向は
さほど変わらないハズと
思っています。馬券には
おとなしく絡めておく
策が無難でしょう。

 

 

 

【ポイント3】
牝馬は苦しい

 

→オープン特別時を含めた
近10年の牡牝別成績を診て
ください。

タフな要素が強いレースゆえ
牝馬は苦戦しています。
今年は阪神開催ですから
なおさらでしょう。

 

牡 複勝率34% 10.9.10.57
牝 複勝率 9% 0.1.0.10

 

 

 

【ポイント4】
1戦1勝馬が強い
レースだったが…

 

→オープン特別時を含めた
近10年の前走クラス別の
成績を診てください。

 

新馬戦   複勝率50% 5.2.4.11
未勝利戦  複勝率26% 0.2.3.14
1勝クラス 複勝率19% 2.0.2.17
重賞    複勝率30% 3.6.1.23

 

前走「新馬戦」出走=
つまり当レースにおける
1戦1勝馬ですが、この
1戦1勝馬が強いのが
当レースの特徴。

ただ、当レースが
重賞化された
2014年以降の近6年は
3頭の連対に留まっており、
やや勢いが落ちています。

重賞化によりメンバーの
レベルが少し上がり、
それに伴い1戦1勝馬が
やや通じづらくなった面が
あるのかもしれません。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。