『ホープフルS2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ホープフルS」の
穴馬探しをお届けします。

ホープフルSは
12月26日(土)に
中山で行われる
2歳限定のG1です。

今年は、
有馬記念前日の土曜も
中山で「ダブルG1」。

ホープフルSと
中山大障害が
同日に行われます。

G1に昇格して、今年が
まだ4年目の当レース。

それ以前(G2施行時)とは
レース格が異なるため
以前のレース結果などは
参考にできません。

そこで今回は、G1に
昇格して近3年「のみ」の
当レースで現れている
いくつかの傾向について、
あえてお伝えします。

 

 

 

【ポイント1】
G1格上げで
関西馬の活躍が急増中

 

→G1格上げによる
当レース最大の変化は
おそらくコレです。

まず、G1格上げ前の
2009年~2016年までの
東西所属別・成績を診て
ください。

 

関西馬 3.1.2.28 複勝率18%
関東馬 5.7.6.61 複勝率23%

 

このように
地元・関東馬が
リードしています。

次にG1格上げ後の
近3年の東西所属別・
成績を診てください。

 

関西馬 3.3.1.20 複勝率26%
関東馬 0.0.2.14 複勝率13%

 

一目瞭然でしょう。
一気に形成大逆転。
関西馬が断然優勢です。

しかも、6頭の連対は
全て関西馬なのです。
G1格上げ後は、東西の
力関係が逆転しました。

G1格上げ前は
地元の関東馬による
「弥生賞・皐月賞への
チャレンジマッチ」的な
様相。しかも関東馬が
結果も出していました。

しかし、賞金も格も
上がれば、現実志向の
関西馬のヤル気は
俄然変わってきます。
何せ「弱い関東馬」も
数多く走る高額賞金戦と
化したG1ホープフルSを
関西馬が見逃すワケが
ありません。まさに
「絶好の草刈り場」。
手間を使ってでも遠征の
価値アリなのでしょう。

きっちり仕上げて、
きっちり獲りにきて、
きっちり結果を出す
関西馬が増えた=
近3年の関西馬が
これだけ多く好走して
いるというワケです。

また、関西馬の場合、
地元阪神で同じG1の
朝日杯FSを見送って
あえて中山に運んで
くるワケですから、
関東馬と比較して
「中山芝2000mに
適性が高そうな馬」が
多く出走している点も
大きいのだと思います。

 

 

 

【ポイント2】
G1格上げで
荒れなくなっている

 

→G1格上げによって
メンバーレベルが上がり、
実力馬が人気どおり走る
ケースが増え、その結果、
平穏な結果に落ち着く
ようになっています。

実際にG1格上げ前の
2009年~2016年の
8年間で6番人気以下の
穴馬は9頭馬券に絡んで
いました。1年1頭超の
ペース。

しかし、ここ3年の
6番人気以下の馬の
馬券絡みは1頭のみです。
昨年は1・3・2番人気。
思い切った大穴狙いは
ちょっと現実的でない
レースと化しています。

 

 

 

【ポイント3】
G1格上げで
好走するために「格」が
必要になってきた

 

→G1格上げ前の
2009年~2016年に
馬券圏に好走した
24頭の前走の格を
診てください。

 

重賞・オープン 5頭
1勝クラス    6頭
未勝利・新馬  13頭

 

次に、G1格上げ後の
近3年に馬券圏に
好走した全9頭の
前走の格を診てください。

 

重賞・オープン 7頭
1勝クラス    1頭
未勝利・新馬  1頭

 

一目瞭然。
G1格上げによって
レースの本質が大きく
変わっていることが、
このデータから明確に
分かると思います。

ですので、当レースを
データ分析する際に
「近10年」などで
括るのは言語道断(笑)。

あくまで「G1」の
ホープフルSとして
頭を切り替えて考える
必要があります。

 

 

 

【ポイント4】
「脚質=ペース次第」の
結果が出ているが…

 

→G1格上げ後、近3年の
ペースと脚質は対照的。
しかもペースと脚質が
連動しています。

 

2017年【速めの流れ】
 →ズブズブの差し追込決着

2018年【スローペース】
 →先行した馬が上位独占

2019年【平均ペース】
 →好位中位組が上位独占

 

 

要は分かりやすい
「好走馬の脚質=
ペース次第」の結果が
出ているワケですが、
じつはG1格上げ以前は
ペースにあまり関係なく
「差し決着」が多いのが
特徴でした。

しかしG1格上げ後は
「ペース次第」の
順当な傾向が頻出中。

今年の出走予定馬を
見渡して、想定ペースを
ヨミきることが的中への
近道となるレースです。

 

 

 

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。