『阪神カップ2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「阪神カップ」の
穴馬探しをお届けします。

阪神カップは
12月26日（土）に
阪神芝1400mで
行われるG2重賞です。

土曜施行ですので
早速、当レースの傾向を
お伝えしましょう。

 

 

 

【ポイント1】
荒れる！

→最近のG1レースは
あまり荒れませんが
この阪神カップは
穴党ファンが待望する
「荒れるレース」。

なにせ、1番人気馬が
近10年（1.0.1.8）。

そして7番人気以下の
穴馬が、近10年で
12頭も（！）馬券に
絡んでいます。

高額賞金の定量G2とは
思えない荒れ方ですが
押し詰まった年末の時期、
そろそろ体調のピークを
過ぎた馬も多いのでしょう。
実力上位馬がその実力を
発揮できていないことも
多い印象のレースです。

人気馬を疑ってかかる。
まずは、この作業から
始めたいレースです。

 

 

 

【ポイント2】
とにかく
「パワー血統」を
狙いたいレース

→阪神カップはパワーに
満ちた血統の馬の好走が
非常に多いレースです。

近年の好走馬の
血統を診てください。
まさにパワー天国。

 

13年1着馬
13年2着馬　母父ニジンスキー
13年3着馬　ダンスインザダーク産駒
14年1着馬
14年2着馬　ダイワメジャー産駒
14年3着馬　ダイワメジャー産駒
15年1着馬
15年2着馬　アルデバラン2産駒
15年3着馬　母父キングマンボ
16年1着馬　母父キングマンボ
16年2着馬　母父グレイソヴリン系
16年3着馬
17年1着馬　母父グレイソヴリン系
17年2着馬　アルデバラン2産駒
17年3着馬　母父デピュティミニスター系
18年1着馬　キングヘイロー×グラスワンダー
18年2着馬　母父デピュティミニスター系　
18年3着馬　ダイワメジャー産駒
19年1着馬　母父タピット
19年2着馬　ファストネットロック産駒
19年3着馬　ダイワメジャー産駒

 

このように
芝のパワー系統、
あるいはダート系統を
含む馬が大半です。

いつも記していますが
阪神芝1400m＝淀みなく
流れる非常にタフな舞台。

しかも、阪神カップは
そんな舞台における
「最高格」レースです。
ゆえにレースの質は
なおさらタフ。しかも
冬開催の最終週で馬場は
かなり荒れ気味です。

つまり「パワーが存分に
必要な状況」が揃っている
レースですので、まずは
血統面から既にパワーが
備わっている馬のほうが、
好走しやすいのでしょう。

芝のレースですが
ダート的な馬力もかなり
役に立つレースです。

 

 

 

【ポイント3】
牝馬が苦戦

→近10年の出走全馬の
性別成績を診てください。
牝馬があまり馬券に絡めて
いません。

 

牡セン　複勝率19％　8.10.9.118
牝　　　複勝率11％　2.0.1.25

 

ここ2年、牝馬が
勝ってはいますが
近10年で診ると
牝馬は劣勢です。

これほどの成績差が
ありますので、まだ
引き続き牡セン＞牝の
見立てでいいでしょう。

いつも当欄で「基本的に
短距離は、牝馬が牡馬と
互角に走れるジャンル」
と記していますが、この
阪神カップは例外。

当レースはパワーが
必要なタフなレースゆえ
基礎体力やパワーで劣る
牝馬ではどうしても苦しい
面が多いのです。

 

 

 

【ポイント4】
距離短縮馬が健闘

→近10年の前走距離別の
成績は下記のとおり。
距離短縮馬の成績が
非常に優秀です。

 

前走から距離短縮　複勝率24％　6.6.7.61
前走と同じ距離　　複勝率12％　2.1.2.38
前走から距離延長　複勝率12％　2.3.1.44

 

パワー要素が求められる
タフな当レースですが
距離に関しても、直近で
やや長めの距離を使って
いたくらいの「距離も
持つ」タイプの馬の方が、
当レースに対応しやすいと
いうことなのでしょう。

 

 

 

【ポイント5】
関東馬が健闘

→近10年の東西別成績は
下記のとおり。関東馬が
非常に好アベレージです。

 

関東馬　複勝率26％　8.4.2.39
関西馬　複勝率13％　2.6.8.104

 

この時期の中山には
芝1400mの設定自体が
ありませんから、当距離に
こだわって西下してくる
関東馬の勝負気配は強いと
いうコトなのでしょう。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。