『東京大賞典2020の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「東京大賞典」の
穴馬探しをお届けします。

東京大賞典は
12月29日(火)に
大井競馬場で行われる
今年最後のG1レース。

さっそく
東京大賞典のポイントを
お伝えしましょう。

なお、昨年は
「狙い目」コーナーで
当レースを取り上げ、
会員様には
オメガパフュ-ム・
モジアナフレイバーの
2頭を推奨しました。
(1着・3着でした)

 

 

 

【ポイント1】
決め手は、じつは
大井適性の有無?

→近5年の当レースで
馬券圏に好走した15頭の、
それまでの「大井重賞」
実績を診てください。

 

15年1着 サウン 0.1.0.0
15年2着 ホッコ 4.0.1.1
15年3着 ワンダ 1.2.2.4
16年1着 アポロ 0.0.0.0
16年2着 アウォ 0.0.0.0
16年3着 サウン 1.1.1.0
17年1着 コパノ 2.3.0.2
17年2着 サウン 2.1.2.1
17年3着 ケイテ 1.2.0.0
18年1着 オメガ 0.1.0.0
18年2着 ゴール 1.0.1.1
18年3着 ケイテ 1.3.1.0
19年1着 オメガ 2.1.0.0
19年2着 ノンコ 2.2.2.1
19年3着 モジア 3.0.0.4

 

 

15頭のうち13頭が
それまでに「大井重賞」で
連対実績があった馬。

JRA馬が上記の大半を
占める中、このような
「大井重賞実績」勝負の
趣になっていることは
特筆すべき点でしょう。

じつは、南関東競馬の
たとえば船橋や川崎など
大井以外の所属馬でも、
「自コースよりも
大井のほうが大得意」な
馬はけっこういます。

大井は南関東4場の中でも、
いや全地方競馬場の中でも
砂厚がじつは薄いほうで、
しかも毎朝の調教実施で
砂が細かく潰れています。

しかも、直線は長く、
しかしコーナー角度はキツい。
雨ですぐ砂も流れます。

フェアなコースに思われて
実は「独特」なのが
大井コースなのです。

ですから大井でのレース=
当コースへの「適性」が
強く問われ、1度好走した
馬が再度好走するいわば
「リピーター現象」も
起きやすい舞台というコト。

東京大賞典は、そんな
大井コースで行われる
最高峰戦ですから、
いっそうその現象が濃く
出ているのだと診ます。

 

 

 

【ポイント2】
今年は南関東所属馬に
かなりチャンス有?

 

→毎年、JRA馬の
顔ぶれが豪華に揃う
東京大賞典ですが
今年はちっと様子が
違います。JRA馬の
顔ぶれが手薄なのです。

チュウワウィザード、
ゴールドドリーム、
インティ、そして
クリソベリル。
昨年と今年の中京・
チャンピオンズCで
1~4位までを占めた、
現「ダート四天王」が
1頭も出てきません。

そんなJRA馬の情勢を
見越してか、地元の
南関東陣営は主力級が
こぞって出てきました。

JRA馬のメンバーが厚い
交流G1には、出走すら
させず地元ローカル重賞に
回るコトも多い南関東の
主力馬の陣営ですが、
今年は「チャンス有」と
診ている証でしょう。

私も、今年は南関東勢に
大チャンス到来の年と
診ています。

 

 

 

【ポイント3】
南関東の馬が馬券に
絡むと、配当がハネる

 

→東京大賞典は
年末のピッグレースゆえ、
普段は中央競馬しか
買わない方も馬券を買う
レースです。

そんな方は、南関東馬=
弱い固定観念が強く、
南関東所属馬を馬券に
絡ませることは少ない。

ですので、当レースで
南関東所属馬が馬券に
絡むと、途端に配当が
ハネます。

近10年で
「南関東所属馬」が
馬券に絡んだのは
下記3回。2010年は
南関東所属フリオーソが
強烈に強い馬で人気も
集めていましたので
ともかくとして、他の
2年はこのように配当が
結構ハネてくれました。
穴党ファンは南関東馬に
ご注目。

 

▼2010年
 2着が南関東馬(2番人気)
   3連複1580円
   3連単3950円

▼2014年
 3着が南関東馬(8番人気)
   3連複4310円
   3連単10170円

▼2019年
 2・3着が南関東馬(5・4番人気)
   3連複7550円
   3連単38690円

 

私的には今のところ、
中央1頭+南関東1頭の
推奨を考えています。

 

 

 

【ポイント4】
とはいえ
1番人気馬は崩れない

 

→近10年(4.3.2.1)。
さすがに今年の手薄な
メンバーでも、馬券から
外すのは危険でしょう。

 

 

 

【ポイント5】
JRA馬の場合は
チャンピオンズC経由馬の
独壇場

 

→近5年の当レースで
馬券圏に好走した
JRA馬13頭のうち
12頭が、前走で中京・
チャンピオンズCを
使っていた馬でした。

唯一の例外は
一昨年2着の
ゴールドドリーム。
これが南部杯からの
参戦でした。

つまりJRA馬の場合、
近5年好走の全馬が
前走で「G1」を
使っていたという事に
なります。

今年は、当ポイントに
該当しないJRA馬が
複数出走する年。

やはり今年のJRAの
メンバーは異質であり、
やや手薄なのです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。