『シンザン記念2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「シンザン記念」の
穴馬探しをお届けします。

シンザン記念は
3日間開催の2日目・
1月10日(日)に
中京マイルで行われる
3歳重賞です。

さっそく当レースの
ポイントを記します。

 

 

 

【ポイント1】
先週に開幕した
中京の芝について

→芝は良発表だった
1月5日の中京ですが
見た目にはかなり荒れて
路盤から掘れている印象。

しかし、だからといって
外差しでなかったのが
ポイントでしょう。
芝の全5クラ中3クラで
逃げた馬が馬券圏内に
残りましたし、全体的に
先行馬が健闘。5クラで
馬券圏に入った15頭の
4角通過順を書き並べると
3・1・3・1・8・6・7・
4・2・3・5・1・4・6・
2と、好走した馬の大半が
前に行っていた馬でした。
しかも内々を通ってきた
馬がよく伸びていました。

次週は3日間開催ですので
3日目の月曜あたりは
芝が使い込まれて傾向が
また変わっているかも
しれませんが、土曜に
芝のレースが3クラしか
行われませんので、日曜の
時点では、まだその傾向が
大きく変わらないのではと、
とりあえず診ています。

もちろん、土曜の芝の
レースをしっかり診てから
日曜推奨馬の最終決定を
行うべきなのは
言うまでもありません。

 

 

 

【ポイント2】
中京施行の今年は
なおさら距離延長組が
苦戦する?

→近10年の当レースの
前走・距離別成績は
下記のとおり。

 

1200m 複勝率 5% 0.0.1.18
1400m 複勝率 8% 0.1.1.22
1600m 複勝率31% 9.8.6.52
1800m 複勝率30% 1.1.1.7
2000m 複勝率10% 0.0.1.9

 

このとおり、今回と
同距離の1600mや
1800mに出走してきた
馬の成績が優秀です。

逆に、前走で1200mや
1400mに出走してきた
馬の成績が散々。

シンザン記念の毎年の
流れなどから、直近戦で
テンから飛ばす短距離の
激しい流れではなく
道中で溜めるマイルや
1800mの流れを経験して
きたほうが、当レースに
有効という事でしょうか。

今年は舞台が違いますが
京都よりもタフな要素が
多い中京マイルですので
「距離延長組苦戦」の
この傾向は、より顕著に
なるかもとも診ています。

 

 

 

【ポイント3】
牝馬がやたら強いレース

→当レースの近10年の
牡牝別成績を診てください。
下記のとおり牝馬が優勢。

 

牝    複勝率32% 3.2.1.13
牡セン  複勝率20% 7.8.9.95

 

昨年も、牝馬の
サンクテュエールが
勝ちました。

明け3歳「牡馬」の場合、
ホープフルS・朝日杯FSが
年末に行われたばかり。
しかも来週はまた中山で
京成杯があります。

いっぽう、牝馬は
来週にフェアリーSこそ
行われるものの
12月の阪神JFから
少し間隔が空いています。
牡馬のように、12月に
2歳牝馬G1が2つ行われた
ワケでもありません。

つまり、明け3歳馬の
牡牝別ローテーションの
違いを鑑みると、牝馬の
ほうが「シンザン記念に
高素質馬が集いやすい」
日程と言えます。

ゆえに前述のような
牝馬優勢の成績傾向が、
このレースで顕著に
現れているのでは
ないでしょうか。

 

 

 

【ポイント4】
開幕日の中京芝は
「サンデー系」が
苦戦傾向だった

→タイトルどおり。
主要種牡馬の産駒の、
「1月5日」の成績を
診てください。

 

◆非サンデー系
ロードカナロア   1.1.0.2
ノヴェリスト    1.0.0.3
ル-ラ-シップ   1.0.0.5
Point of Entry  1.0.0.0
レッドスパーダ   0.0.1.0
エピファネイア   0.1.0.0
ジャングルポケット 0.1.0.0
ハ-ビンジャー   0.1.0.1
ドゥラメンテ    0.0.1.0
エイシンフラッシュ 0.0.0.1
キングカメハメハ  0.0.0.2
モ-リス      0.0.0.2
スクリーンヒーロー 出走ナシ
クロフネ      出走ナシ
——————–
◆サンデー系
ディープブリランテ 1.0.0.0
フェノーメノ    0.1.0.0
エイシンヒカリ   0.0.1.0
ディープインパクト 0.0.1.8
ハ-ツクライ    0.0.1.5
ヴィクトワ-ル   0.0.0.3
ダイワメジャー   0.0.0.1
ステイゴールド   0.0.0.1
ゴールドシップ   0.0.0.1
ブラックタイド   0.0.0.1
マツリダゴッホ   出走ナシ
キズナ       出走ナシ
リーチザクラウン  出走ナシ

 

主要種牡馬+次週末の
シンザン記念に出走予定の
馬の父を中心に書き並べて
みましたが、このように
サンデー系の種牡馬が
全体的に不振でした。

馬券に絡んだ15頭のうち
10頭が非損デー系。

特に、ディープ産駒と
ハ-ツクライ産駒が
苦戦しました。計15頭の
出走で(0.0.2.13)は
さすがに見過ごせません。
しかも15頭のうち6頭が
5番人気以内だったにも
かかわらず、です。

マイルの京都金杯で
ディープ産駒の
エントシャイデンが
複穴を空けましたが
エントシャイデンは
いつもと違う逃げの手=
ディープ産駒らしくない
競馬で結果を得たのも
事実。

タフな芝状態になって
いる印象も強いですから、
やはりいまの中京の芝=
ディープやハーツなど
サンデー主流系に不向きな
馬場と化している、と
診たいのです。

 

 

 

以上4点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

 

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。