『シルクロードS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「シルクロードS」の
穴馬探しをお届けします。

西日本の開催は
あと2週間、引き続き
中京で行われます。

シルクロードSは
1月31日(日)に
今年は中京で行われる
1200mの短距離重賞。

G1高松宮記念への
ステップレースです。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

 

【ポイント1】
軽ハンデ馬が不振

→当項目は開催場変更と
関連性が薄い話ですので
近10年のデータから
お伝えします。

近10年の当レースの
ハンデ別・成績を
診てください。

 

54キロ以下 複勝率 9% 0.2.4.60
55キロ   複勝率27% 3.2.2.19  
56キロ   複勝率15% 1.2.2.29
57キロ   複勝率29% 4.2.2.20
58キロ以上 複勝率40% 2.2.0.6 

※55.5キロは55キロに、
 56.5キロは56キロに、
 57.5キロは57キロに含む

 

このように
54キロ以下の恵まれた
軽ハンデを貰った馬が
不振です。未勝利で
複勝率もたった9%。

当レースに限った話では
ありませんが、近年は
「実積馬のハンデ」が
各レースで甘くなっており、
それに伴い重ハンデ馬が
平気で走るケースが増加。

当レースも例外ではなく、
少し力が足りない馬が
軽ハンデをもらっても
太刀打ちできなくなって
いるという事でしょう。

 

 

 

【ポイント2】
今冬の中京芝1200mで
「逃げた馬」は…

 

→次週が連続5週目、
昨年12月から数えると
8週目の開催となる
中京競馬。

そこで、週ごとの
「中京芝1200m+
1400mで逃げた馬」の
成績を診て頂きます。

 

12月5・6日   複勝率80% 2.1.1.1
12月12・13日  複勝率66% 1.1.0.1
12月19・20日  複勝率40% 0.0.2.3
1月5日      複勝率 0% 0.0.0.1
1月9~11日  複勝率50% 1.1.0.2
1月16・17日   複勝率 0% 0.0.0.1
1月23・24日   複勝率 0% 0.0.0.3

 

一目瞭然でしょう。
週を追うごとに
逃げ馬の好走頻度が
下がっています。

しかも先週は道悪になり
「とどめ」がさされた
印象。内での残り目が
まったく効かなくなり
差し天国と化しました。
逃げた馬は全滅。

こうなると、残り2週の
中京芝短距離のレースは
差し中心の予想スタンスで
丁度良さそうに思います。

 

 

 

【ポイント3】
今冬の中京芝1200mは
関東馬がかなり不振

→まず、シルクロードSの
近10年の東西所属別の
成績を診てください。

 

関西馬 複勝率19% 10.7.7.101
関東馬 複勝率15% 0.3.3.33

 

複勝率では大きな差が
ありませんが、近10年で
関東馬は未勝利。
「勝ち切るのは関西馬」の
傾向が強いレースです。

今年は関東からの遠征も
不便ではない中京での
施行となりますので
関東馬が挽回するかもと
思いたいところですが…

じつは、今冬の
中京芝1200m戦では
関東馬が大不振。

昨年12月+今年1月の
中京芝1200m戦での
東西所属別の成績を
診てください。

 

関西馬 複勝率22% 9.8.5.80
関東馬 複勝率12% 0.1.4.37

 

コレを診ると、今回の
レースでも関東馬は
ちょっと狙いづらく
なってしまうのです。

 

 

 

【ポイント4】
9年連続で「3着」が
荒れているレース

→シルクロードSは
とにかく「3着」が
よく荒れます。

なんと、近9年続けて
「7番人気以下」の
穴馬が3着に激走中。

近10年の、人気順別の
成績を診てください。

 

1・2番人気  7.2.0.11
3・4番人気  3.3.1.13
5・6番人気  0.3.0.17
7番人気以下  0.2.9.93

 

このように、3着に
好走した10頭のうち
9頭が7番人気以下。

1・2着は人気馬でも
3着が穴だった…という
年が非常に多いのです。

さらに、その9頭の
ハンデを診てください。

 

12年3着馬 53キロ 16番人気
13年3着馬 53キロ 11番人気
14年3着馬 53キロ 13番人気
15年3着馬 57キロ 12番人気
16年3着馬 55キロ 11番人気
17年3着馬 56キロ 7番人気
18年3着馬 55キロ 15番人気
19年3着馬 57キロ 12番人気
20年3着馬 54キロ 8番人気

 

54キロ以下の馬が4頭、
55キロ以上の馬が5頭。

上記【ポイント1】で
54キロ以下の馬が不振の
データを記しましたが
「3着穴」に限ると
54キロ以下の馬でも
ソコソコ好走しています。

ただ、2015年以降で
診ると53キロ以下の馬の
「3着穴」激走シーンは
無くなっており、54キロの
快走も昨年一度のみです。

まとめますと、
「55キロ以上のハンデを
背負っているが、3着なら
ありそうな馬」を、穴の
狙いどころに定める策が
有用ではないでしょうか。

 

 

 

【ポイント5】
ベテラン馬が大不振

→当項目も、開催場の
変更との関連性が薄い
話ですので、近10年の
結果からお伝えします。

近10年の当レースの
馬齢別・成績を診て
ください。

 

4歳  複勝率21%  3.3.1.27
5歳  複勝率24%  3.3.2.25
6歳  複勝率24%  3.3.4.31
7歳上 複勝率 9%  1.1.3.51 

 

このように「7歳超」が
絶不調です。たしかに
ベテラン馬が振るわない
重賞は少なくないですが
ここまで極端なレースは
ちょっと珍しい印象。

スピード負けしやすい
馬齢ながら、ハンデを
背負わされてしまう事も
少なくない当レースでの
ベテラン馬。

「たしかな実績」を
持っていても、なかなか
好走は難しいのです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。