『中山記念2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山記念」の
穴馬探しをお届けします。

関東の開催は
次週から中山に移ります。
皐月賞まで8週間の
ロングラン開催。

中山記念は
2月28日(日)に
中山芝1800mで行われる
伝統のG2重賞です。

さっそく、中山記念の
ポイントをお伝えします。

 

 

 

 

【ポイント1】
「年明け初戦馬」が
強いレース

 

→近10年「前走」別の
成績を診てください。

 

★ダービー  複勝率100% 1.0.0.0 
★秋華賞   複勝率67% 0.2.0.1
★天皇賞秋  複勝率50% 1.2.0.3
★エリ女   複勝率50% 1.0.0.1
★マイルCS 複勝率38% 2.1.0.5
★香港ヴァ- 複勝率50% 0.1.0.1
★香港マイル 複勝率50% 1.0.1.2
★有馬記念  複勝率38% 2.1.0.5
—————————-
☆中山金杯  複勝率25% 3.0.0.9
☆京都金杯  複勝率40% 0.1.1.3
☆白富士S  複勝率11% 0.1.0.8

 

★=前年のレース、
☆=当年のレースですが、
★印のレースを使って
いた馬のアベレージの
ほうが優勢です。

強いA級馬が出走しない
「1・2月のレース」を
使って当レースにコマを
進めてきたような馬では
力の元値的に通じづらく、
逆に1・2月の極寒期に
しっかり休養してきた
力上位馬がまずは順当に
走るのが、中山記念の
「基本」というコト。

ただ、このレースは
2017年から新たに
GI大阪杯のステップ戦と
なりました。

GI大阪杯への叩き台と
して八分以下のデキで
割り切って出てくる
馬もいますから、そんな
馬の仕上がり状態を
しっかり吟味する作業は
肝要になっています。

 

 

 

【ポイント2】
明け4歳馬が非常に強い

 

→近10年の馬齢別の
成績は下記のとおり。
明け4歳馬の複勝率が
群を抜いています。
ほぼ半分の馬が馬券に
絡んでいる計算。

 

4歳  複勝率46% 5.3.5.15
5歳  複勝率29% 4.3.1.20
6歳  複勝率21% 1.3.2.22
7歳超 複勝率10% 0.1.2.29

 

 

 

【ポイント3】
逃げた馬が「穴」を
運んでくるレース

 

→近10年の当レースで
逃げた馬は下記のように
(0.2.3.5)と、5頭も
馬券圏に残しています。
かなり優秀なアベレージ。

 

11年 キャプテン 2着 4番人気
12年 シルポート 2着 7番人気
13年 シルポート 3着 8番人気
14年 ダイワマッ 8着
15年 タイキパー 11着
16年 カオスモス 7着
17年 ロゴタイプ 3着 7番人気
18年 マルターズ 3着 6番人気
19年 マルターズ 7着
20年 マルターズ 6着 

 

淀みなく流れても
小回りトラック+
内回りコースの利を
しっかり活かして、
後続に「追走脚」を
ダラダラ使わせる形を
取れれば、粘れます。

また近年は、この後に
大目標を控えたA級馬の
出走も多めですが
それらが慎重に仕掛けると
逃げた馬になおさら利が
働いています。

しかも上記のように
逃げ残った5頭の大半が
人気薄。妙味も逃げた
馬が提供しているのです。
穴狙いの方は一考を。

 

 

 

【ポイント4】
近年は
「ステイゴールド系」が
快走中

→近3年の当レースで
馬券圏に好走した6頭中、
4頭が父ステイゴールド系。

ウインブライトと
ラッキーライラックの
2頭が2回ずつ好走した
結果ではありますが(笑)
ステイゴールド系の近年の
中山記念との相性の良さを
示しています。

なお近3年の当レースで
ステイゴールド産駒は
1・1・4・7・7着。
オルフェ-ヴル産駒は
2・2・5着。両方合わせて
(2.2.0.4)複勝率50%と
なります。

 

 

 

【ポイント5】
リピーターが強い

→特殊な要素が多い
中山芝1800mで行われる
最高峰のレースらしく、
過去に当レースで好走した
実績があるリピーターの
好走が多いのも中山記念の
特徴です。

ウインプライト。
ラッキーライラック。
ロゴタイプ。
シルポート。
バランスオブゲーム。
ローエングリン。
アメリカンボス。
そしてカンパニー。

遡ればまだいますが
キリが無いので
このあたりで
やめておきます。
ともあれ、リピーターが
よく走る中山記念です。。

 

 

 

【ポイント6】
勝ち切っているのは
「距離短縮組」だが
堅実に走っているのは
「距離延長組」

 

→近10年の「前走からの
距離延長/短縮」別の
成績は下記のとおり。

 

前走から距離短縮 勝率11% 複勝率22% 8.7.2.59
前走から距離延長 勝率 7% 複勝率37% 2.2.7.19
前走と同距離   勝率 0% 複勝率25% 0.1.1.6

 

前走から距離を短縮して
きた馬が近10年で8勝を
マークしており、勝率も
優秀。「1着馬」探しなら
距離短縮組となります。

しかし、複勝率が最も
高いのは前走から距離を
延長してきた組です。
「3着以内に堅実に
走ってくれそうな馬」を
見繕うなら距離延長組と
いうことになります。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。