『オーシャンS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「オーシャンS」の
穴馬探しをお届けします。
オーシャンSは
3月6日(土)に
中山の芝1200mで
行われるG3重賞。
勝ち馬には
3月28日に行われる
高松宮記念の優先出走権が
与えられます。
土曜施行ですので
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。
なお、一昨年は
7番人気3着ダイメイフジ、
昨年は3番人気2着の
ナックビーナスを
会員さまに単独推奨。
2年つづけて一応の
結果が出たレースですので
近2年で用いた予想法も
あえて引き続き使いつつ
話を進めていきます。
【ポイント1】
先週に開幕した
中山の芝について
→予想以上の、圧倒的な
「前有利」の芝でした。
土曜は馬券圏に好走した
15頭のうち14頭が、
日曜も12頭中10頭が
「4コーナーで前から
4番手以内にいた馬」。
つまり土日で馬券圏に
好走した27頭中24頭が
逃げ先行馬だったのです。
さすがにここまで極端な
結果はちょっと珍しい。
次週も、降雨が無いかぎり
この傾向が大きく変動する
ことはないでしょう。
【ポイント2】
当レースの血統傾向は…
→近10年の当レースの
種牡馬成績を診てください。
◆アグネスデジタル 複勝率75% 0.1.2.1
◆タイキシャトル 複勝率50% 0.0.2.2
ダイワメジャー 複勝率44% 0.4.0.5
◆アドマイヤムーン 複勝率33% 0.2.0.4
◆アドマイヤコジーン 複勝率33% 0.1.1.4
近10年の出走数4以上、
かつ複勝率33%超の
種牡馬のみ記しました。
上記の最大の特徴は
「非サンデー系」が
多い点です(◆印)。
「サンデー系」は
ダイワメジャーのみ。
しかもダイワメジャーは
「軽快なサンデー」とは
逆ベクトルの種牡馬。
当レースはいかにも
中山芝1200m戦らしく
終始タイトなペースで
流れて上がりが掛かる
「消耗戦」になりがち。
そのため血統的にも
キレ&瞬発力に長けた
父サンデー系ではなく、
脚を渋太く使う馬が多い
非サンデー系の台頭が
目立っており、また
サンデー系なら鈍重な
ダイワメジャーだけが
健闘できている、と
いうコトなのでしょう。
【ポイント3】
前走1400m出走からの
距離短縮組に注目
→当レースは、前走で
1400m戦を使っていた
馬の成績が良好です。
近10年の前走の距離別・
成績を診てください。
前走1200m 複勝率17% 9.6.6.102
前走1400m 複勝率33% 0.4.3.14
当レースは前述のとおり
上がりが掛かる消耗戦に
なりがちです。
そのため1200m戦では
ありますが、直近で
1400mを使ったような
「1400mの距離でも
平気で走れるスタミナを
備えている馬」に利が
少し働いている、という
コトなのかもしれません。
ただ、前走マイルからの
短縮組は(1.0.1.10)で
複勝率17%と成績平凡。
さすがに直近でマイルを
使っていたくらいの馬=
余りに「カテゴリー」が
違いすぎるのでしょう。
【ポイント4】
「上位人気の関西馬」が
意外に信用できない
→当レースは上位人気の
関西馬が「飛ぶ」事が
けっこう多い一戦です。
近10年の当レースの
「1~4番人気馬」限定の
東西別成績を診てください。
1~4番人気の関西馬 複勝率36% 4.3.1.14
1~4番人気の関東馬 複勝率61% 2.5.4.7
一目瞭然。人気馬なら
関東馬のほうが
信用できるという傾向が
顕著に出ています。
ちなみに、5番人気以下で
診てみると下記のとおり。
コレは差がありません。
5番人気以下の関西馬 複勝率10% 2.1.3.55
5番人気以下の関東馬 複勝率 9% 2.1.2.49
先週の阪急杯を使わず、
わざわざ関東に遠征して
当レースを使う力上位・
人気上位の関西馬=
賞金面に余裕がある事が
多いため、仕上げ的にも
「余裕残し」の仕上げで
出てくるケースがしばしば
ある事も、人気の関西馬の
この低調な戦績に現れて
いるのかもしれません。
12年に1番人気で4着に
凡走したカレンチャンは
まさに典型例でした。
【ポイント5】
外枠は厳しい
→近10年の「枠」別の
成績は下記のとおり。
8枠の成績が低調です。
勝利もナシ。
他の枠 複勝率20% 10.9.9.112
8枠 複勝率10% 0.1.1.18
テンから速いスピードで
駆けるオープン馬による
重賞レース、かつ小回り。
外枠馬は「立ち回り」の
巧さが求められますが、
一旦流れに乗れなかった
外枠の馬は、どうしても
ツラくなってしまう、と
いうコトなのでしょう。
ともあれ、これほどまで
傾向が明確ですので
今年も8枠に入った馬は
推奨馬とは扱いません。
以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール

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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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