『金鯱賞2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「金鯱賞」の
穴馬探しをお届けします。

金鯱賞は
3月14日(日)に
中京2000mで行われる
古馬のG2重賞。

4月4日の大阪杯への
前哨戦となります。

2017年から
G1大阪杯への
ステップ戦としての
「新しい役割」を
担うようになりました。

さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

 

 

【ポイント1】
後方から速い脚で
差してくるタイプの馬は
割り引きたい

→中京2000m戦の
たびにお伝えしている
話です。

中京芝2000m戦=
道中のラップが
あまり上がらないのに
馬群がタテ長になる
ケースが多め。

ただ道中はスローで
流れ続けていますから
タテ長の馬群の中で
前にいる馬も
後ろにいる馬も、
勝負どころでの余力量は
じゅうぶんです。

ですからどの馬も
直線で「同程度の速さの
末脚」を使ってきます。
上がり脚の速さ鋭さに
大差が出ません。

つまり、
前後の位置取りが
バラバラな状態から
多くの馬が同程度の速さで
伸びてくるというコト。

ですので、必然的に
「道中で前にいた馬」が
中京芝2000m戦では
有利となります。

そんな馬が、直線でも
「ソコソコの速さの
上がり脚」さえ使えれば、
後続差し馬を振り切る
ことができるのです。

実際に、2017年以降の
当レース好走馬12頭のうち
11頭が、4角6番手よりも
前につけていた馬でした。

逆に、極端な後方位置から
鋭い脚を使って差しても
頭に届かないことが多め。

実際に2017年以降で
「4角で7番手より後ろ」に
待機したうえで、
上がり5位以内の
速い脚で差してきた馬は
下記11頭がいましたが
(0.0.1.10)と、全く
連対圏に届いていません。

 

17年 スズカデヴ 3着 [4角10番手・上がり2位タイ]
17年 ステファノ 6着 [4角12番手・上がり2位タイ]
17年 ヌ-ヴォレ 10着 [4角13番手・上がり2位タイ]
17年 アングライ 12着 [4角13番手・上がり2位タイ]
17年 ヒストリカ 14着 [4角13番手・上がり2位タイ]
18年 デニムアン 7着 [4角7番手・上がり3位]
18年 アクション 9着 [4角9番手・上がり4位]
19年 スズカデヴ 8着 [4角13番手・上がり4位タイ]
20年 ニシノデイ 6着 [4角8番手・上がり3位]
20年 ブレスジャ 9着 [4角12番手・上がり4位]
20年 ロードマイ 10着 [4角10番手・上がり5位タイ]

 

昨年も、2番人気の
ロードマイウェイが
このパターンにハマって
10着に轟沈。

要は、そんなタイプの
馬の評価を下げる作業が、
当レース予想の出発点と
なるワケです。

 

 

 

【ポイント2】
「勝負気配」に要注意

→当レースには
「この後のG1大阪杯が
大目標」の馬が何頭か
出走してきます。

しかしそんな馬は当然、
ココが目イチ仕上げでは
ありません。

逆に「大阪杯では勝負に
なりそうに無いので
ココが一旦目標レース」と
いう馬、あるいは「今回の
結果次第で路線を決める
予定の馬」は、ココに
ソコソコの仕上げで臨んで
きます。

今回が目一杯の仕上がりで
ない(この後の大阪杯が
目標の)実力馬たちは
状態的に今回走れるのか?
そのスキをついて大駆けを
目論む伏兵はどの馬か?

その見極めこそが
大切になる一戦です。

 

 

 

【ポイント3】
キングマンボ vs
ディープ vs トニービン

→近4年の好走馬12頭には
血統の偏りが発生中。
12頭の組成を診てください。

 

17年1着馬 ●
17年2着馬
17年3着馬 ●
18年1着馬 ※ 
18年2着馬 ☆※
18年3着馬 ☆
19年1着馬 ☆
19年2着馬 ※
19年3着馬 ●
20年1着馬 ●
20年2着馬 ☆
20年3着馬 ●

 

 

父キンカメ系(●)が5頭。
ディープ産駒(☆)が4頭。
トニービン内包(※)が3頭。

当時期に移行後の
当レースは、この
3大主流筋が圧倒的に
ハバを利かせています。

総合力に長けたキンカメ、
上がり脚の鋭いディープ、
左回りで好脚を長く使う
トニービンのそれぞれの
良さが活かせている一戦、
ということでしょうか。

 

 

 

【ポイント4】
勝ち切っているのは
距離短縮組

→過去4年の出走全馬の
前走からの「距離延長/
短縮」別の成績を診て
ください。距離短縮組と
同距離組が複勝率では
互角ですが、勝ち切って
いるのは距離短縮組。
ここまで4連勝中です。

 

距離延長 複勝率 6% 0.1.0.15
距離短縮 複勝率32% 4.2.1.15
同距離  複勝率33% 0.1.3.8

 

 

 

【ポイント5】
先行したうえでの
ヒモ荒れ決着に注意

→過去4年とも
1・2番人気馬が勝ちましたが
2着馬が7・8・5・8番人気。
典型的「ヒモ荒れ」決着と
なりました。

ちなみに7・8番人気で
ヒモ荒れを演出した3頭は
いずれも前々で進めて
ソコソコの上がり脚で
まとめて連圏に踏ん張った
形でした。

つまり、好位から慎重に
進める上位人気馬の
「前」でレースを進めれば
大きめの穴をあける可能性も
あるという事になります。

有力馬の仕掛けが遅めに
なれば、なおさら好走する
可能性は高まります。

 

 

 

以上の点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。