『ヴィクトリアマイル2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「ヴィクトリアマイル」の
穴馬探しをお届けします。

ヴィクトリアマイルは
5月14日(日)に
東京の芝1600mで行われる
牝馬限定のG1です。

さっそく、当レースの
最大の「キモ」から
 お伝えしましょう。

 【ポイント1】
 「中距離タイプの
強い差し馬」の差しが
届かず、の結果が多い

→昨年の2・3着馬なども
典型的でしたが、この
 レースでは「普段は中距離を
主戦場としている、上位人気の
強い差し馬」の差しが届かず、
それが波乱要因となっている
 ことが多めです。

 近5年をザッと振り返っても、
 下記のような「該当馬」が
人気で凡走しています。

12年16着 オールザットジャズ  2番人気
 (直前5走すべて1800m超に出走の、中距離型差し馬)

14年7着 デニムアンドルビー  4番人気
 (直前5走すべて1800m超に出走の、中距離型差し馬)

15年6着 ヌーヴォレコルト   1番人気
 (直前5走すべて1800m超に出走の、中距離型差し馬)

15年7着 ディアデラマドレ   2番人気
 (直前5走中4走で1800m超に出走の、中距離型追込馬)

16年2着 ミッキークイーン   1番人気
 (直前5走中4走で1800m超に出走の、中距離型差し馬)

16年3着 ショウナンパンドラ  2番人気
 (直前5走すべて1800m超に出走の、中距離型差し馬)

このように、毎年のように
当レースでは「上位人気の、
 中距離タイプの強い差し馬が
差し届かず」のシーンが
繰り返されているのです。

その要因は、明白です。
 「年2回しか行われない
牝馬限定のG1」に出走する
 ことを最優先するために、
マイル適性の薄い馬も
当レースにけっこう多く
出走してきてます。

しかし、当レースは流れが
(東京マイル戦のワリに)
あまりタフになりませんから、
 東京のマイル戦で必要とよく
言われる「距離ぶん以上の
 スタミナ」が求められません。

むしろ当レースで求められて
 いるのは、流れに巧く乗って
素軽く立ち回るための機動力。
ゆえに要俊敏性のマイル戦への
適性も相応に必要となります。

ですので、たとえ人気馬でも、
たとえ中距離で強い馬でも、
マイル適性が低いとダメ。

しかも(マイル戦で欲しい)
 俊敏さや機動力にやや欠ける
「差し馬」はなおさら、この
 レースでは苦しみがちなのです。

 上記で挙げた、近5年の
「該当馬」の苦闘ぶりが
 それを証明しています。

では、それら「該当馬」の
評価を下げたうえで、どの
 ような馬を狙えば良いのか?

 基本的には今回取り上げた
 タイプの馬の「逆」を
狙えば良いのですが…

それについては、次項の
PART2でご紹介しましょう。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。