『安田記念2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン
「安田記念」の
穴馬探しをお届けします。
安田記念は
6月6日に行われる
春のマイル王決定戦。
今年も好メンバーが
揃いました。3歳の
マイル王も参戦します。
さっそく安田記念の
ポイントをお伝えします。
【ポイント1】
京王杯SC好走馬は
信用しづらい
→当レースのキモです。
下記を診てください。
11年 ストロングリターン 京王1着 → 安田2着
11年 シルポート 京王2着 → 安田8着
11年 ジョ-カプチーノ 京王3着 → 安田5着
12年 サダムパテック 京王1着 → 安田9着
12年 レオプライム 京王2着
12年 インプレスウィナー 京王3着
13年 ダイワマッジョーレ 京王1着 → 安田9着
13年 トライアンフマーチ 京王2着
13年 ガルボ 京王3着 → 安田7着
14年 レッドススパーダ 京王1着 → 安田17着
14年 クラレント 京王2着 → 安田10着
14年 エールブリーズ 京王3着
15年 サクラゴスペル 京王1着 → 安田17着
15年 ヴァンセンヌ 京王2着 → 安田2着
15年 オメガヴェンデッタ 京王3着
16年 サトノアラジン 京王1着 → 安田4着
16年 サンライズメジャー 京王2着
16年 ロサギガンティア 京王3着 → 安田9着
17年 レッドファルクス 京王1着 → 安田3着
17年 クラレント 京王2着 → 安田9着
17年 グランシルク 京王3着
18年 ムーンクエイク 京王1着
18年 キャンベルジュニア 京王2着 → 安田11着
18年 サトノアレス 京王3着 → 安田4着
19年 タワーオブロンドン 京王1着
19年 リナーテ 京王2着
19年 ロジクライ 京王3着 → 安田9着
20年 ダノンスマッシュ 京王1着 → 安田8着
20年 ステルヴィオ 京王2着
20年 グルーヴィット 京王3着
これは、近10年の
京王杯SCで1~3着に
好走した馬の、次走・
安田記念での全成績です。
上記30頭中18頭が
安田記念に出走するも
なんと勝ち星ナシ。
通算も(0.2.1.15)、
複勝率たった17%。
かなり低調で、とても
直前の重要な前哨戦で
好走した馬の成績とは
思えません。
このように京王杯SCの
好走馬は、安田記念で
「買えない」のです。
安田記念と京王杯SCで
レースの質が大きく
異なることが、この
要因でしょう。距離も
ペースも、レースの
シビアさも、とにかく
全てが違いすぎるため
京王杯SCで好走しても
G1に繋がる好材料とは
ならないのです。
なお、逆に京王杯SCで
「4着以下」だった馬が
近10年の安田記念で
2勝をマークしています。
(サトノアラジン、
ストロングリターン)。
【ポイント2】
距離短縮馬を狙え
→それでは、どんな
レースを前走で使った
馬の好走が安田記念で
多いかと言えば…。
ズバリ、前走の距離が
マイルよりも長かった
馬です。
近10年の安田記念の
「前走距離」別の成績を
診てください。
1200+1400m 複勝率17% 4.3.1.38
1600m 複勝率16% 4.5.6.76
1800+2000m 複勝率26% 2.2.3.20
このように一目瞭然。
前走距離が長かった馬が
好成績です。
東京のマイルG1の
たびに「距離分以上の
スタミナを持つ馬」が
強いと、まるで格言の
ように言われますが
この安田記念に関しては
まさにドンピシャで
それが当てはまっている、
と言えるでしょう。
マイルの最高峰戦。
特に近年はメンバーが
揃い、流れもテンから
シビアになりますから
むしろ1800m以上を
走ってきたような馬の
ほうがそのスタミナを
活かせる、というコト。
そして、それとは
「逆」ベクトルである
京王杯SC経由組は
やはり苦しくなる…と
いうワケです。
【ポイント3】
外差し馬場に変貌した
東京の芝
→先週のレースを見た
方は感じたでしょうが、
Cコース替わり初週にも
かかわらず先週の東京の
芝は、空けてビックリの
外差し馬場。
内を通った逃げ先行勢が
軒並み苦しくなっており、
外差しがバンバン決まり、
たとえ逃げ先行馬でも
あえて内を避けて通って
いる馬がいたほどでした。
今週もまずは土曜の芝の
レースに要注目ですが
引き続きCコースですし
内は荒れた感じですから
傾向は大きく替わらないと
診るのが常道。差し馬勢に
利がありそうな感じです。
【ポイント4】
ディープ産駒が
あまり走らないG1
→近10年(3.1.2.35)、
複勝率15%。昨年こそ
産駒が勝ちましたが
基本的に産駒はあまり
好走しません。
本来マイルといえば
ディープ産駒の得意な
フィールドですが
前述したように
安田記念のレース質は
かなりタフ。ですから
タフなレースが苦手な
ディープ産駒が苦しんで
いるという事でしょう。
【ポイント5】
非サンデー系が強い
→【ポイント4】の
裏返しになりますが
タフなレースですから
父が非サンデー系の
馬の好走が目立ちます。
近10年の
非サンデー系種牡馬の
安田記念での産駒成績は
下記のとおり。
☆ローエングリン 複勝率100% 1.1.0.0
◆スクリーンヒーロー 複勝率67% 1.1.0.1
サクラバクシンオー 複勝率67% 0.2.0.1
☆クロフネ 複勝率67% 0.2.0.1
◎ロードカナロア 複勝率50% 0.1.1.2
◎スウェプトオーヴボ 複勝率50% 0.0.1.1
◆シンボリクリスエス 複勝率40% 1.1.0.3
◎キングカメハメハ 複勝率17% 1.0.1.10
——————————
ディープインパクト 複勝率15% 3.1.2.35
◆=ロベルト系、
☆=ノーザンダンサー系、
◎=ミスプロ系。
何れも健闘しています。
やはり、安田記念=
非サンデー系ゆえの
馬力が活きやすい
独特のG1なのです。
【ポイント6】
パワータイプの
大型馬が走るレース?
→近10年の安田記念の
「前走の馬体重」別の
成績を診てください。
479キロ以下 複勝率 9% 1.0.3.41
480キロ以上 複勝率21% 8.10.6.89
(前走海外出走の馬は除く)
このように、馬体が
コンパクトな馬が苦戦。
前述したように
安田記念はタフな質の
レースですから、馬力を
豊富に備えている大型の
馬のほうが走れる確率が
高いのかもしれません。
【ポイント7】
リピーターレース
→安田記念は
「同じ馬が2度好走する」
リピーターレースです。
アサクサデンエン 05年1着 06年2着
ウオッカ 08年1着 09年1着
スマイルジャック 10年3着 11年3着
ストロングリター 11年2着 12年1着
グランプリボス 12年2着 14年2着
ショウナンマイテ 13年2着 14年3着
モ-リス 15年1着 16年2着
フィエロ 15年4着 16年3着
サトノアラジン 16年4着 17年1着
ロゴタイプ 16年1着 17年2着
アエロリット 18年2着 19年2着
アーモンドアイ 19年2着 20年2着
インディチャンプ 19年1着 20年3着
安田記念が
「独特のタフな要素」が
多く含まれるレースゆえ、
これほどリピーター馬が
多く出現している、と
いうことなのでしょう。
以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。
PART2・穴馬結論編に続きます。
投稿者プロフィール
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高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。
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