『平安S 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「平安S」の穴馬探しを
 お届けします。

 平安Sは
5月20日(土)に京都で
行われるダートG2重賞。
G1帝王賞への
 ステップレースでもあります。

 土曜施行ですので早速、
 当レースのポイントを
 お伝えしていきましょう。

なお2012年の当レースは
同じ京都ダート1900mで
「東海S」の名称で
施行されていました。

レース条件は今の平安Sと
 まったく同じでしたので、
 下記で「近5年」と記して
 いるものに関しては
2012年の東海S、および
2013年から昨年までの
平安Sの、計5年の結果から
集計しています。

 【ポイント1】
 「ミスプロ」強し

→タイトルどおり。
 近5年好走馬15頭の
血統を診てください。
 (カッコ数字)は人気順。

12年1着 ソリタリ(4)  父ミスプロ系
12年2着 ニホンピ(3)
12年3着 サイレ (11)
13年1着 ニホンピ(1)
13年2着 ナイスミ(8)  父ミスプロ系
13年3着 ナムラタ(5)  父ミスプロ系、母父ミスプロ系
14年1着 クリノ (12) 母父ミスプロ系
14年2着 ソロル (7)
14年3着 ワイルド(5) 母父ミスプロ系
15年1着 インカン(4) 母父ミスプロ系
15年2着 クリノス(3) 母父ミスプロ系
15年3着 ローマン(5)
16年1着 アスカノ(1)  父ミスプロ系
16年2着 クリノス(3) 母父ミスプロ系
16年3着 クリソラ(4) 母父ミスプロ系

 以前はロベルト系が
 めっぽう強い傾向があった
当舞台ですが、現在は少し
様変わり。やや軽めの
 ミスプロ系の台頭が多く
 なっています。

 特に当レースにおいては
 その傾向が顕著になって
 いる感。昨年も該当馬の
 ワンツースリーでした。

 近年は馬力勝負という
 よりも少し淡々とした
流れの、いわゆる「平坦での
先行スピード持続力勝負」が
多発している当レースゆえ
 いかにもそのようなレースに
適性が高いミスプロの血が
活きているのでしょう。

 【ポイント2】
アンタレスS凡走馬の
「一変」が、穴のパターン

→近5年の好走馬15頭中8頭が
前走アンタレスS経由馬でしたが、
そのアンタレスSでの着順は
5・2・5・6・12・16・2・4。

つまり、アンタレスSで
「馬券圏を外していた馬」の
 ほうが、当レースでは
圧倒的に走っているのです。

アンタレスSをひと叩きで
使った or 阪神適性が合わず
 アンタレスSで凡走した馬が、
 舞台も替わった当レースで
「一変」するケースが多い、
ということ。

しかも、その好走8頭の
当レースでの人気順は11・
1・8・12・7・5・1・4と
妙味十分でしたから、穴党も
要マークの傾向と言えます。

 【ポイント3】
 「1900m以上での
好走実績」は
必ずチェックを

→このレースは毎年、
 「ダート1900m以上での
好走実積がある馬」が
好走する傾向が強く出て
 います。

 近5年の好走馬15頭の、
 当レースを迎える前までの
「ダート1900m以上」での
戦績を診てください。

12年1着馬 2.1.0.1
 12年2着馬 2.1.0.1
 12年3着馬 0.0.0.0
 13年1着馬 3.2.0.1
 13年2着馬 2.1.0.1
 13年3着馬 0.0.0.2(←4着2回)
14年1着馬 0.0.0.1(←5着)
14年2着馬 0.1.1.0
 14年3着馬 1.0.0.2
 15年1着馬 0.0.0.0
 15年2着馬 2.0.0.1
 15年3着馬 1.0.0.3
 16年1着馬 1.1.1.1
 16年2着馬 2.2.1.2
 16年3着馬 3.3.0.4

このように上記15頭のうち
11頭が、ダート1900m以上で
連対経験があった馬でした。

また、15頭のうち13頭が
 ダート1900m以上で掲示板に
乗った経験があった馬。

ダートにおける1900m以上=
 特殊条件で、しかも長距離の
 カテゴリーになりますが、
 当レースでは、そんな距離で
既に好走実績がある馬しか
好走していない…というコト。

 特殊条件下のレースでは
 いわゆるスペシャリストに
注目するのが的中への一番の
早道ですが、当レースも
例外ではないワケです。

 以上の3点を鑑みたうえで、
 今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。