『オークス 2017の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「オークス」の穴馬探しを
 お届けします。

オークスは5月21日(日)に
東京芝2400mで行われる
3歳牝馬限定のG1です。

さっそく、オークスの
考察ポイントを
 お伝えしましょう。

 【ポイント1】
 近年は「前走フローラS組」の
食い込みも増加

→桜花賞からオークスは
距離が800m伸びるため
「勝負のポイントは
 スタミナ」などと、よく
各メディアで言われます。

では、実際に「前走で
 マイルの桜花賞よりも
距離が長めの1800mや
2000mのレースを
使っていた馬のほうが
成績が良い」かと言えば…
そんなことはありません。

オークスにおける、
 「前走別」成績を診てください。

 桜花賞   勝率10% 複勝率21%  8.5.4.64
スイートピ 勝率  0% 複勝率  4%  0.0.1.24
フローラS 勝率  2% 複勝率22%  1.4.4.32
忘れな草賞 勝率18% 複勝率18%  2.0.0.9
 500万下  勝率  0% 複勝率  0%  0.0.0.12

このように、勝率で診ると
桜花賞組が優勢ですし、
 複勝率も桜花賞組と
 フローラS組が互角。

 「距離が長めのレースを
使っていた馬」のほうが
成績が良い傾向は、特に
現れていません。

オークスは道中のペースが
 ハッキリ緩むケースが多め。
ゆえに「2400mぶんの
 スタミナが特に必要」と
 いうワケでは無いですから、
まずはスタミナ云々よりも
桜花賞に出走したほどの
力の元値の高さ・経験値の
 ほうがオークスで活きる=
 桜花賞組の勝率が高い、と
 いうことなのでしょう。

ただ、近年は
 フローラS組の馬券圏への
食い込みも増えています。
 勝ち切れませんが2・3着に
 フローラS組が入る年が増加。

 近5年では、下記のように
5頭の「前走フローラS組」が
2着または3着に快走して
 います(1着はナシ)。

12年3着アイスフ(9番人気) 前走フローラSで3着
13年2着エバーブ(5番人気) 前走フローラSで2着
13年3着デニムア(1番人気) 前走フローラSで1着
16年2着チェッキ(2番人気) 前走フローラSで1着
16年3着ビッシュ(5番人気) 前走フローラSで5着

つまり近年は、
 平均すると毎年1頭ペースで
「前走フローラS組」が馬券に
絡んでいる事になります。

しかも、5頭中3頭が
5番人気以下と妙味アリ。

 『主に2・3着候補として
 どのフローラS組を選択して
馬券に妙味を出すか』
これが、オークスの
考察ポイントの一つとも
 なっているワケです。

 近年は、フローラSも
 テン37秒台などかなりの
 スローで流れる事が多く
 なっており、オークスと
展開面の共通項が増えて
 いること、また桜花賞を
最初からスキップして
 オークスに絞る素質馬が
増えたことなどが、この
傾向の要因でしょう。

 私的には、今年も
前走フローラS組の中に
気になる馬がいますので、
その馬には重い印を
付けようと思っています。

PART2では
 さらに別のテーマに
 ついて記していきます。

PART2に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。