『宝塚記念2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「宝塚記念」の
穴馬探しをお届けします。

宝塚記念は
6月27日に行われる
上半期のグランプリレース。

さっそく、宝塚記念の
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
実質8頭だて?

→今年は、実力上位馬と
それ以外の馬の力量差が
かなり大きなメンバーと
なりました。

たしかに
「それ以外の馬」が
馬券圏に来れば大きな
配当が望めますが…。

ただ今回のメンバーは
「それ以外の馬」の
考察に時間を割く事も
ムダ?に思えるほど
力差がとにかく大きい
印象。

出走枠に「空き」が
あったため、着賞金が
目当ての低実力馬が多く
登録してきたというのが
実情でしょう。

今回の当欄は現実的に
「実質8頭だて」と
ニラんでいますが、
その中から、現実的な
推奨馬をお伝えしたいと
考えています。

 

 

【ポイント2】
「非根幹距離」重賞での
実績をチェックしたい

→下記のように
近5年の好走馬15頭の
うち13頭が、宝塚記念の
前までに「非根幹距離の
重賞」で連対した実績が
あった馬でした。

 

16年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
16年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
16年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
17年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
17年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
17年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
18年1着馬
18年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
18年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
19年1着馬
19年2着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
19年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
20年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
20年1着馬 非根幹距離重賞で連対アリ
20年3着馬 非根幹距離重賞で連対アリ

 

一昨年は、
10・12番人気で
激走した2・3着馬が
「該当馬」。

昨年は「該当馬」の
ワンツースリーでした。

宝塚記念は
タフな非根幹距離での
最高峰レース。ですから
「非根幹距離の重賞」で
連対した実積=とても
大切な要素となります。

 

 

【ポイント3】
最終調教の「強さ」に
注目?

→近5年の当レースの
最終調教「強さ別」の
成績を診てください。

 

馬ナリ 複勝率34% 4.3.4.21
強め  複勝率 5% 0.1.0.19  ※末強めなど含
一杯  複勝率14% 1.1.1.19  ※末一杯など含

 

一目瞭然。
「馬ナリ」調教馬が
抜群のアベレージです。

上半期の競馬も
フィナーレを迎える
この時期。しかも夏の
暑い季節で自然と汗も
出て、体は絞れます。

いわば「自然と体が
デキてくる」時期。
にもかかわらず、
レース直前の最終追いで
目一杯に追いきって
体を作りにかからないと
ダメな馬では、なかなか
厳しい事が多いという
ことなのでしょう。

 

 

【ポイント4】
牝馬が強いレースだが
G1での連対実績が必要

→近10年の出走全馬の
牡牝別成績を診てください。

 

牡 複勝率17% 7.8.6.104
牝 複勝率45% 3.2.4.11

 

「夏は牝馬」の格言が
活きている印象の上記の
極端な成績差ですが、
じつは馬券圏に好走した
牝馬9頭は、すべて、
宝塚記念を迎えるまでに
すでにG1での連対実績を
持っていた馬でした。

 

11年2着プエナビスタ 宝塚までにG1連対有
13年3着ジェンティル 宝塚までにG1連対有
14年3着ヴィルシーナ 宝塚までにG1連対有
15年2着デニムアンド 宝塚までにG1連対有
15年3着ショウナンパ 宝塚までにG1連対有
16年1着マリアライト 宝塚までにG1連対有
17年3着ミッキークイ 宝塚までにG1連対有
19年1着リスグラシュ 宝塚までにG1連対有
20年1着クロノジェネ 宝塚までにG1連対有

 

 

【ポイント5
ディープ産駒の場合、
好走は牝馬ばかり

→近10年の宝塚記念で
ディープ産駒の成績は
(1.2.4.23)複勝率23%。

ただし馬券圏に好走した
7頭中5頭が牝馬です。
(下記)

 

13年3着 ジェンティルドンナ
14年3着 ヴィルシーナ
15年2着 デニムアンドルビー
16年1着 マリアライト 
17年3着 ミッキークイーン

 

 

【ポイント6】
キングマンボ系の馬が
よく走るG1

→近年の宝塚記念の
血統のトレンドは
コレでしょうか。
下記を診てください。

 

15年1着 ラヴリーデイ   ◆
15年2着 デニムアンドルビ □
16年1着 マリアライト   □
16年2着 ドゥラメンテ   ◆
18年1着 ミッキーロケット ◆
19年2着 キセキ      ◆
20年2着 キセキ      ◆

 

これは2015年以降の
宝塚記念で馬券圏に
好走した「父 or 母父が
キングマンボ系」の
顔ぶれです。

6年間で、7頭好走。

出走数を鑑みれば
かなり多い印象です。
◆=父が、□=母父が
キングマンボ系の馬。

スピードだけではなく
スタミナ・パワーが
総合的に問われる一戦。
まして馬場状態もタフな
梅雨時期です。ゆえに
常に当欄で「スピード・
スタミナ・パワーの
バランスに長けている」
と記し続けている
キングマンボの筋を
太く備える馬の好走が
これだけ多いのでしょう。

父or母父が
キングマンボ系の馬を
探せ。宝塚記念の
血統ポイントの1つです。

 

 

【ポイント7】
クロノジェネシスに
待ち受ける魔のデータ
(その1)

→ドバイシーマCを
前走で使ってきた馬は
(0.1.2.6)と勝利ナシ。
今回1番人気が確実の
クロノジェネシスは
このジンクスに挑みます。

ちなみに前走国内戦で
アベレージ低調なのは
前走「目黒記念」組。
近10年(1.0.1.14)、
複勝率13%と冴えません。
他レースは大差ナシ。

 

 

【ポイント8】
クロノジェネシスに
待ち受ける魔のデータ
(その2)

→前走からの騎手の
乗替りの有無別の
近10年成績を診てください。
「乗替り無し」馬の
アベレージの方が大きく
上回っています。

 

乗替り有り 複勝率14% 3.3.4.59
乗替り無し 複勝率26% 7.7.6.56

 

クロノジェネシスは
今回、ルメール騎手に
乗替り。果たしてどう
なりますでしょうか。

 

 

【ポイント9】
「G1初優勝」の馬が
単穴を空けているG1

→タイトルどおり。
中途半端な施行時期、
特殊な舞台等を味方に
つけて「宝塚記念で
ついにG1初戴冠」を
果たした馬が、
2000年以降で下記の
7頭誕生しています。
しかも多くが人気薄。

つまり、宝塚記念=
「G1初優勝」の馬が
単穴を空けているG1、
ということなのてす。

 

01年 メイショウドトウ 2番人気
02年 ダンツフレーム  1番人気
08年 エイシンデピュティ5番人気
10年 ナカヤマフェスタ 8番人気
11年 ア-ネストリ-  6番人気
15年 ラヴリーデイ   6番人気
18年 ミッキーロケット 7番人気

 

 

 

以上9点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。