『クイーンS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「クイーンS」の
穴馬探しをお届けします。

クイーンSは
8月1日(日)に
函館芝1800mで行われる
牝馬限定の重賞です。

今週末も、平地重賞は
この1クラのみです。

例年は、札幌で
行われている当レース。
今年は舞台が函館に
替わります。

さっそく、クイーンSの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
例年は「差し馬」が
穴をつれてくる
レースだが…

→レース映像を見ると
分かりますが、この
クイーンSでは毎年の
ように差し馬が鋭い脚で
中位後方から飛んできて
馬券圏に届いています。

しかも、それが
「人気薄」のことが多い。

近10年の当レースで
5番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」12頭の
脚質を診てください。

 

11年 2着 コスモネモ 10番人気 マクリ
12年 2着 ラブフ-ル 10番人気 追込
13年 2着 スピードリ  8番人気 追込 ◆函館開催
14年 2着 アロマティ  6番人気 追込
15年 1着 メイショウ  7番人気 追込
16年 1着 マコトブリ  9番人気 先行
16年 3着 ダンツキャ 11番人気 差し
17年 2着 トーセンビ  6番人気 差し
17年 3着 クイーンズ  8番人気 差し
19年 2着 スカーレッ  5番人気 差し
19年 3着 カリビアン  9番人気 差し
20年 1着 レッドアネ 11番人気 差し

 

このように、なんと
12頭中11頭が
「差し・マクリ・追込」。
かなり極端です。

クイーンSで配当妙味を
連れてきている馬の
大半は、真ん中~後ろに
構えていた馬なのです。

クイーンSの特徴は
毎年なぜか流れが
あまりユルまない事。
結構テンから流れます。

しかも、そんな中でも
「強い先行馬」が
小回りコースを意識して
早めに動きますから
「ソコソコきつい
流れの中、強い先行馬が
弱い先行馬を強引に早めに
掃除する」事になります。、

つまり「強くない
先行タイプの伏兵馬」が
残りづらい。

そこに漁夫の利狙いで
道中ジッとしていた
無欲の差し追込穴馬が
後ろから飛んできて
2・3着をさらっていく…。

そんなパターンが多く
発生しているのです。

クイーンSで
穴を狙うならば差し馬。

函館で施行された
2013年も最後方待機の
スピードリッパーが
2着に飛んできましたし、
そもそも今の函館の芝も
差しが効く状況。

ですので、函館施行の
今年も「差し馬」に
期待しています。

 

 

【ポイント2】
G1級の格上馬が
やっぱり強いレース

→近10年の
当レース出走馬の、
前走のレース格別の
成績を診てください。

 

G1    複勝率38% 5.4.5.23
G3    複勝率20% 3.3.3.35
オープン  複勝率20% 0.1.1.8
準オープン 複勝率19% 1.2.1.17
2勝クラス 複勝率 0% 0.0.0.10

 

このように、前走で
G1を経由してきた馬が
もっとも好成績です。

G1級の馬でも斤量を
さほど背負わない
ユルめの別定設定かつ
頭数もいつも程々に
落ち着きますから、
前走でG1を使って
きたような格上級の
馬の「格」が素直に
効きやすいレースと
いう事なのでしょう。

 

 

【ポイント3】
3歳馬に注目

→近10年の馬齢別の
成績を診てください。
3歳馬がやや優勢。
5歳になるとほとんど
勝ち切れなくなり、
6歳になると馬券圏に
届かなくなります。

 

3歳  複勝率33% 3.0.1.8
4歳  複勝率29% 4.5.3.29 
5歳  複勝率26% 1.5.6.35
6歳上 複勝率 8% 2.0.0.23

 

 

【ポイント4】
今夏の函館芝1800mで
注目したい「調教」の
傾向

→今夏の函館芝1800mの
最終調教「コース別」の
成績を診てください。

 

函館芝 複勝率32% 4.5.3.26
函館ウ 複勝率21% 10.9.8.101
函館ダ 複勝率46% 2.1.2.6
札幌ダ 複勝率19% 1.2.2.22

 

函館芝で追った馬と、
函館ダートで追った馬が
好成績です。不振なのは
札幌ダートで追ったうえで
函館に輸送してきた馬。

札幌ダート=「堅い」
「走った後の反動が
出やすい」と言われる
コースですが、しかも
この場合は調教後に
函館へ輸送したうえで
レースに使いますから
さらに高リスクという
こと。人気馬も何頭か
飛んでおり要注意です。

 

 

 

【ポイント5】
今夏の函館芝1800mで
注目したい「調教」の
傾向

→今夏の函館芝1800mの
最終調教「種牡馬別」の
成績を診てください。

 

ブラックタイド 複勝率50% 1.1.1.3
キズナ     複勝率50% 1.3.0.4
ルーラ-シップ 複勝率42% 1.1.1.4
ディープ    複勝率33% 2.2.1.10
ロードカナロア 複勝率28% 1.1.0.5
エピファネイア 複勝率27% 0.1.2.8
ハ-ビンジャー 複勝率19% 1.1.2.17
ハ-ツクライ  複勝率19% 1.1.2.17
ドゥラメンテ  複勝率12% 0.0.1.7

 

出走数6以上の種牡馬を
全て記しましたが、
ディープの仔を含めた
「ディープ軍団」が
複勝率1・2・4位を独占。
いっぽう重い芝得意の
ハ-ビンジャーや
ハ-ツクライ、
ドゥラメンテが不振。

上記の血統の字面からは、
今の函館の芝=決して
重い状態ではなく、むしろ
軽快な血のほうが生きる
印象なのです。

 

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。