『関屋記念2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「関屋記念」の
穴馬探しをお届けします。

東京五輪2020が終了。
それに伴い、次週末から
再び3場開催に戻ります。
夏競馬はあと4週間です。

関屋記念は
8月15日(日)に
新潟1600mで行われる
おなじみのマイル重賞。

さっそく、関屋記念の
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
今年は荒れる?

 

→今年は例年と比べて
手薄なメンバーになった
印象です。

こうなると「荒れる
可能性」が高まるのが、
競馬のレース。

関屋記念はもともと
ローカル重賞のワリに
あまり荒れません。
実際に近10年で診ても
5番人気以下の馬の
勝利は1度だけですし、
2ケタ人気馬は1度も
馬券に絡んでいません。

ただ、それは毎年の
関屋記念が「夏の
ローカル重賞のワリに
メンバーが揃う」から。

今年は、中京記念が
マイルで行われなかった
影響か好メンバーが
揃ったとは言い難い感。
ゆえに荒れ馬券が出る
気がしてなりません。

 

 

【ポイント2】
「非サンデー系」しか
穴を提供していない

→近15年の関屋記念で
7番人気以下で3着以内に
好走した「穴馬」11頭の
父系統を診てください。

 

06年1着馬 父が非サンデー系 14番人気
06年2着馬 父が非サンデー系  8番人気
07年3着馬 父が非サンデー系 12番人気
08年3着馬 父が非サンデー系  8番人気
09年3着馬 父が非サンデー系 13番人気   
10年3着馬 父が非サンデー系 10番人気
12年3着馬 父が非サンデー系  8番人気
15年3着馬 父が非サンデー系  9番人気
16年2着馬 父が非サンデー系  7番人気
17年1着馬 父が非サンデー系  7番人気
20年2着馬 父が非サンデー系  8番人気

 

何と11頭すべて、
父が非サンデー系!

サンデー全盛の
このご時世にです。

関屋記念=
「非サンデー系」馬に
要注目の重賞なのです。

もともと、スピードが
出る野芝=非サンデーの
パワー血統馬がハバを
利かせやすい。

それでもユルい展開が
多い下級条件における
新潟マイル戦は
(野芝適性があまり
関係なくなるため)
父サンデー系の馬が
普通に強いのですが、
オープン馬が多数集い、
下級条件戦よりは流れる
うえに、前々で運ぶ馬が
粘り切るタフなレースに
なりがちな関屋記念は
野芝適性が普通に問われ、
スピードを維持する
パワーが必要になるため、
パワー寄りの馬が多い
非サンデー系の馬が
これほど多く好走して
いるのでしょう。

…そんな能書きはともかく
これほど極端すぎる
傾向が出ていますので、
とにかく「穴狙い」なら
非サンデーから入る。

傾向が途切れるまで
当欄は狙っていきます。

 

 

【ポイント3】
「中京記念好走馬」が
好走できていない

→サマーマイルシリーズが
始まった2012年以降の
関屋記念における、
「直前の中京記念で
1・2・3着だった馬」は
なんと(0.1.0.13)。

2017年に
中京記念1着 →
関屋記念2着だった
ウインガニオン以外は
下記のように全滅です。

 

12年 フラガ 中京1着 → 関屋×
12年 ショウ 中京2着 → 関屋×
12年 トライ 中京3着 → 関屋×
13年 フラガ 中京1着 → 関屋10着
13年 ミッキ 中京2着 → 関屋11着
13年 リルダ 中京3着 → 関屋×
14年 サダム 中京1着 → 関屋×
14年 ミッキ 中京2着 → 関屋8着
14年 マジェ 中京3着 → 関屋12着
15年 スマー 中京1着 → 関屋11着
15年 アルマ 中京2着 → 関屋4着
15年 ダロー 中京3着 → 関屋8着
16年 ガリバ 中京1着 → 関屋×
16年 ピーク 中京2着 → 関屋11着
16年 ケント 中京3着 → 関屋9着
17年 ウイン 中京1着 → 関屋2着
17年 ピーク 中京2着 → 関屋×
17年 ブラッ 中京3着 → 関屋15着
18年 グレー 中京1着 → 関屋×
18年 ロジク 中京2着 → 関屋×
18年 リライ 中京3着 → 関屋6着
19年 グルー 中京1着 → 関屋×
19年 クリノ 中京2着 → 関屋×
19年 プリモ 中京3着 → 関屋×
20年 メイケ 中京1着 → 関屋12着
20年 ラセッ 中京2着 → 関屋×
20年 エント 中京3着 → 関屋6着
×=不出走

 

芝の状態も気候的にも
タフな要素が多い
中京記念で好走して
サマーマイルシリーズの
ポイントを得た馬が、
シリーズ制覇を目論み
(中京記念で激走した
直後に)関屋記念へ
続戦しても、なかなか
コンディション的に厳しい、
ということなのでしょう。

また、全く同条件の
「左回りマイル」でも
中京記念と関屋記念では
好走するために必要な
素養が大きく異なる点も
当現象の要因と診ます。

しかも、今年は
中京記念が中京で行われず
小倉で行われました。
距離も1800mでした。

ですので尚更、今年は
「中京記念好走馬を
アテにできない」要素が
増えた印象。

中京記念好走馬の
評価を割引くコトから
予想作業を始めても
いいのではないでしょうか。

 

 

【ポイント4】
外枠強し

→近10年の枠別成績は
下記のとおり。外枠が
かなり優勢です。

 

1・2枠 複勝率17% 2.1.3.29
3・4枠 複勝率14% 0.2.3.31
5・6枠 複勝率13% 0.2.3.35
7・8枠 複勝率29% 8.5.1.35

 

 

【ポイント5】
牝馬強し

→夏真っ盛りのレース、
しかもマイルの距離。
牝馬が牡馬と互角以上に
走れる要素が揃います。
ゆえに当レースは牝馬が
伝統的に強い傾向がアリ。

近10年の牡牝別の成績は
下記のとおりです。

 

牝   複勝率29% 2.4.4.25
牡セン 複勝率16% 8.6.6.105

 

 

【ポイント6】
前走大敗馬の巻き返しは
厳しい

→近10年の当レースの
「前走2ケタ着順」馬の
成績は(2.2.0.44)。

ちなみに連対した4頭は
12年のドナウブルーと
エーシンリターンズ、
18年マルターズアポジ-、
昨年のトロワゼトワル。

この4頭のうち
前走で左回りマイルを
使っていた馬が3頭、
父非サンデー系が3頭、
G1で4着内の好走実績が
ある馬も3頭いました。
「前走2ケタ着順」馬を
あえて狙うなら、この
あたりがポイントです。

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。