『東京スポーツ杯2歳S2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「東京スポーツ杯2歳S」の
穴馬探しをお届けします。

東京スポーツ杯2歳Sは
11月20日(土)に
行われる2歳のG2です。

昨年はダノンザキッド、
一昨年はコントレイルが
1番人気に応えて快勝。

今年から「G2」に
格上げされました。

 

土曜施行の一戦ですので
さっそく当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
前走の「上がり脚」の
速さに注目

 

→このレースは毎年、
テン~中盤で流れが
ユルみます。

しかも舞台は直線の
長い東京。ですから
直線でハイレベルな
瞬発力が必要です。
典型的なスローからの
上がり勝負になりがち。

ですから、この
レースで好走するために
何よりも必要なのは
「速い上がり脚」です。

よって、当レースでは
「前走で最速or凖最速の
上がり脚を使った馬」が
非常によく好走します。

近10年の当レースで
馬券圏に好走した30頭の
「前走の(出走馬中での)
上がり順位」を診て下さい。

 

11年1着馬(1)  1位
11年2着馬(10)  1位
11年3着馬(12)  1位
12年1着馬(1)  1位
12年2着馬(3)  1位 
12年3着馬(7)  1位 
13年1着馬(2)  2位
13年2着馬(4)  1位 
13年3着馬(5)  1位 
14年1着馬(2)  2位
14年2着馬(1)  1位 
14年3着馬(9)  1位 
15年1着馬(4)  2位
15年2着馬(2)  1位 
15年3着馬(6)  5位
16年1着馬(2)  1位
16年2着馬(4)  2位 
16年3着馬(1)  1位 
17年1着馬(1)  2位
17年2着馬(2)  1位
17年3着馬(3)  4位
18年1着馬(1)  2位
18年2着馬(2)  4位
18年3着馬(3)  1位
19年1着馬(1)  1位
19年2着馬(2)  1位
19年3着馬(3)  1位
20年1着馬(1)  1位
20年2着馬(5)  2位
20年3着馬(3)  1位
(カッコ数字)は人気順

 

このように全30頭中、
じつに27頭が前走で
最速(1位)または
凖最速(2位)の末脚で
好走していた馬でした。

前走上がりの速かった
馬が好走するレースは
たしかに多いですが、
さすがにこれほどの
「偏り」があるレースは
珍しい。

しかも、好走した穴馬で
この点を満たしている
馬が多い点も、注目に
値します。14年3着の
ソールインパクトなどは
前走最速上がりで1着→
今回9番人気で3着。

まだ実戦経験の乏しい
2歳馬のレースですから、
直近レース=前走で
速い上がりで上がって
きた事が、当レースで
何よりの武器と化して
いるのでしょう。

ともあれこのレースは
シンプルに、出走各馬の
前走の上がり脚の速さに
要注目です。

 

 

【ポイント2】
キャリアが少ない馬が
断然優勢

→近10年の出走馬の
キャリア別・成績は
下記のとおりです。
キャリア2戦以下の馬の
好走確率が非常に高く
なっており、ほとんど
トリプルスコアの状況。

 

2走以下 複勝率36% 7.10.7.42
3走以上 複勝率11% 3.0.3.48

 

 

【ポイント3】
1枠が異常に強い

 

→近10年の出走馬の
枠別・成績は下記の
とおり。1枠の成績が
際立っています。

 

1枠 複勝率64% 4.0.3.4
2枠 複勝率21% 0.3.0.11
3枠 複勝率29% 2.0.2.10
4枠 複勝率 0% 0.0.0.15
5枠 複勝率20% 0.2.1.12
6枠 複勝率25% 2.0.2.12
7枠 複勝率22% 1.2.1.14
8枠 複勝率29% 1.3.1.12

 

Cコース最初の日に
行われるからなのか、
はたまた開催7週目で
内々が踏み固められて
くるからか、要因は
恐らくどちらかですが
このように1枠馬が
圧倒的なアベレージで
走っています。

昨年は1枠に入った
2番人気の馬が6着に
凡走しましたが、
昨年は例年以上に
荒れていた馬場状態。
さすがにあの馬場では
内は利きませんでした。

今年の東京の芝は
「普通状態の馬場」。
また元の傾向に戻る
可能性はあるでしょう。

 

 

【ポイント4】
最終調教でも
「上がり脚の速さ」に注目

→【ポイント1】で速い
上がり脚が武器となる
レースと記しましたが、
その片鱗を最終調教の
段階で既に示していた
馬が、本番レースでも
よく走っています。

近10年の出走馬の
最終調教の終い1Fの
時計別・成績を診て
ください。

 

12秒4以下   複勝率44% 3.3.2.10
12秒5~12秒9 複勝率23% 2.0.1.10
13秒0以上   複勝率21% 0.2.2.15

 

このように、タイムが
12.4秒よりも速かった
馬の成績が優勢です。
12秒5以上かかった
馬たちと比べて、ほぼ
ダブルスコアの状態。

最終調教の段階で、
「レースでも終いの脚が
伸びてきそうな馬」が
ある程度は読み取れる
レースというワケです。

 

 

【ポイント5】
「逃げた馬」が
15年連続で凡走中

 

→2005年に逃げ切った
フサイチリシャールを
最後に「逃げた馬」は
近15年続けて4着以下に
沈んでいます。

 

05年 フサイチリシ  1着
———————–
06年 トーセンクラ  4着
07年 ダンツキッス  9着
08年 ヒラボクエク  9着
09年 サンディエゴ  4着
10年 ショウナンカ  13着
11年 キープビリー  12着
12年 ロードシュプ  15着
13年 オールステイ  13着 
14年 マイネルシュ  12着
15年 キラージョ-  4着
16年 マイネルエパ  9着
17年 コスモイグナ  6着
18年 トーラスジェ  12着
19年 マイネルデス  6着
20年 レインフロム  8着

 

毎年1枠が強く、
しかも馬場の内を通った
馬に利がある一戦ですが
だからといって、枠を
利して逃げた馬が優勢と
いうワケではありません。

今年は馬場も馬場ゆえ
いつも以上に逃げた馬は
厳しいと診ています。

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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