『朝日杯FS2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「朝日杯FS」の
穴馬探しをお届けします。

朝日杯FSは
12月19日(日)に
阪神芝1600mで行われる
2歳限定のマイルG1です。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします

なお、このレースは
舞台が中山から
阪神に移って
今年で8年目。

したがって、
今回ご紹介するデータは
すべて、阪神移行後の
近7年のレース成績を
もとにしたものと
なります。

巷では、中山時代も
含めた「近10年」で
紹介されている
遺憾なデータも
少なくありません。
ご注意ください。

また当レースは昨年、
会員様向け推奨馬として
グレナディアガーズを
「単独推奨馬」として
お伝えしたレースです。
7番人気、単勝1750円。

よって昨年の考察時に
用いた予想プロセスも
あえて引き続き使いながら、
考察を進めていきます。

 

 

【ポイント1】
阪神移行後は
好走馬の「前走履歴」が
パターン化している

→近7年の好走馬21頭の
前走履歴を診てください。

 

14年1着馬 ○
14年2着馬 
14年3着馬 ●
15年1着馬 ※
15年2着馬 ●
15年3着馬 ▼
16年1着馬 ○
16年2着馬 ▼
16年3着馬 ●
17年1着馬 ●
17年2着馬 ●
17年3着馬 ▼
18年1着馬 ●
18年2着馬
18年3着馬 ●
19年1着馬 ●
19年2着馬 ▼
19年3着馬 ※
20年1着馬 ※
20年2着馬 ●
20年3着馬 ●

 

●=前走で東京・京都・
阪神のマイル重賞に出走、
馬券に絡んだ馬。

▼=前走で京王杯2歳Sに
出走、馬券に絡んだ馬。

○=前走で東京マイルの
1勝クラスに出走、
最速(または準最速)の
上がりで勝ってきた馬。

※=前走で新馬戦、
または未勝利戦に出走、
最速上がりで勝ってきた
馬です。

このように、
阪神以降後の近7年は
好走馬の「前走」の
パターンが、ほぼ
●▼○※の4つに
限られています。

上記21頭中19頭が
いずれかに該当します。

●=東京、京都外回り、
阪神外回りでの
2歳マイル重賞で馬券圏に
好走してきた馬。

つまり、阪神移行後の
当レースと同質の
レースで好走してきた
コトになりますから、
ココで再好走する馬が
必然的に多くなります。

▼=京王杯2歳Sは
近年は上がり勝負が
かなり増えているレース。
よって、朝日杯へ向けて
格好の予行演習となっている
面があるのでしょう。

○=高レベルの面子が
集い、流れも今回と
似る「東京マイルでの
1勝クラス」を、速い
上がりで勝ってきた
馬も侮れません。

※=前走未勝利勝ちの
馬の場合、その時が
最速上がりだった事が
今回好走の条件となって
います。

当レースが阪神に
舞台を移して以降は、
●▼○※印のいずれかに
該当する馬の独壇場と
なっているのです。

じつは、
今年は上記4パターンに
該当する馬が
かなり少ない年。

ですので当項目からは、
かなり「候補」が
絞れるコトになります。

 

 

【ポイント2】
阪神に移行後、
関東馬が
よく好走している

→阪神移行後、7年間の
東西所属別の成績を
診てください。

 

関東馬 複勝率25% 3.1.2.18
関西馬 複勝率16% 4.6.5.76

 

このように、
関東馬の成績が良好。
関西施行のG1としては
異例の傾向と言えます。

ただ、この「要因」は
明白です。

関東では、すぐ翌週に
同じ2歳牡のG1レース・
ホープフルSが組まれて
います。

ですので関東馬は本来、
今週わざわざ関西に
遠征してこなくとも、
次週のホープフルSに
出走するのが「無難な
選択」。

しかも、年が明けての
皐月賞&ダービーも
関東で行われますから、
この時期に関西へ運ぶ
「練習」をする必要も
特にありません。

にもかかわらず
わざわざ関東馬が
関西で行われる朝日杯に
遠征してくる=それだけ
「勝負気配」が強い証と
言えますし、2000mより
マイルが向く馬を慎重に
見極めて関西に連れて
きている証とも言えます。

7年で6頭の関東馬が
馬券絡み。つまり
ほぼ毎年1頭は関東馬が
馬券に絡んでいるのです。

いずれにせよ関東馬の
勝負気配には要注意。

 

 

【ポイント3】
大穴が空いた時の
「共通項」とは

→阪神以降後、近7年の
当レースで2ケタ人気の
超大穴が馬券に絡んだのは
下記4頭。

 

14年 アルマワイオリ 2着 14人気
15年 シャドウアプロ 3着 11人気
16年 ボンセルヴィ- 3着 12人気
19年 グランレイ   3着 14人気

 

この4頭には「共通項」が
あります。前々走または
前走で芝1400m戦を使い
しかも好位 or 中位から
差して勝っているのです。

 

14年 アルマワイ 前々走1400mで中位差し1着
15年 シャドウア 前々走1400mで好位差し1着
16年 ボンセルヴ 前々走1400mで好位差し1着
19年 グランレイ  前走1400mで好位差し1着

 

「直近2走」で
1400m勝ちの履歴=
距離適性の印象的に、
朝日杯では人気を下げて
いるとも言えます。

ともあれ当レースで
この履歴は消し材料とは
ならず、むしろ穴探しの
有用なポイントとなると
いうコト。穴党の方は
ご注目ください。

昨年も、人気順は
7番人気でしたが
当項目にドンピシャで
該当した伏兵馬の
グレナディアガ-ズが
勝利しています。

 

 

【ポイント4】
阪神芝1600m戦の
最近の「調教傾向」

→Bコースに替わった
近2週=12月4日以降の
阪神芝1600m戦に
おける、最終調教の
「コース別・成績」を
診てください。

 

栗東CW 複勝率45% 1.2.2.6
栗東坂  複勝率12% 2.1.1.29
—————————
美浦W  複勝率40% 1.1.0.3
美浦坂  出走なし
—————————
ポリ   複勝率 0% 0.0.0.3

 

このように栗東でも
美浦でも、とにかく
「ウッド追い」組が
坂路組を圧倒中です。

3連続開催特有の
荒れ馬場ですので、
ポリトラックを除く
平地コースで追い切った
馬の「総合力」が活きる
状況となっている、と
いうことでしょうか。

ともあれ
これほど極端な結果が
出ていますので
要チェックでしょう。

 

 

【ポイント5】
阪神に移行後、
パワー血統が
大穴を空けている

→近7年の当レースで
9番人気以上の大穴馬が
5頭好走していますが
いずれも、父が相当な
パワー系の馬でした。

 

14年2着 アルマワイ 父マツリダゴッホ 14番人気
15年3着 シャドウア 父ジャングルポケ 11番人気
16年3着 ボンセルヴ 父ダイワメジャー 12番人気
18年2着 クリノガウ 父スクリーンヒー 9番人気
19年3着 グランレイ 父ルーラーシップ 14番人気

 

説明不要でしょう。
パワー種牡馬だらけ。
一昨年もルーラーシップの
産駒が3着激走しました。

瞬発力で軽快にキレる
人気上位馬に対するには、
同類のポテンシャルでは
ダメ。まったく反する
素養でこそ勝負になる、
ということでしょうか。

特に今年は、例年以上に
馬場が疲弊していますので
当傾向がより肝要になる
可能性は大でしょう。

 

 

以上5点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

データ競馬:TARGET frontier JV


・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
・予想するレースが行われるコースにおける、騎手・調教師・種牡馬の傾向を調べたい
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などなど。

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