『中山金杯2021の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「中山金杯」の
穴馬探しをお届けします。

中山金杯は
年明け1月5日(水)に
中山の芝2000mで
新春恒例のG3重賞です。

一年の計は金杯にあり。
金杯で、乾杯。

2022年最初の重賞で、
皆様の馬券も
好スタートを切って
頂きたいと思います。

早速、中山金杯の
レース傾向を幾つか
お伝えしましょう。

 

 

【ポイント1】
前走「GI」出走馬は
嫌って妙味アリ

→中山金杯は
「前走GI出走馬」が
苦しむレースです。

近10年の中山金杯で
『前走でGIに出走して
いた馬』は下記19頭。
全成績を診てください。

 

12年アクシオン     13着 11人気 前走秋天  
13年ジャスタウェイ   3着  1人気 前走秋天
14年ケイアイチョウサン  5着  3人気 前走菊花賞
14年レインススティック 10着 11人気 前走秋天
15年ロゴタイプ     2着  1人気 前走マイルCS
15年マイネルフロスト  6着  8人気 前走菊花賞
15年アンコイルド    12着 14人気 前走JC
15年ラブイズブーシェ  14着  3人気 前走秋天
16年ブライトエンブレム  6着  2人気 前走菊花賞
18年カデナ       10着  5人気 前走秋天
19年ウインブ      1着  3人気 前走マイルCS
19年タイムフライヤー   5着  2人気 前走菊花賞
19年コズミックフォース 13着  6人気 前走菊花賞
20年ザダル       8着  3人気 前走菊花賞
20年カデナ       11着  7人気 前走秋天
21年カデナ       11着  6人気 前走秋天
21年リュヌルージュ   15着 12人気 前走エリ女
21年ディープボンド   14着  2人気 前走菊花賞
21年ダーリントンホール 17着 10人気 前走ダービー

 

このように(1.1.1.16)。
直近でGIに出走した
格上馬としては明らかに
寂しい成績です。

昨年などは4頭の
「該当馬」が出走して、
全部11着以下(!)に
トビました。

さらにポイントなのは
「前走G1出走馬」=
過剰に人気を背負う事が
多いコト。

上記19頭中、半数超の
10頭が1~5番人気の
いわゆる人気馬でした。
その点を鑑みると
(1.1.1.16)の成績は、
さらにヒドく感じます。

前走GI出走=前走で
「秋の目イチ勝負」を
終えてきた馬ですから、
年明けのココではすでに
余力に乏しかったり、
あるいはGI後に休みを
挟んで目下の体調がまだ
ピークでないコトが多く
苦戦しがちなのでしょう。

 

 

【ポイント2】
「距離短縮馬」が
全然走れないレース

→近10年の、前走からの
距離延長&短縮別の
成績を診てください。

 

前走と同距離   複勝率23% 7.5.7.63
前走から距離延長 複勝率18% 2.5.3.46
前走から距離短縮 複勝率 5% 1.0.0.19

 

このように前走でも
2000mを使っていた馬、
あるいは2000mよりも
短い距離を使っていて
今回2000mに延長した
馬が好アベレージ。

逆に短縮組がこのように
大苦戦。前走で長めの
距離を使ってくると、
中山芝2000mの忙しい
流れへの対応がなかなか
難しいのかもしれません。

 

 

【ポイント3】
超ベテラン不振

→7歳以上の馬が
近10年(1.0.3.59)、
複勝率6%と不振。
明け4歳~6歳に
大差はありませんが
7歳を超えると大きく
成績が下がります。

 

 

【ポイント4】
ハンデ「増」の馬が
圧倒的に強い

→近10年の
前走からの「斤量」の
増減別成績は、下記の
とおりです。

 

前走から斤量増 複勝率57% 8.4.4.12
前走と同斤量  複勝率11% 0.4.3.57
前走から斤量減 複勝率11% 2.2.3.59

 

このとおり、前走から
斤量が増えた馬が
断トツの好アベレージ。
しかも8勝しています。

一昨年のトリオンフや
18年のウインブライトの
ように、実力上位馬が
ハンデ戦ゆえの重めの
ハンデを背負わされるも
実力の高さでクリアして
勝ち切ってしまう事が
多いレース、という事。

また、17年の
ツクバアズマオーや
16年ヤマカツエースの
ように「前走を勝った
目下好調馬」が、その
近況の充実度が評価され
前走よりも少し重い
ハンデを背負わされるも
目下の好調度で跳ね返して
走ってしまうケースも
少なくありません。

いずれにせよ、
中山金杯における
「前走から斤量が
増えた馬」には、
何らかのポジティブな
理由が隠されている、
ということ。注目です。

 

 

【ポイント5】
牝馬不振

→近10年(0.0.0.8)。
それだけタフな質の
重賞レース、という
ことなのでしょう。

 

 

【ポイント6】
極端な「枠」傾向に
要注意

→近10年の枠別・成績を
診てください。

 

1・2枠 2.5.3.26 複勝率28%
3・4枠 5.1.3.30 複勝率23%
5・6枠 3.3.3.30 複勝率23%
7・8枠 0.1.1.42 複勝率 5%

 

さすがに、これほど
極端な枠傾向が出ている
重賞も珍しいでしょう。
7・8枠が大不振です。
なんと複勝率5%!

年末はAコース施行の
中山芝ですが、年が
明けるとCコース施行に
替わります。この馬場の
設定変更により、馬場の
内側に状態の良い走路が
現れる事、内ラチが外へ
張り出すため外を回ると
大回りを強いられて
苦しくなるコトなどが
この事象の要因でしょう。

外枠の馬は、一律で
少し評価を割り引く。

中山金杯は、
それくらいで丁度いい
レースです。

 

 

 

以上6点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

◆中山金杯   【ポイント1/前走GI出走馬 ~軽視馬として~】
           ヴィクティファルス
           シャムロックヒル
           ステラヴェローチェ
           ト-センス-リヤ
           ロザム-ル     (以上5頭)

         【ポイント2/距離短縮馬 ~軽視馬として~】
           アドマイヤアルバ
           ヴィクティファルス
           オウケンムーン
           シャムロックヒル
           ステラヴェローチェ
           タガノディアマンテ
           ブレステイキング  
           ロザム-ル     (以上8頭)

         【ポイント3/年が明けると7歳以上の馬 ~軽視馬として~】
           アドマイヤアルバ
           アールスター
           ウインイクシード
           オウケンムーン
           サトノクロニクル
           ト-センスーリヤ
           プレステイキング
           レッドガラン  (以上8頭)

 

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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