『NHKマイルC2022の穴馬探し予想PART1』シベリアン

「NHKマイルC」の
穴馬探しをお届けします。

NHKマイルCは
5月8日(日)に
東京マイルで行われる、
3歳限定のG1レース。

次週末から5週連続、
東京競馬場で
G1レースが行われます。

さっそく、当レースの
ポイントをお伝えします。

 

 

【ポイント1】
要注目!
NHKマイルCの
「穴パターン」

→まずは近10年の
東西別成績を診てください。
下記のように全く互角。

 

関西馬 複勝率17% 6.4.8.91
関東馬 複勝率17% 4.6.2.59

 

しかし、近10年の
馬券圏好走30頭のうち
「前走から、騎手が
乗り替わった馬」に
注目するとハナシは
変わってきます。

近10年好走馬30頭の
うち「前走から騎手が
乗り替わった馬」は
下記12頭でしたが
そのうち11頭が
関西馬だったのです。

一昨年1・2・3着馬、
その前年の2・3着馬も
コレに該当していました。

 

12年2着馬 ☆ 松岡→ウィ  3番人気
14年2着馬 ★ 川田→三浦 17番人気
14年3着馬 ★ 浜中→蛯名 12番人気
16年3着馬 ★ 内博→福永 12番人気
18年1着馬 ★ 戸崎→藤佑  6番人気
18年2着馬 ★ バル→デム  2番人気
18年3着馬 ★ デム→岩田  9番人気
19年2着馬 ★ 北友→石橋 14番人気
19年3着馬 ★ シュ→アヴ  7番人気
20年1着馬 ★ 武豊→デム  9番人気
20年2着馬 ★ 武豊→ルメ  1番人気
20年3着馬 ★ 岩田→福永  6番人気

★=関西馬 
☆=関東馬

 

しかも★印11頭には
「人気薄」が多い。
11頭中9頭が6番人気以下。

つまり前走から騎手が
乗り替わった関西馬=
当レースであまり
人気にならないものの、
人気以上に当レースで
快走しているので要注目、
ということ。

もともと
力のある関西馬が
近況は様々な要因で
くすぶっていたものの、
鞍上交替で新味が出て
快走しやすいG1という
コトなのでしょうか。

G1での騎手の乗替り=
「プラス材料」として
捉えられることがあまり
ありませんが、この
レースに限っては違います。
穴狙いの方は、この点に
注目してみるのも一興。

 

 

【ポイント2】
逃げて好走するには
血統「条件」がある

→近10年の当レースで
「逃げた馬」の成績は
(3.1.1.5)。

ハイペースになりがちな
タフなレースで
よく健闘している印象で、
ならば逃げそうな馬も
押さえておくか、と
思ってしまいそうですが…。

馬券圏に粘走した
「逃げた馬」5頭の
血統プロフィールを
診てください。

 

12年/逃げて1着(1番人気)ダイワメジャー産駒
14年/逃げて1着(1番人気)ディープ産駒
16年/逃げて1着(1番人気)ダイワメジャー産駒
17年/逃げて3着(6番人気)ダイワメジャー産駒
20年/逃げて2着(1番人気)ダイワメジャー産駒

 

上記5頭のうち
4頭がダイワメジャー産駒。
4頭が1番人気。

つまり「パワー」を
十二分に備えている
ダイワメジャー産駒なら
当レースの厳しい流れに
耐えて逃げ粘ることが可。

また「実力の高さで
押し切る」こともできる
実力馬=1番人気馬なら
逃げ粘ることが可。

逆に言えば、そんな
プロフィールに該当する
馬でないと、なかなか
逃げは決まらないタフな
レースという事なのです。

逃げ馬が気になる方は
ぜひご参考にどうぞ。

 

 

【ポイント3】
デピュティミニスター系が
よく走るレース

→NHKマイルCは
父or母父系が
デピュティミニスター系の
馬の好走が多いG1です。
近10年で下記7頭の
該当馬が馬券圏に好走。

 

13年1着 ☆ マイネルホウ  10番人気
13年2着 ★ インパルスヒ  6番人気
15年1着 ★ クラリティス  3番人気
15年3着 ☆ ミュゼスルタ  3番人気
16年3着 ☆ レインボーラ  12番人気
17年1着 ★ アエロリット  2番人気
18年2着 ☆ ギベオン    2番人気

★=父デピュティミニスター系
☆=母父デピュティミニスター系

 

当系統の出走数じたい
さほど多くないですから
上記ペースで該当馬が
走っているのは
特筆すべきと言えます。

しかも上記7頭中、
「1番人気」はゼロ。

上記以前の2007年に
好走したピンクカメオや
2001年に好走した
グラスエイコウオーらも
「超穴馬」でした。
穴を探したい方にとっても
当項目は要注目です。

デピュティミニスター~
フレンチデピュティ~
クロフネへと続く筋=
もともと東京芝1600m・
1800m戦で強い筋。

しかもNHKマイルCは
締まった流れになります。
好走するためにパワーが
相当要ります。ですから
スピードと共にダート的な
馬力を存分に備えている
デピュティミニスター系の
血が活きるのでしょう。

近年は目ぼしい該当馬の
出走馬がありませたでしたが
今年は該当馬が出走予定。
注目です。

 

 

【ポイント4】
前走「重賞」経由馬が
圧倒的に優勢

→単純なハナシですが
傾向クッキリですので
あえて掲載。当レースは
前走で重賞を使ってきたか
非重賞を使ってきたかで、
明暗が分かれます。

近10年「前走別」成績を
診てください。重賞を
前走で使ってきた馬が
圧倒的に優勢。

 

前走重賞  複勝率18% 10.8.10.124
前走非重賞 複勝率 7% 0.2.0.26

 

ただ「前走非重賞」で
馬券圏に好走した2頭は、
ともに超人気薄でした。

 

14年2着 タガノブルグ  17番人気
17年2着 リエノテソーロ 13番人気

 

ダメもとで大穴のヒモを
狙いたい!という方は
「前走非重賞組」に
注目する策も一興かも
しれませんが、その率は
非常に低いとは言えます。

 

 

【ポイント5】
牝馬が好調

→近10年の牡牝別の
成績を診てください。
牝馬が好況です。

 

牝 複勝率23% 2.4.1.23
牡 複勝率15% 8.6.9.127

 

 

【ポイント6】
キャリア8走超の馬が
不振

→近10年の
「キャリア別」の成績を
診てください。8走を
すでに超えている馬の
成績が低調です。

 

7走以下 複勝率20% 9.9.9.110
8走以上 複勝率 7% 1.1.1.40

 

 

【ポイント7】
「距離短縮馬」が好調

→近10年の
前走距離別の成績を
診てください。前走で
マイルより長い距離を
使っていた馬の成績が
好況です。

 

前走1400m以下 複勝率10% 1.2.1.35
前走1600m   複勝率14% 6.3.5.83
前走1800m以上 複勝率27% 3.5.4.32 

 

「距離ぶん以上の
スタミナ」が必要と
よく言われるのが
東京マイル戦ですが、
その傾向を分かりやすく
示しているのがこの
データと言えましょう

 

 

以上7点を鑑みたうえで
今年の推奨馬をPART2で
会員様にお伝えします。

PART2・穴馬結論編に続きます。

 

 

NHKマイル ポイント1~3 該当馬

【ポイント1/前走から騎手が替わる予定の関西馬】 4頭
  オタルエバー   幸→横山和
  カワキタレブリー 藤岡康→菅原明
  セリフォス    Cデムーロ→福永
  ソリタリオ    横山武→鮫島駿

【ポイント2/逃げor番手先行実績のあるダイワメジャー産駒】 2頭
  マテンロウオリオン
  セリフォス 

【ポイント3/父or母父系デピュティミニスター系】 2頭
  アルーリングウェイ
  ダンテスヴュー

投稿者プロフィール

シベリアン
シベリアン
高い情報収集能力で他を圧倒する予想家
2010年に発表した競馬教材「マグマの法則」が異例の大ヒットとなり業界で一躍有名に。高い情報収集能力から導き出される論理的な予想と、読み込ませる文章力にファンが多い。ザ・シークレット・ホースで『穴馬結論編』を公開中。

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